こんにちは。Shikokuレールノート、運営者のよんてつです。
高松駅から父母ヶ浜へ行くとき、車か電車か、バスはあるのか、詫間駅からの移動はどうするのか、駐車場は混むのか、所要時間や料金はどれくらいか……ここ、気になりますよね。
しかも父母ヶ浜は、潮見表や干潮のタイミング、夕日の時間、風の有無で景色の成功率が大きく変わる場所です。うまくハマれば日本のウユニ塩湖っぽい1枚が狙えますが、交通と撮影条件のどちらも読み違えると、満足度が一気に下がりやすいのも正直なところ。
この記事では、高松駅から父母ヶ浜までのアクセスを、車・レンタカー、JR、コミュニティバス、シャトルバス、乗合タクシー、通常タクシーまでまとめて整理しつつ、夕景と干潮を狙うための実践的な段取りも、私の目線でわかりやすく解説していきます。
- 高松駅から父母ヶ浜までの移動手段と目安時間
- 詫間駅からのバス・シャトル・タクシーの選び方
- 駐車場の混雑と繁忙期の注意点
- 潮見表と夕日を合わせる撮影のコツ
高松駅から父母ヶ浜 アクセスの全体像
まずは移動の全体像を押さえます。父母ヶ浜は高松市中心部から約50kmほど離れ、鉄道駅が直結していないので、最後の区間の組み立てが肝です。ここを理解しておくと、現地での時間ロスや想定外の出費をかなり減らせます。
私はこのルートを「前半=高松駅〜詫間・観音寺の鉄道エリア」「後半=ラストワンマイルの勝負」と分けて考えています。前半は比較的わかりやすい一方、後半は曜日や季節で選択肢がガラッと変わるのが父母ヶ浜らしさ。だからこそ、あなたの旅の条件(免許の有無・予算・人数・夕景狙いかどうか)に合わせて、最初から複数案を用意しておくと気持ちが楽になります。

車・レンタカーの所要時間
結論から言うと、高松駅から父母ヶ浜へ最もストレスが少ないのは車・レンタカーです。高速を使えば片道およそ1時間前後が目安で、夕日や干潮を狙う日の「到着時刻の読みやすさ」が段違いになります。父母ヶ浜は撮影にベストな時間がとにかく短いので、ここで遅れるとテンションが一気に落ちるんですよね。
ルートは大きく2つのイメージです。
- 高速道路利用:高松自動車道でさぬき豊中ICまたは三豊鳥坂ICへ
- 一般道中心:国道11号線や32号線を経由
一般道でも到達できますが、夕方は市街地や幹線道路で時間が伸びることがあります。マジックアワー狙いの日は高速利用が安全策かなと思います。特に土日や連休は、思った以上に信号待ちや流れの悪さが効いてくるので、時間に余裕を持って出発するのがコツです。
高松駅周辺でのレンタカー運用の考え方
高松駅周辺はレンタカーの選択肢が多く、旅の立ち上がりがスムーズなのが強みです。私は「昼過ぎに父母ヶ浜へ入って、夕景前に一度近隣を軽く回る」くらいの余裕を持たせるプランを推しがち。紫雲出山や高屋神社など、車があるからこそ寄れるスポットが周辺に点在しているので、時間調整もしやすいです。
車移動の最大メリットは、時間と気象に対する耐性です。干潮と夕日がズレた日でも、近隣の別景色に切り替えたり、帰路のタイミングを柔軟に変えられます。
所要時間や高速料金は道路状況や出発時間で変動します。あくまで一般的な目安として考え、最新の道路情報やナビの案内もあわせて確認してください。
父母ヶ浜の駐車場と予約
車で行くなら駐車場の理解は必須です。父母ヶ浜周辺には一般車向けの駐車スペースがまとまって整備されていて、通常期は無料で利用できるケースが多いのがありがたいポイントです。私は初めての人には「まず公式や現地案内の駐車場情報をチェックして、想定ルートに組み込む」と伝えています。ここを抑えるだけで、現地の慌て方が全然変わります。
ただし人気が高まった今、週末や連休は満車リスクが現実的にあります。特に年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は、一部が事前予約制になる場合があるので注意が必要です。予約が必要な日に予約なしで向かうと、到着しても停められない可能性が出てくるため、計画の土台が崩れます。
混雑を避ける時間の工夫
夕日狙いのピークに合わせて到着する人が多いので、駐車場の波は夕方に膨らみやすいです。私は、可能なら昼過ぎまでに到着して余裕を確保するか、逆に「夕景を諦めて昼の干潟やカフェ時間を楽しむ」など、目的を明確にして混雑をずらすのがいいかなと思います。
繁忙期の運用や予約の要否は年ごとに変わる可能性があります。必ず訪問前に公式サイトや現地案内で最新情報を確認してください。
路上駐車は近隣の迷惑になりやすく、トラブルの原因にもなります。警備や案内がある日は必ず誘導に従いましょう。
電車で詫間駅まで行く

