Shikokuレールノート 運営者の「よんてつ」です。
特急しおかぜに乗る前に、「車内で駅弁を食べても大丈夫?」「飲み物は乗ってから買える?」「喫煙所はある?」と気になっていませんか。
岡山駅から松山駅までは、列車によって多少異なるものの、おおむね2時間40分前後の移動になります。決して短い時間ではないため、食事や飲み物を何も用意せずに乗ると、思った以上に不便を感じるかもしれません。
先に結論を言うと、特急しおかぜの車内では、周囲に配慮すれば駅弁や飲み物を楽しめます。
ただし、車内販売はすでに終了しており、自動販売機も乗車する車両によって設置状況が異なります。食事や飲み物が必要なら、岡山駅や松山駅などで購入してから乗るのが確実ですよ。
- 特急しおかぜで飲食できる範囲とマナー
- 駅弁や飲み物を購入しておく場所
- 車内販売と自動販売機の設置状況
- 喫煙・ゴミ・携帯電話に関するルール
乗車前の基本
駅弁や軽食、飲み物、必要な薬などは、できるだけ乗車前にそろえておきましょう。新幹線から岡山駅で乗り換える方は、買い物時間まで含めた余裕のある予定を立てておくと安心です。
きっぷの準備がまだ済んでいない方は、特急しおかぜの特急券の買い方もあわせて確認しておくと安心です。
特急しおかぜは車内飲食できる
特急しおかぜでは、自分で持ち込んだ弁当、パン、おにぎり、お菓子、飲み物などを座席で飲食できます。
食堂車や飲食専用スペースはありませんが、座席に備え付けられたテーブルを使って食事をすること自体に問題はありません。ただし、同じ客室で過ごすほかの乗客に配慮し、におい、音、食べこぼしなどに気をつけましょう。

食事や駅弁は持ち込み可能
特急しおかぜには、駅弁やコンビニ弁当、パン、おにぎりなどを持ち込めます。
岡山駅から松山駅まで通して乗車すると、昼食や夕食の時間帯と重なることも多いため、車内で駅弁を食べる乗客は珍しくありません。瀬戸内海や予讃線沿線の景色を眺めながら食事を楽しむのも、しおかぜの旅らしい過ごし方です。
各座席には、食事や飲み物を置けるテーブルがあります。座席の位置や車両によって形状は異なりますが、一般的な駅弁とペットボトルを置くには十分な広さです。
ただし、車内ではカーブやポイントを通過するときに、急に揺れることがあります。紙コップに入った飲み物や、ふたを閉められない汁物はこぼれる可能性があるため、テーブルの端には置かないようにしましょう。
車内へ持ち込む飲み物は、ふたを閉められるペットボトルや水筒が扱いやすいですよ。
においの強い食べ物には注意
車内飲食はできますが、にんにくの強い料理、香辛料の香りが広がりやすい食品、汁物などは、周囲の乗客が気になる場合があります。混雑時は特に、においが強く残らないものを選ぶと安心です。
袋を開ける音にも、少し気を配りたいところです。個包装のお菓子を何度も開けたり、大きな袋をガサガサと動かしたりすると、静かな車内では想像以上に音が響きます。
アルコール類も持ち込めますが、飲みすぎて大声になったり、通路へ荷物を広げたりしないことが大切です。
「食べてもよいか」だけでなく、「周りの人も気持ちよく過ごせるか」まで考える。これが特急列車で飲食するときの基本かなと思います。
発車直後は乗客の移動や荷物整理が続きます。車内が落ち着いてから弁当を広げると、周囲を気にせずゆっくり楽しめますよ。
車内販売は終了している
特急しおかぜでは、現在、通常の車内販売は行われていません。
以前は一部のしおかぜで、丸亀駅から観音寺駅までの短い区間を中心にワゴン販売が行われていました。しかし、この車内販売は2019年3月15日をもって終了しています。
現在は販売員が座席を回り、駅弁、サンドイッチ、お菓子、コーヒー、お茶などを販売するサービスはありません。ここは、新幹線の一部列車や観光列車と混同しやすいところです。
「乗ってから何か買えばいい」と思っていると、食事を買えないまま2時間以上過ごすことになりかねません。
車内で買えないと考えておきたいもの
特に注意したいのが、新幹線から岡山駅で短時間に乗り換える場合です。乗り換え時間が数分しかないと、売店に寄る余裕はほとんどありません。
食事を取りたい場合は、新幹線へ乗る前に購入するか、岡山駅で余裕のある接続を選ぶのがおすすめです。
駅弁や飲み物は乗車前に準備
特急しおかぜに乗るときは、駅弁や飲み物を乗車駅で用意しておくのが基本です。
岡山駅や松山駅などの主要駅には、弁当や飲み物を購入できる店舗があります。ただし、営業時間や在庫は時間帯、曜日、混雑状況によって変わります。
