こんにちは。Shikokuレールノート、運営者の「よんてつ」です。
香川県の高松から、島根県の「縁結びの聖地」出雲大社へ行こうと考えた時、どうやって行くのがベストか悩みますよね。高松から出雲大社への行き方を調べると、片道約270kmというなかなかの距離。車での所要時間や高速料金も気になりますし、JR(電車)やバスでのアクセスも選択肢に入ってきます。「日帰りで行けるのか?」「結局、料金はどれが一番安いの?」と、気になることは多いかなと思います。
特に、私のような鉄道好きとしては「JRで行く場合、岡山での乗り換えが大変そう」「特急やくもって快適なのかな?」といった疑問や、逆に「車で行く方が自由度も高いし安いんじゃないか?」という現実的な悩みも出てきます。
この記事では、そんな高松から出雲大社へのアクセスについて、鉄道好きの視点も交えつつ、主要なアクセス方法(JR・車・バス)を徹底的に比較します。その上で、特にJRを利用した快適な旅のプランについて、詳しく掘り下げていきますね。
- JR(電車)での具体的な乗り換えステップと所要時間
- JRと車、バスツアーの料金やメリット・デメリットの比較
- 高松からの日帰り旅行は現実的に可能なのか
- あなたの旅の目的に合わせた、最適なおすすめアクセス方法
高松から出雲大社へJRで行く快適旅

高松から出雲大社を目指すなら、私としてはJR(電車)での移動がとてもおすすめです。確かに車(自家用車)と比べると移動時間は長くなります。ですが、往復6時間以上の運転から解放されるストレスフリーな時間や、瀬戸大橋を渡る時の車窓、そして「特急やくも」でのんびり過ごす時間は、旅そのものの満足度を格段に上げてくれるんですよね。
ここでは、JRを使った場合の具体的なルートや料金、そして快適に旅するためのポイント(電車の選び方など)を詳しく見ていきましょう。
JRでの行き方 3ステップ解説
まず大前提として、高松からJRで出雲大社へ向かう場合、残念ながら直通の列車はありません。必ず本州側の「岡山駅」で乗り換えが発生します。
さらに、JR線の終着点は「出雲市駅」です。出雲大社本体はそこから少し離れているため、最後の「1マイル」をバスなどで移動する必要があります。この流れを、大きく以下の3ステップで押さえておくと分かりやすいです。
JR利用の3ステップ
- 【高松駅 → 岡山駅】瀬戸大橋を渡る(快速マリンライナー)
- 【岡山駅 → 出雲市駅】山陰へ向かう(特急やくも)
- 【出雲市駅 → 出雲大社】最後の移動(路線バス or 一畑電車)
この3ステップを合計すると、乗り換えの待ち時間も含めて、片道の総所要時間はおよそ5時間〜5時間半を見ておくと安心です。高松を朝早く出れば、お昼過ぎには出雲大社に到着できるイメージですね。
高松から岡山へ(マリンライナー)

最初のステップは、高松駅から岡山駅への移動です。ここでおなじみなのが、JR四国とJR西日本が誇る「快速マリンライナー」ですね。
何と言っても、瀬戸大橋を渡るこの区間は旅のハイライトの一つ。天気が良ければ、瀬戸内海の美しい島々を眼下に眺めながら、約50分~1時間ほどの快適な移動が楽しめます。
本数も多く、基本的には自由席でも座れることが多いかなと思います(※朝夕の通勤時間帯は混雑します)。片道の運賃は1,660円(自由席利用時)です。
マリンライナーをより楽しむには?
もし旅の気分を盛り上げたいなら、指定席やグリーン車もおすすめです。高松から岡山へ向かう場合、1号車(2階建て車両)は最後尾に連結されています。この車両の1階は指定席、2階はグリーン席(パノラマ席含む)です。
岡山からはこの車両が先頭になり進行方向が変わるため、グリーン席の最前列では運転席越しの景色が楽しめますよ(高松発の時点では後方展望になります)。利用の際は「e5489」などで確認してみてくださいね。

岡山から出雲市へ(特急やくも)