運転が難しい人にとって、JR予讃線で詫間駅まで出るのが基本ルートです。高松駅から詫間駅は普通・快速で約50分〜1時間ほどが目安で、運賃も比較的抑えられます。鉄道好きの立場で言うと、この区間は「旅の導入としてちょうどいい距離感」で、車窓や途中の駅の空気感も含めて、四国らしい移動体験が味わえるのが良いところです。
特急を使えば時間短縮はできますが、停車駅や料金を見ながら判断するのが現実的です。鉄道部分はスムーズでも、問題はその先。ここから父母ヶ浜へどう繋ぐかが勝負です。詫間駅で降りて「さて、どうする?」となると、選択肢が一気に狭まる日があるので、必ず出発前に後半区間まで決めておきましょう。
列車選びと時間設計のコツ
夕景狙いなら、詫間駅到着の時刻を先に決めて、そこから逆算する考え方が有効です。私は「詫間駅に余裕のある到着→バスや乗合タクシーの選択→浜で待機」という順番を推します。待機時間が多少出ても、カフェやテイクアウトで調整できるので、焦るよりずっと安全ですよ。
鉄道移動は、前半を安定させる手段です。後半の交通が不安定なぶん、前半で無理をしないのが結果的に成功率を上げます。
列車の運行本数や接続は時期や改正で変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

詫間駅からバスの時刻表
詫間駅からは三豊市のコミュニティバス仁尾線を使える日があります。運賃がかなり安く、予算重視の旅には魅力的です。私も平日にふらっと行くときは「これが成立するなら強いな」と感じます。

ただしこのバスはクセが強いです。
- 日曜・祝日は全便運休
- 本数が少なく、時間帯が限られる
- 夕日狙いだと最終便の時間がネックになりやすい
ここで大事なのは、バスの安さに引っ張られすぎないこと。夕景の満足度を最大化したいなら、バスの最終時刻と日没時刻の関係は必ず見ておくべきです。夏は日没が遅いぶん、バスだけだと成立しにくい日が出てきます。
バス利用がハマる人・ハマらない人
学生さんや一人旅で「とにかく費用を抑えたい」人には魅力的。ただ、写真目的が強い人や、日没後にゆっくり余韻を楽しみたい人には向きにくいです。私はこのバスを「行きは良くても帰りが鬼門」と捉えていて、最終便に乗れなかった場合の代替手段(乗合タクシーが使える日か、通常タクシーの手配が可能か)までセットで考えるのを推しています。
日曜にコミュニティバス前提で組むのは危険です。詫間駅に着いてから詰むパターンが一番もったいないので、休日は別ルートを最初から用意しておきましょう。
コミュニティバスの時刻や運行日は変更される可能性があります。出発前に最新の運行情報を確認してください。
シャトルバスと乗合タクシー
公共交通で夕景を安全に狙うなら、観光向けの夕日シャトルバスや、詫間駅発着の乗合タクシーが有力です。私は「免許なしで夕日を狙うなら、ここが現実解」と感じています。コミュニティバスだけで完結させようとすると、曜日の罠や最終便の壁にぶつかりやすいので、最初から観光交通を選択肢に入れておくのが安心です。
夕日シャトルバスは季節運行で、日没に合わせてダイヤが変わるのが強み。高松駅から直行ではないケースが多いので、琴平方面を絡めた行程にすると組みやすい印象です。例えば昼は琴平で観光、夕方に父母ヶ浜へ移動、という流れは「移動と観光が自然に噛み合う」ので、旅としての満足度も高くなりやすいです。
乗合タクシーは人数が少ないときにコスパが良く、コミュニティバスの穴を埋める存在。ただし予約締め切りがあるので、当日思い立って動く旅とは相性がよくありません。予約の有無で可否が変わるタイプの交通は、旅の自由度と引き換えに安心を買うイメージですね。
使い分けの考え方
- 休日の夕景メイン:夕日シャトルバスが最も安心
- 平日で少人数:乗合タクシーが費用と確実性のバランス良し
- 時間が読めない日:通常タクシーを含めて二段構え
公共交通での成功率を上げるコツは、ラストワンマイルを複線化することです。1本に賭けないだけで、焦りと出費の両方が減ります。
シャトルバスや乗合タクシーの運行日・予約条件は変更されることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