「駅へ着けば、必ず好きな駅弁が残っている」とは限りません。駅弁が売り切れていた場合に備え、コンビニのおにぎりやパンなど、別の選択肢も考えておくと安心ですよ。

岡山駅で買える駅弁と売店
岡山駅は、山陽新幹線と特急しおかぜを乗り継ぐ利用者が多い駅です。
駅構内には駅弁売店、コンビニ、土産物店などがあり、しおかぜに乗る前の食事や飲み物をそろえやすくなっています。
岡山らしい駅弁を選びたい方には、祭ずしなど郷土色のある弁当も候補になります。ただし、駅弁の種類や入荷数は日によって異なり、夕方以降は売り切れている場合もあります。
駅弁にこだわらないなら、おにぎり、サンドイッチ、パン、お茶などをコンビニで購入する方法が手軽です。
新幹線から乗り換える場合は、新幹線改札内や乗り換えコンコースで買い物を済ませてから、在来線ホームへ向かうと移動がスムーズです。
短い乗り換え時間では買い物が難しい
岡山駅で新幹線からしおかぜへ乗り換える場合、荷物を持ってホームを移動し、トイレや売店にも立ち寄るとなると、10分程度では慌ただしくなります。買い物をするなら、15分から20分ほど余裕を見ておくと安心です。
岡山駅の乗り換えルートが不安な方は、岡山駅での特急しおかぜ乗り換えガイドで、ホームの位置や移動方法を確認しておきましょう。
新幹線が遅れた場合や、予定していたしおかぜに間に合わない可能性がある場合は、自己判断だけで動かず、駅係員へ相談してください。
松山駅で買える弁当と飲み物
松山駅から岡山方面のしおかぜに乗る場合も、改札へ入る前に食事と飲み物を用意しておくと安心です。
松山駅の駅舎や周辺には、土産物、菓子、飲食店、コンビニなどがあり、弁当やおにぎり、パン、飲み物を購入できます。
ただし、早朝や夜間は営業している店舗が限られる場合があります。朝早い列車や夜の列車を利用する場合は、駅に到着してから買うのではなく、事前に購入しておく方法も考えておきましょう。
また、連休や帰省シーズンは、普段よりも売店が混雑することがあります。発車直前に弁当を選んでいると、ホームへ移動する時間が足りなくなるかもしれません。
確実に食事を取りたいなら、駅弁だけに絞らず、コンビニや駅周辺の店舗も候補に入れておくと安心ですよ。
ご飯やお菓子を選ぶポイント
特急しおかぜへ持ち込む食事は、食べやすさ、におい、こぼれにくさを基準に選ぶと失敗が少なくなります。
駅弁、おにぎり、サンドイッチ、パン、個包装のお菓子などは、座席でも比較的食べやすいでしょう。
一方で、スープやカップ麺、ふたのないカップ飲料などは、揺れたときにこぼれやすいため注意が必要です。
車内でゆっくり食事をするなら、箸、おしぼり、ウェットティッシュ、小さなゴミ袋も一緒に用意しておくと便利です。弁当を食べたあとに手を拭いたり、細かな包装ゴミをまとめたりできるため、座席周りをきれいに保てます。
飲み物は、ふたをしっかり閉められるものを選びましょう。紙カップのコーヒーを持ち込む場合は、列車が発車して車内が落ち着くまで、ふたを外さないほうが安心です。
乗り物酔いが心配な方へ
しおかぜはカーブの多い区間を走るため、人によっては揺れを強く感じることがあります。空腹や食べすぎを避け、酔い止め薬を使う場合は、用法や服用時刻を事前に確認しておきましょう。
持病、食物アレルギー、服薬などに不安がある方は、最終的な判断を医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。
車内自販機は車両で異なる
特急しおかぜの自動販売機は、どの列車にも必ず設置されているわけではありません。
しおかぜでは、主に8600系と8000系が使われています。乗車する車両形式やリニューアル状況によって、自動販売機の有無が異なる点に注意してください。
車両検査や運用変更によって、予定されていた車両とは別の形式で運転される場合もあります。自動販売機は補助的な設備と考え、飲み物は駅で購入しておくのが安全です。
| 車両 | 自動販売機 | 乗車前の考え方 |
|---|---|---|
| 8600系 | 編成内に設置 | 売り切れに備えて事前購入 |
| 8000系リニューアル車 | 撤去 | 車内では買えない前提 |
| 8000系未改修車 | 編成により異なる | 設置を当てにしない |
JR四国も、四国内の列車では車内販売を行っておらず、一部の特急列車には飲み物の自動販売機を備えていると案内しています。最新の公式案内は、JR四国公式「列車の運行について」をご確認ください。