本州の玄関口・岡山駅に着いたら、いよいよ山陰方面へ向かう「特急やくも」に乗り換えます。これが2番目のステップです。
「やくも」は、岡山と出雲市を結ぶ唯一の特急列車で、所要時間は約3時間~3時間20分ほど。中国山地の山間部を縫うように走るため、以前は「振り子式」という車体を傾ける車両(381系)が使われていて、その揺れが名物(?)でもありました。
ですが、2024年からは新型車両(273系)が順次導入されています。この新型やくもは、揺れを大幅に軽減する新しい技術が使われていて、座席も快適性が格段にアップしています。3時間の長丁場も、車窓から中国山地の景色を眺めていると、だんだんと「山陰に来たな」という気分が高まってきて、あっという間に感じるかもしれません。

出雲市駅から出雲大社へのバス
JRの旅は「出雲市駅」でゴールとなります。ですが、目的地の出雲大社はここから約8kmほど離れています。
最後のステップとして、出雲市駅のバスターミナル(北口)からバス(一畑バス)に乗車します。「出雲大社行き(または日御碕行きなど)」に乗れば、約25分ほどで出雲大社の「正門前」バス停に到着します。料金は530円です。
代替案:一畑電車(ばたでん)

もう一つの方法として、「一畑電車(ばたでん)」というローカル電車で行く方法もあります。
JR出雲市駅に隣接する「電鉄出雲市駅」から乗車し、途中の「川跡駅」で一度乗り換えて「出雲大社前駅」で下車します。所要時間は約35分(乗換含む)、料金は550円です。
レトロで趣のある駅舎や車両が魅力的なので、時間に余裕があってローカル線の旅も楽しみたい方にはこちらもおすすめですが、利便性や速さを考えると、バスの方が乗り換えなしで正門前に着くので、初めての方にはバス利用が推奨されますね。

JRの料金と宿泊パック情報
気になる料金ですが、高松から出雲市駅までJRを利用した場合、片道の総額(目安)は以下のようになります。
JR利用の片道料金(目安)
- ① 高松→岡山(マリンライナー自由席):1,660円
- ② 岡山→出雲市(やくも指定席):7,220円(運賃+特急料金)
- ③ 出雲市駅→出雲大社(バス):530円
合計(片道): 約9,410円
往復では約18,820円となりますね。これは、後述する車1名で移動する場合の総費用(約18,000円)とほぼ同額か、少し安いくらいの価格帯です。
JR利用は「宿泊パック」が最強
ここでJR利用の大きなメリットが出てきます。それは「JR+宿泊パック」が使えることです。
JTBや日本旅行などの旅行会社が提供しているプランを利用すると、往復のJRチケット(マリンライナー+やくも)と、出雲市駅周辺や、少し足を延ばして「玉造温泉」などの宿泊がセットになって、別々に手配するよりかなりお得になるケースが多いです。
片道5時間以上かかることを考えると、日帰りも不可能ではありません(始発で行って最終で帰るなど)が、現地滞在が5時間ほどと非常に慌ただしくなります。せっかくなら1泊して、ゆったりと参拝し、翌日は松江観光なども楽しむのが、体力面でも満足度でもおすすめのプランですね。
お得なきっぷについて
JR西日本のネット予約サービス「e5489(いーごよやく)」を利用すると、「eきっぷ」や「WEB早特」などの割引が適用される場合があります。旅行の際は、こうした割引情報もチェックしてみると良いかもしれません。
※料金やプランの詳細は、ご利用になる旅行会社やJRの公式サイトで最新の情報をご確認ください。

高松から出雲大社の他アクセスと比較

JRでの快適な旅をご紹介しましたが、もちろん他のアクセス方法にもそれぞれのメリットがあります。特に「日帰りで行きたい」「とにかくコストを抑えたい」「大人数で行く」といった場合は、車やバスツアーが有力な選択肢になります。
ここでは、高松から出雲大社への他の行き方(車・バス)と、JRを公平に比較検討してみましょう。
| 移動手段 | 所要時間(片道) | 料金(往復目安) | 日帰り | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| JR(電車) | 約5時間~ | 約18,000円~ | △ 困難 | 快適性が高い、宿泊パックが豊富 | 料金が高額、時間が最長クラス |
| 車(自家用車) | 約3時間15分~ | 約18,000円~ | ◎ 可能 | 自由度が高い、複数人なら最安 | 全行程の運転負担 |
| 日帰りバスツアー | 終日 | 約9,000円~ | ◎ 最も手軽 | 乗換・運転不要、料金が割安 | 現地滞在時間が固定(短い) |
| 高速バス(路線) | 約6~7時間~ | 約14,000円~ | × 不可能 | (メリット特になし) | 直行便がなく乗換必須、時間がかかる |

