高知から徳島へ特急で！料金と乗換の完全ガイド

こんにちは。Shikokuレールノート、運営者の「よんてつ」です。

「高知から徳島まで、特急でサクッと移動したいな」と思って調べている方、多いんじゃないでしょうか。高知も徳島も四国を代表する都市ですから、当然、便利な直通特急が走っていると思っちゃいますよね。

ですが、高知から徳島への特急移動には、実はちょっとした「罠」というか、知っておくべき大きなポイントがあります。まず、この区間に直通の特急は存在しません。必ず「乗り換え」が発生するんです。そのため、乗り換えのパターンによって所要時間や料金が大きく変わってきますし、ネット予約のシステム（e5489）にも少し制約があったりします。

さらに、高速バスや車での移動と比較した場合、料金や時間の面でどうなのか、アンパンマン列車には乗れるのか…など、気になる点も多いと思います。この記事では、そんな疑問をスッキリ解決できるように、高知-徳島間の特急移動について、JR四国が大好きな私「よんてつ」の視点で詳しく掘り下げていきますね。

高知から徳島へ特急で向かう際の必須知識

まずは、JRの特急を使って高知から徳島へ移動する基本的なルールと、具体的なルートについて解説します。ここが一番大事なポイントなので、しっかり押さえておきましょう。

直通はない！2つの乗り換えルート

いきなり結論から言ってしまうと、2025年現在、高知駅と徳島駅を直接結ぶ特急列車は運行されていません。

なぜかというと、JR四国の路線網が関係しています。高知駅は主に「土讃線（どさんせん）」という、四国を南北に縦断する路線の主要駅です。一方、徳島駅は高松と徳島を結ぶ「高徳線（こうとくせん）」や、徳島と阿波池田を結ぶ「徳島線」といった、東西に走る路線のターミナル駅なんですね。

つまり、高知駅と徳島駅は、JR四国の中でも異なるメインルート上に位置しているため、特急「南風」がそのまま徳島へ行ったり、「うずしお」が高知へ行ったりするような直通運転が行われていないんです。

そのため、特急で移動する場合は、必ず最低1回の「乗り換え」が必要になります。この乗り換えパターンが、大きく分けて2つあります。

高知→徳島 特急乗り換え2大パターン

• パターンA：阿波池田駅（あわいけだえき）で乗り換えるルート（地理的に最短）
• パターンB：高松駅（たかまつえき）で乗り換えるルート（遠回りだが本数多）

このどちらを選ぶかで、所要時間や料金、車窓の景色もガラッと変わってきます。それぞれの特徴を、もっと詳しく見ていきましょう。

阿波池田駅を経由するルートの特徴

こちらは、地理的に最も直線的なルートです。高知駅から土讃線を北上し、徳島県西部の主要駅である阿波池田駅で、徳島線（愛称：よしの川ブルーライン）の特急「剣山（つるぎさん）」に乗り換えます。

高知県中央部から四国山地をダイナミックに縦断し、吉野川沿いに徳島平野へ下っていく、四国の「へそ」の部分を横切るイメージですね。

第1区間：高知駅 → 阿波池田駅（特急南風・しまんと）

高知駅からは、岡山行きの特急「南風（なんぷう）」または高松行きの特急「しまんと」に乗車します。この区間のハイライトは、何と言っても大歩危（おおぼけ）・小歩危（こぼけ）の渓谷美です。列車は速度を落として、エメラルドグリーンの吉野川が刻んだ深い渓谷を眼下に見下ろしながら、山腹を縫うように走ります。谷底ではなく、かなり高い位置から絶景を眺めるこのアングルは、車やバスでは味わえない、鉄道旅ならではの醍醐味ですね。

第2区間：阿波池田駅 → 徳島駅（特急剣山）

阿波池田駅で、徳島行きの特急「剣山」に乗り換えます。ここからは徳島線に入り、愛称の通り、ゆったりと流れる吉野川の広大な景色を車窓に眺めながら、徳島駅を目指します。「南風」で見た渓谷の景色とはまた違う、穏やかな川の風景が楽しめますよ。