8000系と8600系では、座席、コンセント、テーブルなどにも違いがあります。車両ごとの設備を詳しく知りたい方は、特急しおかぜの車内環境を比較した記事も参考にしてください。
8600系は自販機を設置
8600系には、清涼飲料水を購入できる自動販売機が設置されています。
販売されるのは、主にペットボトルや缶入りの冷たい飲み物です。駅弁、パン、お菓子、温かいコーヒーを購入できる設備ではありません。
また、自動販売機が設置されていても、売り切れ、故障、商品補充前などで利用できない可能性があります。支払い方法や商品の種類も固定とは限りません。
特定の電子決済だけを当てにせず、駅で飲み物を購入しておくほうが確実です。
8600系でも事前購入が安心
自動販売機がある8600系であっても、好みの飲み物や必要な量を確実に確保したいなら、駅で購入しておきましょう。水やお茶を1本持っておくだけでも安心感が違います。
8000系は撤去が進んでいる
8000系には以前、8号車付近に飲料の自動販売機が設置されていました。
しかし、8000系では大規模なリニューアル工事が順次進められており、リニューアル車では自動販売機が撤去されています。
8000系は編成ごとに改修状況が異なるため、以前乗った車両に自動販売機があったとしても、次に乗る列車にもあるとは限りません。
8000系では、車内で飲み物を買えない前提で準備してください。
特に夏場は、飲み物を持たずに長時間乗車すると体調を崩すおそれがあります。必要な水分量は、気温、体格、体調などによって異なりますが、少なくとも乗車前に飲み物を1本用意しておくと安心です。
特急しおかぜは全車禁煙
特急しおかぜの車内は、普通車、グリーン車、デッキを含めて禁煙です。現在は喫煙席や喫煙ルームもありません。
紙巻きタバコだけでなく、加熱式タバコや電子タバコも車内では使用しないでください。喫煙する方は、列車へ乗る前に駅の指定喫煙場所を確認しておく必要があります。

車内に喫煙所はない
特急しおかぜには、乗車中に利用できる喫煙所はありません。
以前の車両には喫煙スペースが設けられていた時期もありましたが、現在は廃止されています。デッキ、トイレ、連結部分も禁煙です。
「座席を離れてデッキなら吸ってもよい」「煙の少ない電子タバコなら問題ない」という扱いではありません。
トイレ内での喫煙は、火災報知設備が作動したり、列車の運行へ影響したりする可能性があります。ほかの乗客にも大きな迷惑がかかるため、絶対にやめましょう。
途中駅での喫煙も避ける
しおかぜの途中駅での停車時間は短く、ホームへ降りると列車へ戻れなくなる可能性があります。途中駅の喫煙所を利用する前提で予定を組まないでください。
宇多津駅や多度津駅などでは、いしづちとの連結や切り離しを行う列車があります。停車時間が少し長く感じても、乗客が喫煙するための停車ではありません。
車外へ出てよいとは判断せず、そのまま車内で待ちましょう。
タバコは乗車前に済ませる
喫煙する方は、乗車前に駅の指定喫煙場所を確認しておきましょう。
主要駅に喫煙場所が設けられている場合でも、改札内外のどちらにあるか、利用できる時間などは駅によって異なります。
駅の改修や受動喫煙対策によって、以前あった喫煙場所が移動または撤去されていることもあります。発車直前に探し始めるのではなく、駅へ着いたら早めに場所を確認してください。
岡山駅で新幹線から乗り換える場合は、喫煙、買い物、トイレをすべて短時間で済ませようとすると、しおかぜに間に合わなくなる可能性があります。
喫煙場所を利用したい方は、乗り換え時間に十分な余裕がある列車を選びましょう。
岡山駅から松山駅までは約2時間40分。途中で吸える場所はないと考え、発車時刻から逆算して行動しましょう。発車時刻ぎりぎりまで喫煙場所にいる予定は危ないですよ。
ゴミと携帯電話の車内ルール
特急しおかぜで気持ちよく過ごすためには、飲食や喫煙だけでなく、ゴミと携帯電話の扱いにも注意が必要です。
車内は多くの乗客が同じ時間を過ごす場所です。自分にとっては小さな音や短い電話でも、周囲の人には大きなストレスになることがあります。
少しだけ周りを見る意識を持つと、車内での過ごしやすさは大きく変わりますよ。
ゴミ箱はデッキに設置
特急しおかぜでは、客室内ではなく、デッキ付近にゴミ箱が設置されている車両があります。

駅弁の空き箱、ペットボトル、空き缶などを捨てる場合は、車内表示を確認し、分別して捨てましょう。
座席背面のポケットはゴミ箱ではありません。使用済みのティッシュ、菓子の包装、ペットボトルなどを入れたまま降りないでください。