車での所要時間と高速料金

高松から出雲大社へ車(自家用車)で行く場合、所要時間は片道約3時間15分~3時間半ほどです。JR(約5時間)と比べると、車の方が1時間半以上早いという結果に。これは大きなアドバンテージですね。
推奨ルートは以下の通りです。
高松中央IC →(高松道)→ 坂出JCT →(瀬戸中央道)→ 倉敷JCT →(山陽道)→ 岡山JCT →(岡山道)→ 北房JCT →(中国道)→ 落合JCT →(米子道)→ 米子JCT →(山陰道)→ 出雲IC
気になる料金シミュレーション(目安)は以下の通りです。
車での往復総費用(目安)
- 高速料金(ETC利用): 約5,910円 × 2 = 約11,820円
- ガソリン代(往復): 約6,215円
(往復約537km ÷ 燃費15km/L × 173.6円/L で仮定)
往復合計(目安): 約18,035円
※料金はあくまで目安です。車両の燃費や当日のガソリン価格によって変動します。
注目すべきは、この約18,000円という総費用は「車1台あたり」だということです。もし2人で行けば1人あたり約9,018円、4人なら1人約4,509円と、人数が多ければ多いほど車が圧倒的に安くなります。これはJRにはない、車ならではの最大のメリットですね。
車の日帰りプランと駐車場
移動時間が片道3時間半程度なので、車なら日帰りでの参拝も十分可能です。
車での日帰りモデルプラン
- 08:00 高松中央IC 出発
- 09:30 蒜山高原SAで休憩(15分)
- 11:30 出雲IC 到着 → 出雲大社 駐車場へ
- 11:45-15:45 出雲大社 参拝・神門通りでランチ(現地滞在 約4時間)
- 16:00 出雲大社 出発
- 19:30 高松中央IC 到着
このように、往復の運転時間は約6時間半となりますが、現地で4時間もの自由時間を確保できます。これは大きな魅力です。
また、車利用者の懸念点である駐車場ですが、出雲大社周辺は非常に整備されています。「みせん広場(旧大社駅東)」「神門通り広場」「旧大社駅」など、合計で数百台分の大規模な無料駐車場が完備されています。車でのアクセスは非常にしやすい観光地と言えますね。(参考:出雲観光ガイド:出雲市観光協会公式)
車のデメリット
唯一にして最大のデメリットは、やはり全行程の運転負担ですね。往復で約540km、6時間半以上の運転になるため、1人での運転は体力的にかなり大変かもしれません。複数人で運転を交代できるのが理想です。
日帰りバスツアーの料金と時間

「運転はしたくない」「乗換も面倒」「でも日帰りで行きたい」というニーズに完璧に応えてくれるのが、高松駅発着の「日帰りバスツアー」です。
高松からは琴平バス(コトバス)さんや大川バスさんなどが、季節や曜日限定でツアーを催行しているのを見かけますね。料金はプランによりますが、往復で約9,000円~19,000円くらいが相場のようです。
メリットは、何と言っても高松駅前から乗ってしまえば、乗り換えなしで出雲大社まで連れて行ってくれる手軽さ。運転も乗換も不要で、料金も(1人なら)JRや車より割安になることが多いです。
ただし、団体行動となるため自由度は低く、現地での滞在時間が「約2~3時間」と固定されてしまうのがデメリット。「とにかく一度お参りし、神門通りを短時間で散策したい」という割り切った目的であれば、最高の選択肢だと思います。
高速バス(路線バス)は非推奨?
「高速バス(路線バス)」での移動は、一見安価に思えますが、個人的にはあまりおすすめできません。
その最大の理由は、高松から出雲市(または出雲大社)への直行便が存在しないことです(2025年現在)。
したがって、必ず「岡山」または「米子」での乗り継ぎが発生します。それぞれのルートを見てみましょう。
岡山経由(JR+高速バス)
高松から岡山へはJR(快速マリンライナー)で移動し、岡山駅で出雲市行きの高速バス(ももたろうエクスプレスなど)に乗り換えるルートが考えられます。
岡山経由ルートの詳細
- 高松駅 → 岡山駅(快速マリンライナー):約1時間(運賃 1,660円)
- 岡山駅 → 出雲市駅(高速バス ももたろうエクスプレス):約4時間1分(料金 4,500円~)
このルートの場合、合計の所要時間は約5時間+乗換時間となります。片道料金は合計で約6,160円です。所要時間はJRの特急利用(やくも利用、約5時間)と大きく変わりませんが、岡山駅での「JR→バス」の乗り換えの手間が発生します。
米子経由(高速バス+電車/バス)
もう一つは、高松から米子まで高速バス(米子エクスプレスなど)で移動し、そこからJR山陰本線やバスで出雲方面へ向かうルートです。
米子経由ルートの詳細
- 高松駅 → 米子駅(高速バス):約3時間50分~4時間(料金 6,160円)
- 米子駅 → 出雲大社(電車/バス):約1時間半~2時間(料金 約1,720円~)
こちらのルートだと、乗り換えもスムーズにいって、合計の所要時間は片道6時間以上(乗換時間を含む)を要します。高松を朝出ても、到着は午後かなり遅い時間になってしまいますね。
結論:なぜ非推奨か
どちらのルートを経由しても、時間がかかる(特に米子経由)か、あるいはJRの特急利用と時間・手間が変わらない(岡山経由)のに、乗り換えの複雑さや快適性で劣る可能性があります。
往復料金も1.2万~1.5万円程度かかり、1人でも往復約9,000円から行ける日帰りバスツアーの手軽さとコストパフォーマンスには遠く及びません。日帰りも現実的ではないため、この手段を積極的に選ぶ理由は、正直なところ見当たらないかなと思います。
出雲大社のグルメと周辺情報