使用する列車について

高知から阿波池田まで乗る特急「南風」や「しまんと」は、JR四国の主力車両である2700系気動車がメインです。この車両は「制御付自然振り子」という技術を使っていて、カーブが多い土讃線でも揺れを抑えて快適に走ってくれます。スーツケースを置ける荷物スペース（ラゲッジスペース）も各車両にしっかり整備されているので、大きな荷物があっても安心です。

ただし、このルートには最大の注意点があります。それは、阿波池田駅での「乗り換えの接続時間」です。

【要注意】乗り換え時間が読めないリスク

土讃線の特急ダイヤと徳島線の特急ダイヤは、必ずしも「高知から徳島へ」の乗り継ぎを最優先して組まれているわけではありません。

そのため、実際に検索すると「乗換3分」というスムーズな便もあれば、「乗換待ち44分」といったように、駅で長々と待たされる便も普通に出てきます。接続が良ければ最速（約2時間半）ですが、悪いと一気に3時間半以上かかってしまう、まさに「当たり外れ」があるルートなんです。

高松や宇多津駅を経由するルート

もう一つは、思い切って香川県まで北上し、そこでUターンするように徳島へ向かう、遠回りのルートです。

【重要】2025年3月のダイヤ改正による変更点
このルートを理解する上で非常に重要なのが、2025年3月14日のダイヤ改正です。この改正で、特急「うずしお」の岡山駅発着（瀬戸大橋線経由）の運転が終了となりました。

これにより、特急「うずしお」は基本的に「高松駅～徳島駅」を結ぶ特急となりました。したがって、パターンBで徳島へ向かうには、必ず高松駅で「うずしお」に乗り換える必要があります。以前のように宇多津駅で「南風」から「うずしお」へ直接乗り換えることはできなくなりました。

では、高知駅から高松駅へ行く方法は、主に2つあります。

パターンB1：特急「しまんと」で高松へ（乗換1回）

最もシンプルな方法です。高知駅から高松行きの特急「しまんと」に乗車します。これは高知と高松を直接結ぶ特急なので、終点の高松駅まで乗っていればOKです。高松駅に着いたら、徳島行きの特急「うずしお」に乗り換えます。乗り換えが1回で済む、分かりやすいルートですね。

パターンB2：特急「南風」＋リレー列車で高松へ（乗換2回）

高知駅からは、高松行きの「しまんと」より、岡山行きの特急「南風」のほうが本数が多い時間帯があります。その「南風」を利用するルートです。

高知駅から特急「南風」（岡山行き）に乗車し、宇多津駅で下車します。宇多津駅で、高松方面行きの「快速南風リレー」や普通列車などに乗り換えて、高松駅へ向かいます。

そして、高松駅に着いたら、改めて徳島行きの特急「うずしお」に乗り換えます。

このルートは宇多津駅と高松駅の合計2回の乗り換えが発生するため少し複雑ですが、「南風」の時刻に合わせて柔軟にスケジュールを組めるメリットがあります。

パターンB（高松経由）のメリット

このルートの強みは、パターンA（阿波池田経由）の特急「剣山」に比べ、高松駅発着の特急「うずしお」の「運行本数が非常に多い」ことです。

パターンA（阿波池田）のような「接続便が1時間来ない…」といったリスクが低く、高松駅での接続の選択肢が多いのが強みですね。高松駅なら駅ビルも充実しているので、待ち時間も潰しやすいです。

デメリットは、やはり総走行距離が長くなるため、パターンAと比べて運賃・料金が高額になりがちな点ですね。料金を少しでも抑えたい場合は、パターンA（阿波池田経由）を選ぶのが基本になります。

実際にかかる所要時間

この区間の所要時間をインターネットで調べると、「最速 2時間30分」という情報もあれば、「4時間3分」といった情報も出てきて、いったいどちらを信じればいいのか混乱するかもしれません。

この約1時間半にもおよぶ所要時間の大きな差は、特急列車のスピードの違いではなく、すべて「乗り換え待ち時間」によって生じています。

ここが、高知-徳島間を特急で移動する際の、最も理解しておくべき本質的なポイントです。

• 「約2時間30分」の意味：
  これは、パターンA（阿波池田）またはパターンB1（高松）で、数分～十数分という「奇跡的」な接続が成功した場合の理論上の最速値（ベストケース）です。
• 「約4時間」の意味：
  これは、パターンAで「44分待ち」が発生したり、パターンB2（乗換2回）でそれぞれの待ち時間が長かった場合の現実的な所要時間（ワーストケース）である可能性が高いです。