すべてのデッキに同じ種類のゴミ箱があるとは限りません。ゴミ箱が見つからない場合や、弁当箱が大きくて入らない場合は、無理に押し込まず、降車駅まで持っておきましょう。
小さなゴミ袋があると便利
小さなポリ袋を1枚用意しておくと、弁当の容器、ウェットティッシュ、菓子の包装などをまとめられます。においが広がりにくくなり、降車時の忘れ物も防げます。
駅弁の空き容器をすぐ捨てられない場面には、防臭タイプの携帯ゴミ袋が便利です。薄くて荷物になりにくく、デッキのゴミ箱が見つからない場合でも、においを抑えながら降車駅まで持ち歩きやすくなります。
数枚をバッグへ入れておくだけで使えるので、列車旅や長距離移動が多い方は用意しておくと安心ですよ。
食べ残しや飲み残しをそのままゴミ箱へ入れると、液体が漏れたり、においが広がったりする可能性があります。飲み物はできるだけ飲み切り、弁当のふたを閉じてから処分しましょう。
あなたが次にその座席へ座る人だったら、どのような状態なら気持ちよく利用できるでしょうか。そう考えると、自然に取るべき行動が見えてくるかなと思います。
電話はデッキへ移動して通話

携帯電話やスマートフォンを使用する場合は、客室内で着信音や通知音が鳴らないよう、マナーモードに設定しておきましょう。
メッセージの確認や画面操作はできますが、動画や音楽を再生する場合はイヤホンが必要です。イヤホンを使っていても、音量が大きいと音漏れすることがあります。再生を始める前に音量を確認してください。
電話を受ける必要がある場合は、座席で話し続けず、客室の仕切り扉を出てデッキへ移動しましょう。
デッキでも、大声で長時間話すと客室内まで声が聞こえます。必要な用件を短時間で済ませ、長い世間話やオンライン会議は避けるのが無難です。
仕事の電話では内容にも注意
デッキは個室ではありません。会社名、個人名、電話番号、予約番号などを話すと、周囲の乗客に聞かれる可能性があります。仕事上の重要な会話は、目的地へ着いてから行うのが安心です。
しおかぜはトンネルや山間部も走るため、携帯電話の電波が弱くなる場合があります。瀬戸大橋周辺を含め、通信状況は常に一定ではありません。
時間の決まったオンライン会議や、途切れると困る通話を前提に予定を組むのは避けたほうがよいでしょう。

特急しおかぜのよくある質問
特急しおかぜの座席で駅弁を食べてもよいですか?
はい。持ち込んだ駅弁、パン、おにぎり、飲み物などを座席で飲食できます。ただし、においの強い食品や汁がこぼれやすい食品は避け、周囲の乗客に配慮しましょう。
特急しおかぜで駅弁や飲み物を買えますか?
通常の車内販売は終了しているため、駅弁や軽食は車内で購入できません。8600系には飲料の自動販売機がありますが、売り切れや車両変更も考え、乗車前に購入するのが確実です。
特急しおかぜに喫煙席や喫煙ルームはありますか?
ありません。普通車、グリーン車、デッキを含めて車内は禁煙です。加熱式タバコや電子タバコも使用せず、喫煙する場合は乗車前に駅の指定喫煙場所を利用してください。
途中駅の停車中にホームで喫煙できますか?
おすすめできません。途中駅の停車時間は短く、ホームへ降りると乗り遅れる可能性があります。連結や切り離しで停車している場合も、喫煙時間として設定されているわけではありません。
携帯電話の通話はどこで行えばよいですか?
客室内での通話は控え、仕切り扉の外にあるデッキへ移動しましょう。デッキでも声量を抑え、個人情報や仕事上の機密情報を周囲に聞かれないよう注意してください。
特急しおかぜの車内ルールまとめ
特急しおかぜでは、持ち込んだ駅弁や飲み物を座席で楽しめます。
一方で、車内販売は終了しており、自動販売機も車両によって設置状況が異なります。
岡山駅や松山駅などで、食事と飲み物を購入してから乗車するのが最も確実です。
- 駅弁や飲み物は乗車前に用意する
- においと音に配慮して飲食する
- 車内販売や自動販売機を当てにしない
- 車内はデッキを含めて禁煙
- 電話は客室を出てデッキで行う
- ゴミは分別し、必要なら持ち帰る
乗車前に確認したい持ち物
きっぷ、駅弁や軽食、飲み物、ウェットティッシュ、小さなゴミ袋、充電器、必要な薬を確認してからホームへ向かいましょう。
車内設備、売店の営業時間、列車の編成、喫煙場所などは、工事やダイヤ改正によって変更される場合があります。
正確な情報は、乗車前にJR四国、JR西日本、利用する駅の公式サイトをご確認ください。
健康状態、食物アレルギー、服薬などに関する最終的な判断は、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。