高松駅から父母ヶ浜 観光のコツ
アクセスが組めたら次は現地攻略です。父母ヶ浜は「干潮×夕日×無風」の条件が揃うと化ける場所なので、移動手段と撮影の時間設計をセットで考えるのがコツです。
私はこの場所を「交通と自然条件の掛け算スポット」と呼んでます。どちらか一方だけ完璧でも、もう片方が崩れると満足度が落ちやすい。逆に言えば、両方をほどよく押さえられれば、写真が得意じゃない人でも見違えるような景色に出会いやすい場所です。

タクシー料金と帰り対策
詫間駅から父母ヶ浜まで通常タクシーを使う場合、料金は距離的に数千円程度が目安になることが多いです。人数が2〜3人なら、時間の確実性を買う選択として十分アリ。私は「公共交通を頑張りすぎて疲れ切るくらいなら、ここは割り切ってタクシー」という判断も、旅の質を上げる手段だと思っています。
ただ一番の問題は帰りです。父母ヶ浜周辺で流しのタクシーを拾える期待は高くありません。行きの段階で帰りの手配までセットにしておくと安心です。具体的には、行きのタクシー運転手さんに「帰りの時間に迎車できるか」を相談するか、配車アプリや地域のタクシー会社の連絡先を事前に控えておくと良いです。
夕日後の動き方
夕日を見終えた直後は、人の流れが一斉に駐車場・バス停・タクシーに向かいます。ここで迷うとロスが大きいので、私は「日没10〜15分前に帰りの段取りを頭の中で再確認」するのを習慣にしています。写真に夢中になっても、帰れる算段があると気持ちに余裕が出て、結果的に良いカットが残りやすいですよ。
公共交通で夕日を狙う日は、帰りの足を先に確保しておくと気持ちがめちゃくちゃ楽になります
タクシー料金は交通状況や時間帯で変動します。あくまで一般的な目安として捉え、正確な料金や配車可否は各社の案内をご確認ください。
潮見表と干潮の見頃
父母ヶ浜の「鏡張り」っぽい景色は、潮位が低くて潮だまりができるタイミングが鍵です。基本は干潮前後を狙います。ここを押さえないと、どれだけ良い天気でも「思ってたのと違う」になりがちです。

私のおすすめは、旅行日を決める順番を逆にすること。
- 潮見表で干潮時間をチェック
- 日没時刻と重なる日を探す
- その上で移動手段を確定
これだけで「行ったけど普通の海だった」リスクがかなり下がります。とくに冬は空気の透明度が高くて夕日が映える一方、干潮と日没が噛み合う日が限られるので、予定の立て方で結果が大きく変わる季節だと感じます。
干潮の“前後”をどう捉えるか
鏡面写真は必ずしも干潮ジャストの瞬間だけに起きるわけではなく、潮だまりが広く残る時間帯が勝負になります。私は「干潮の前後1〜2時間を撮影ウィンドウ」と考えて、そこに夕日の角度と風を重ねていきます。潮が引き切ったタイミングが早すぎる日は、夕暮れの時間帯まで潮だまりが残るかをイメージしておくと良いです。
潮位や気象条件は当日変動します。あくまで一般的な目安として潮見表を活用し、最新の天気予報も合わせて確認してください。
海辺の撮影は足元が滑りやすい場所もあります。安全第一で行動し、天候が荒れている日は無理をしない判断も大切です。
夕日撮影のベスト時間
夕景は日没前後のマジックアワーが本番。空の色が変わる短い時間帯に人が集中するので、少し早めに浜へ入って位置取りしておくと撮りやすいです。父母ヶ浜は視界が開けているぶん、ちょっとした立ち位置の差で写りが変わるので、時間に追われないことが最大の武器になります。