【最重要】所要時間は「目安」を信じないで！

高知から徳島へ特急で移動する際は、「だいたい2時間半くらい」というネットの最速情報を鵜呑みにして駅に向かうのは非常に危険です。

あなたの乗りたい時間帯の便が、たまたま「4時間コース」である可能性も十分にあります。必ず、出発する日時を決めて、JRの予約サイトや乗り換え案内アプリで「乗り換え時間を含めた総所要時間」をピンポイントで確認してくださいね。

特急料金の仕組みと往復割引

料金も、乗り換えが絡むので少し複雑です。特急に乗るには「乗車券（運賃）」のほかに「特急券（特急料金）」が必要ですが、今回は乗り換えが発生するため、料金は基本的に以下の3つの合計になります。

高知→徳島の特急料金 ＝ A + B + C

1. (A) 乗車券：高知駅 → 徳島駅（乗換駅経由）
2. (B) 特急券1：高知駅 → 乗換駅（阿波池田 or 高松 ※B2は宇多津まで）
3. (C) 特急券2：乗換駅 → 徳島駅（※B2は高松まで＋高松から）

この合計額の目安として、最も安価なパターンA（阿波池田経由）で、すべて自由席を利用した場合、片道・大人1名で約5,830円となります。指定席を利用すると、約6,920円～が目安です。

※料金は乗車日（通常期・繁忙期など）や、パターンB（高松経由）を選ぶかによって変動します。高松経由は走行距離が長くなるため、これより高くなる可能性があります。

指定席と自由席の料金差の罠

ここで、もう一つ細かいけれど重要な「罠」があります。JRの特急は「指定席は自由席より530円高い」というのが一般的なルールとして知られていますが、この区間の場合は、そのルールが当てはまらないことがあるんです。

料金差が530円じゃない！？

実際の料金を調べると、例えば「高知→阿波池田」の指定席と自由席の差額が730円、「阿波池田→徳島」の差額が360円となっているケースがあります。

これは、JRの料金体系が非常に複雑で、「A特急料金・B特急料金」の区分や、区間ごとの「特定特急料金」など、多くの例外ルールによって決まっているためです。「指定席は530円増し」と単純計算せず、予約時に表示される正確な金額を確認することが大切ですね。

往復割引や乗継割引は？

「往復で買えば安くなる？」とか「乗り継ぐと割引は？」と考える方もいるかと思います。

残念ながら、2025年現在、高知-徳島間の単純な移動に使える「往復割引（トクトクきっぷ）」は見当たりません。また、特定の駅で新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合に適用される「乗継割引」も、今回の阿波池田駅や高松駅での在来線同士の乗り継ぎは対象外となります。

したがって、原則として「乗車券」＋「必要な区間分の特急券」の正規料金がそのまま必要になると考えるのが安全です。

予約時の注意点とe5489の制約

特急券の予約・購入は、駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」のほか、JR西日本・JR四国が運営するインターネット予約サービス「e5489（いいごよやく）」が基本となります。

スマホで予約・決済できて便利な「e5489」…と言いたいところなんですが、この「e5489」には、高知-徳島間の移動において非常に重大な技術的制約が存在します。

【超重要】e5489の予約制限

e5489の利用規約（ご予約条件）には、「お取り扱いしない列車・設備」として、「四国内で列車を乗り継ぐ場合に、当該区間内に自由席を利用する行程」は予約できない、と明記されています。（出典：予約・お支払い方法、予約条件 e5489ご利用ガイド – JRおでかけネット）

これは何を意味するかというと、「高知 → 阿波池田 → 徳島」や「高知 → 高松 → 徳島」という行程を、最も安価な「全区間自由席」で利用しようとした場合、e5489では「一括（通し）」で予約・購入することができないんです。