無事に出雲大社に到着したら、参拝はもちろんですが、現地のグルメや周辺スポットも楽しみたいですよね。
まずは参拝。神楽殿の日本最大級の大注連縄(長さ13m、重さ6トン!)は圧巻です。その後、御本殿(二拝四拍手一拝)をお参りするのが一般的な順路です。
必食グルメ:出雲そばとぜんざい
参拝後は、正門前の「神門通り」でグルメ巡りです。
- 出雲そば(割子そば): やはり外せないのがコレ。朱塗りの丸い器「割子」に盛られたそばに、直接つゆをかけて食べるスタイルが特徴です。創業約240年の老舗「荒木屋」さんや、人気の「そば処 田中屋」さんなど、名店が軒を連ねます。
- ぜんざい: 実は出雲は「ぜんざい発祥の地」とも言われています。神門通りのカフェ「ポンム・ベエル」さんでは、地元の米粉を使った「ぜんざいロール」なども楽しめますよ。
【重要なお知らせ】歴史博物館の長期休館
出雲大社のすぐ隣に位置し、多くの観光ガイドで紹介されている「島根県立古代出雲歴史博物館」ですが、大規模改修のため2025年4月1日から2026年9月(予定)まで長期休館となっています。
この期間に訪問を計画されている方は、訪問先から除外する必要がありますので、十分にご注意ください。(出典:島根県立古代出雲歴史博物館 公式サイト)
快適な高松から出雲大社への旅

高松から出雲大社へのアクセス方法を比較してきましたが、どの手段がベストかは、やはり皆さんの旅の目的や人数、予算によって変わってきますね。
最後に、目的別のおすすめをもう一度まとめてみます。
結論:あなたに最適なプランは?
- 【コストと自由度重視のグループ(2人以上)】 → 「車(自家用車)」一択
理由: 4人なら1人あたり往復5,000円以下と圧倒的に最安です。豊富な無料駐車場も完備され、日帰りでも約4時間の最長滞在時間を確保できます。 - 【手軽さと安さで日帰りしたい人(特に1人)】 → 「日帰りバスツアー」
理由: 1人での往復交通費を約9,000円に抑えられ、乗り換えや運転のストレスなく確実に日帰りできる、最もコストパフォーマンスと満足度のバランスが取れた選択肢です。 - 【1泊2日で山陰を満喫したい人】 → 「JR+宿泊パック」
理由: 高松からのJR移動は時間がかかるため、宿泊とセットで考えるのが王道です。運転疲れなく、出雲市駅周辺や玉造温泉での宿泊を組み込み、翌日は松江観光に足を延ばすなど、ゆとりある旅程が可能です。
私(よんてつ)としては、やはり「特急やくも」に乗って、車窓を楽しみながらゆったりと向かうJRの旅が、一番「旅をしている」実感があって好きです。
ぜひ、ご自身のスタイルに合った方法を選んで、高松から出雲大社への素敵な旅を楽しんでくださいね。