風が強い日は水面が荒れて反射が弱くなります。そんな日は無理に「ウユニ写真」一本勝負にせず、シルエットや逆光の人物写真に切り替えるのもアリですよ。私は「鏡面がダメでも、夕日そのものは裏切りにくい」と思っていて、構図の引き出しを2〜3用意しておくのがコツだと感じます。
撮影の段取り
私がよくやる流れは、
- 到着後すぐに干潟の状態を確認
- 足洗い場とトイレの位置を把握
- 日没の方角と人の動線をざっくりチェック
- マジックアワー前に一度テイクアウトで休憩
この順番。撮影ってテンションが上がるほど基本動作が抜けがちなので、先に“生活インフラ”を押さえておくと後半が楽になります。
持ち物のコツ
- 足元が濡れてもいいサンダル
- タオル
- 替えの靴下
- 海風対策の上着(季節による)
夕日撮影は、時間との勝負というより準備との勝負です。早く着いて整えるだけで、写真の歩留まりが上がります。
足洗い場・トイレ・カフェ
父母ヶ浜は撮影スタイル的に足が濡れやすいので、足洗い場の存在が地味に重要です。周辺には観光向けの足洗い設備やトイレが整っていて、安心して滞在しやすい環境になっています。ここが整っているからこそ、干潟に入る撮影が“イベント”として成立しやすいんですよね。
カフェや軽食スポットも増えていて、テイクアウトして浜辺で時間調整するのが相性良し。夕日直前は混みやすいので、早めのランチや軽食確保がスマートです。私はBAKE STUDIO OKAZAKIのような満足度高めのランチ系か、hand in handのような浜辺のテイクアウト系を、到着時間で使い分けるのが好きです。
待ち時間の過ごし方
干潮と夕日が完全一致する日は、どうしても現地の待機時間が長くなりがち。そんなときは「カフェで休憩→浜で軽く撮影→再び戻って夕景本番」みたいに、体力と集中力を分配するのがおすすめです。特に冬場は冷えで足がつりやすいので、温かいドリンクを挟むだけでもかなり違います。
営業時間やメニューは季節や曜日で変わることがあります。正確な情報は公式サイトや各店舗の案内をご確認ください。
混雑時は周辺施設の駐車や順番待ちが発生します。撮影時間に影響が出ることもあるので、余裕を持った行動が安心です。
高松駅から父母ヶ浜 モデルコース
最後に、私がよくおすすめしている組み立てを2パターンで置いておきます。あなたの旅のスタイルに近い方をベースに、潮見表と日没を当てはめて微調整すると失敗しにくいです。父母ヶ浜は「いつ行っても同じ景色」ではないので、モデルコースも“固定の正解”ではなく“組み立ての型”として捉えてもらえるとハマりやすいと思います。
| タイプ | 想定手段 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 自由度重視 | 高松駅でレンタカー | 干潮と夕日に最適化しやすい | 繁忙期は駐車場運用を要確認 |
| コスパ重視 | JRで詫間駅+平日のバス | 出費を大きく抑えられる | 日曜・祝日はバス運休 |
| 夕景確実 | 季節の夕日シャトル | 帰りの足が確保しやすい | 予約締め切りと運休時期に注意 |
私のおすすめアレンジ
自由度重視タイプなら、昼のうちに父母ヶ浜へ入って干潟の状態を確認し、時間があれば紫雲出山や天空の鳥居方面へ軽く足を伸ばして、夕景前に戻るループが綺麗に決まります。コスパ重視タイプは、バスの時刻と最終便だけは本当にシビアに見ておきましょう。夕景確実タイプは、琴平観光とセットにすると移動のムダが少なく、旅のストーリーとしても気持ちよく繋がります。
どのパターンでも共通して言えるのは、帰りの手段を先に確保しておくこと。父母ヶ浜は夕方以降の交通が一気に細くなるので、ここさえ押さえれば満足度はかなり上がるはずです。
干潮と夕日が重なる週末を選ぶという逆算が、父母ヶ浜攻略のいちばん効く近道です。
交通機関のダイヤや運行日は改定されることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