これ、本当に厄介な仕様ですよね…。じゃあ、e5489を使いたい場合はどうすればいいかというと、対処法は以下の3つです。

1. 全区間「指定席」で予約する
   この制約は「自由席を利用する行程」が対象です。そのため、乗り換えの2区間（例：高知→阿波池田、阿波池田→徳島）を両方とも「指定席」で予約すれば、e5489で一括予約できます。ただし、料金は自由席より1,000円以上高くなります。
2. e5489で「区間分割」して予約する
   e5489を使い、「高知→阿波池田」の特急券と、「阿波池田→徳島」の特急券を、2回の別々の操作として予約・購入します。（高松経由も同様に「高知→高松」と「高松→徳島」で分けます）。この場合、乗り継ぎの接続が良いかどうかは、利用者自身の責任でしっかり確認する必要があります。
3. e5489（ネット予約）を諦める
   最も確実かつ簡単な方法です。e5489での予約をきっぱり諦め、駅に設置されている「みどりの窓口（対人）」または「みどりの券売機」で、係員さんや機械の指示に従いながら購入します。これなら、自由席でも指定席でも、最適な組み合わせできっぷを発券してくれます。

個人的には、この区間に乗り慣れていない場合は無理せず、3番目の「駅の窓口か券売機で買う」のが一番ストレスがなく、確実でおすすめかなと思いますね。

高知から徳島は特急より高速バスがおすすめ？

ここまで特急での行き方を詳しく解説してきましたが、「なんか…思ったより大変そう」と感じた方もいるかもしれません。正直に言うと、「高知から徳島へ移動する」という目的だけなら、特急以外の手段もかなり有力です。

ここでは、競合する「高速バス」や「自動車」とも、忖度なしで正直に比較してみたいと思います。

特急と高速バスを徹底比較

高知-徳島間には、とさでん交通、徳島バス、JR四国バスなどが共同運行する「高知徳島エクスプレス」という高速バスが運行されています。これが、特急にとってかなりの強敵なんです。

両者のスペックを比較表にしてみました。

移動手段	所要時間（目安）	料金（片道）	メリット・特記事項
特急（自由席）	約2時間30分～4時間	約5,830円～	・乗り換え必須（待ち時間変動大） ・景観が楽しめる（大歩危など） ・e5489での予約に制約あり
高速バス	約2時間50分	4,000円	・乗り換え不要（直通） ・料金が最安クラス（往復割引 7,200円） ・所要時間が安定している

この表を見れば一目瞭然ですね。高速バスは特急（自由席・阿波池田経由）より約1,830円も安く、所要時間も約2時間50分と非常に安定しています。特急が「奇跡の接続」をしない限り、バスの方が速いか、ほぼ同じ時間で着いてしまいます。

高速バス「高知徳島エクスプレス」の強み

• 圧倒的に安い（片道4,000円）
  往復割引（10日以内有効）を使えば7,200円。片道あたり3,600円となり、特急の自由席往復（約11,660円）と比べて4,400円以上もお得です。
• 乗り換えが一切不要
  高知駅バスターミナルから乗れば、徳島駅前まで必ず座ったまま直行できます。これは精神的にも肉体的にも非常に楽です。
• 所要時間が安定している
  特急のような「乗り換え待ちのドキドキ」がありません。高速道路の大きな渋滞がなければ、ほぼ定刻通りに到着できるため、旅の計画が立てやすいです。

車両は快適な4列シートが基本で、車内トイレも設置されています。1日の運行本数は4往復（2025年現在）と特急よりは少ないですが、時間を合わせて計画的に利用するなら、コストパフォーマンスは抜群だと思います。

移動手段別に見る最安料金

料金の安さだけで比較すると、残念ながら特急は一番高額な選択肢になってしまいます。

片道料金（大人1名）の比較

1. 高速バス：4,000円
   （往復割引利用なら片道あたり 3,600円）
2. 自動車（高速代）：3,900円
   （＋ガソリン代。2名以上で乗れば実質最安）
3. 特急（自由席）：約5,830円
   （阿波池田経由。高松経由はさらに高額な場合あり）

※料金はあくまで目安です。

このように、「とにかく安く行きたい」というニーズであれば、1名なら高速バス、2名以上なら自動車、という構図がはっきりと見えてきますね。

車で移動する場合の時間と費用

自家用車やレンタカーで移動する場合、高知ICから高知自動車道に乗り、川之江JCTを経由して徳島自動車道に入り、徳島ICへ至るルートが一般的です。

この場合の所要時間は、なんと約2時間17分（市街地間）が目安。今回比較した3つの手段の中で、文句なしの最速です。特急の「理論上の最速値」である2時間半をも上回ります。

高速料金は普通車で3,900円（ETC・一般共通）なので、これにガソリン代がプラスされます。1人での利用だと、ガソリン代を含めると高速バスと良い勝負か少し高いくらいかもしれませんが、2人以上で乗るならコストは車が圧勝しますね。

自動車移動のメリット

• 最速であること（約2.2時間）
• 2名以上なら最も安価になること
• 出発時間や休憩を自由に決められること
• 徳島県内での移動の足も確保できること

この「自由度の高さ」は、特急やバスにはない最大の魅力です。途中のサービスエリアで休憩したり、徳島に着いてからすぐに観光地へ向かったりできますからね。

アンパンマン列車に乗るには

「でも、料金や時間じゃないんだ。子供がアンパンマン列車に乗りたがっていて…」という方も、もちろんいると思います。

その目的、叶えられますよ！

高知-徳島間の移動では、パターンA（阿波池田経由）の第1区間、高知駅 → 阿波池田駅（土讃線）がアンパンマン列車の運行区間に含まれています。

ここを走るのは、特急「南風」として運行されている「あかいアンパンマン列車」または「きいろいアンパンマン列車」（どちらも2700系）です。

これらの列車は、外装だけでなく、1号車にカラフルな「アンパンマンシート」が設定されていて、天井や壁、座席カバーまでアンパンマンの世界が広がっています。乗るだけで楽しい気分になる、特別な車両ですね。

アンパンマン列車に乗るための注意点

• 「アンパンマンシート」は1号車の普通車指定席です。自由席ではないため、必ず予約が必要です。
• どの時間の特急「南風」がアンパンマン列車で運行されるかは、日によって決まっています。

乗りたい場合は、必ず事前にJR四国の公式サイトなどで「アンパンマン列車 運転時刻」をカレンダーで確認して、その便の「1号車 指定席」を予約してくださいね。この場合、e5489で予約するなら、パターンA（阿波池田経由）で「全区間指定席」での予約がスムーズかと思います。

まとめ：高知から徳島へ特急で移動する結論

今回は「高知から徳島 特急」での移動について、料金、時間、予約方法からライバルとの比較まで、詳しく掘り下げてみました。

ここまで読んでいただいて分かる通り、もし「速く、安く、楽に」移動することだけを考えるなら、特急は最適解ではない可能性が高いです。特に「乗り換えが必須」で「乗り継ぎによって所要時間が大きく変動する」点が、計画を立てる上でネックになりますね。

そこで、私「よんてつ」が考える、目的別のおすすめ移動手段をまとめてみました。

「よんてつ」的・目的別おすすめ移動手段

• 【安さ・楽さ・時間の正確さ 重視なら】
  → 高速バス「高知徳島エクスプレス」が最強です。
  （片道4,000円、乗り換え不要、所要時間約2.9時間で安定）
• 【速さ最優先・または2名以上での移動なら】
  → 自動車（自家用車・レンタカー）が最適です。
  （最速約2.3時間、2名以上で最安、自由度No.1）
• 【それでも特急を選ぶシナリオは？】
  → 「移動そのものを楽しみたい」場合ですね。
  ・「大歩危・小歩危の景色を列車でのんびり楽しみたい」
  ・「子供とアンパンマン列車に乗りたい」（パターンA限定）
  ・大雪や豪雨などで高速道路（徳島道・高知道）が閉鎖された際の、代替移動手段として。

どの手段を選ぶにしても、それぞれの良さがあります。特急には、バスや車にはない「車窓の魅力」や「旅情」がありますからね。

あなたの旅の目的や予算、誰と行くかに合わせて、最適な方法を選んでみてください。この記事が、そのための参考になれば幸いです。

ご案内（必ずお読みください）

この記事に記載している料金、所要時間、運行ダイヤ（特に2025年3月改正後の情報）、予約システムの仕様、高速バスの運行本数などは、2025年11月時点の調査に基づいた目安です。

JRのダイヤ改正、運賃・料金の改定、高速バスの運行スケジュール変更、高速料金の変動などにより、実際の情報とは異なる場合があります。

ご旅行の計画を立てる際は、必ず最新の情報をJR四国、各バス会社、NEXCO西日本などの公式サイトで、ご自身でご確認いただきますよう、お願いいたします。