MENU

特急いしづちのグリーン車 料金のカラクリ解明!予約完全ガイド

特急いしづちのグリーン車 料金のカラクリ解明!予約完全ガイド

特急いしづちのグリーン車 料金について調べていますね。高松から松山への移動で、少し贅沢なグリーン車を検討されているかもしれません。

しかし、特急いしづちのグリーン車とはどのような車両なのか、グリーン車の料金はいくらになるのか、そして普通車との料金差を比較するとどうなのか、疑問点は多いはずです。

この記事では、グリーン車に乗るメリットとしての座席の快適さと設備紹介はもちろん、具体的なグリーン車の予約方法、さらにはe5489・チケットレスの割引情報(JR四国エリアでの取り扱い)についても解説します。

また、乗車区間ごとの料金目安や、岡山発着の特急しおかぜとのグリーン車比較を通じて、グリーン車に乗るおすすめの区間についても詳しく掘り下げます。

この記事でわかること
  • 特急いしづちのグリーン車の基本的な特徴と利用方法
  • 高松から松山までグリーン車を利用した場合の総額料金
  • 標準的な乗り換えルートと例外的な直通ルートの予約戦略
  • ネット予約や割引切符(トクトクきっぷ)利用時の注意点
目次

特急いしづちのグリーン車 料金の基本

ここでは、特急いしづちのグリーン車の基本的な仕組みと、料金体系について解説します。

  • 特急いしづちのグリーン車とは?
  • しおかぜとのグリーン車比較
  • グリーン車の料金はいくら?
  • 普通車との料金差を比較
  • 乗車区間ごとの料金目安

特急いしづちのグリーン車とは?

A1 01196

特急いしづち号(高松~松山間)のグリーン車について理解するには、まず基本的な運行形態を知る必要があります。

実は、高松駅を出発する「いしづち」の標準的な編成(所定編成)の多くは、グリーン車を連結していません。これらの列車は、普通車指定席と自由席のみで構成される「モノクラス編成」と呼ばれています。

ただし、一部の列車は例外的に、あるいは定期的にグリーン車を連結しています。

例えば、「いしづち1号」「いしづち101号」(休日除く)、「いしづち104号」(休前日除く)などは、グリーン車を連結した編成(8000系L編成)で運転されることが基本です。

また、これらとは別に、所定ではグリーン車がない「いしづち103号」なども、車両検査や運用上の都合により、例外的にグリーン車(または半室グリーン車)を連結した編成で運行された事例が報告されています。

とはいえ、これらの列車は全体から見れば少数派です。したがって、旅行計画を立てる際、乗車予定の「いしづち」にグリーン車が必ず連結されていると前提にすることはできません。

しおかぜとのグリーン車比較

A1 02964

では、高松から松山へグリーン車で移動したい場合、どうすればよいのでしょうか。ここで重要になるのが、岡山と松山を結ぶ特急「しおかぜ」の存在です。

予讃線では、「いしづち」(高松発)と「しおかぜ」(岡山発)が、宇多津駅(または多度津駅)で連結・切り離し(併結・分割)を行って運行されています。

プレミアムな設備であるグリーン車は、本州からの長距離・広域利用を見込む基幹列車、すなわち特急「しおかぜ」の編成に標準で組み込まれています。

そのため、高松からグリーン車を利用する場合の最も標準的で確実な方法は、以下の通りです。

  1. 高松駅から「いしづち」(普通車指定席または自由席)に乗車します。
  2. 宇多津駅(または多度津駅)の同一ホームで、連結(併結)される「しおかぜ」編成に乗り換えます。
  3. 「しおかぜ」のグリーン車で、松山駅まで移動します。

この乗り換えが、JR四国の予讃線特急におけるグリーン車利用のスタンダードな形態です。

車両による違い(8000系・8600系)

利用する「しおかぜ」が8000系か8600系かによって、グリーン車の仕様が異なります。

  • 8600系: 1両の半分がグリーン席、もう半分が普通席となっている「半室グリーン車」が特徴です。
  • 8000系: リニューアルが進められており、1号車にグリーン車が設置されています。特にリニューアル後の座席は評価が高く、快適な移動が期待できます。

グリーン車の料金はいくら?

JRの料金は、「運賃」「特急料金」「グリーン料金」の3つの要素を合算して計算されます。これらはすべて移動する「営業キロ」に基づいて決まります。

高松駅から松山駅までの営業キロは194.4kmです。この距離に基づき、JR四国の標準的な料金表(通常期・大人1名・片道)で試算すると、総額料金は以下のようになります。

表1:高松~松山間 グリーン車利用時の料金内訳(推定)

料金項目算出根拠 (194.4km)推定料金 (円)備考
1. 運賃151~200kmの区分3,960円移動の対価
2. 特急料金 (自由席)151~200kmの区分2,200円速達サービスの対価
3. グリーン料金151~200kmの区分2,800円プレミアム設備の対価
合計(片道・通常期)高松 → 松山8,960円繁忙期・閑相期により変動あり

注:上記はJR四国の標準的な料金表に基づき算出した推定額です。購入時期やキャンペーン等により変動する場合があります。

ここで重要なのは、前述の通り宇多津駅で「いしづち」から「しおかぜ」に乗り換えた場合でも、料金は「通し料金」の原則によって全区間(194.4km)でまとめて計算される点です。乗り換えによって料金が二重にかかることはありません。

普通車との料金差を比較

A1 03145

高松から松山まで移動する場合、普通車指定席とグリーン車ではどれくらいの料金差があるのでしょうか。

前掲の表1に基づき比較します。

  • 普通車指定席を利用する場合:
    • 運賃(3,960円) + 特急料金(2,730円) = 合計 6,690円
  • グリーン車を利用する場合:
    • 運賃(3,960円) + 特急料金(2,200円) + グリーン料金(2,800円) = 合計 8,960円

この比較から分かる通り、普通車指定席とグリーン車の差額は、グリーン料金分の「2,800円」(高松~松山間)となります。この金額で、より快適な座席とサービスを受けられるかを判断することがポイントになります。

乗車区間ごとの料金目安

料金は営業キロの区分によって変動します。高松~松山間(194.4km)は「151~200km」の区分が適用されます。

もし乗車区間がこれより短い場合、例えば高松から今治(約133km)や新居浜(約93km)まで利用する場合、料金区分が変動します。

  • 高松~今治(133.0km)の場合:
    • 運賃(101~150km区分)
    • 特急料金(101~150km区分)
    • グリーン料金(101~150km区分)
  • 高松~新居浜(93.6km)の場合:
    • 運賃(81~100km区分)
    • 特急料金(51~100km区分)
    • グリーン料金(51~100km区分)

このように、距離が短くなれば運賃、特急料金、グリーン料金のそれぞれが安価になります。ただし、宇多津での乗り換えが必要な点は変わりません。

特急いしづちのグリーン車 料金と利用メリット

ここからは、グリーン車の具体的なメリットと、実践的な予約方法について詳しく見ていきましょう。

  • グリーン車に乗るメリット
  • 座席の快適さと設備紹介
  • グリーン車に乗るおすすめの区間
  • グリーン車の予約方法
  • えきねっと・チケットレスの割引情報
  • 特急いしづち グリーン車 料金のまとめ

グリーン車に乗るメリット

A1 03138

普通車自由席との差額(高松~松山間 2,800円)を支払うことで得られるグリーン車のメリットは、主に「快適性」と「静粛性」にあります。

最大のメリットは、座席の質の高さです。普通車が2列+2列の配置なのに対し、グリーン車(8000系・8600系)は2列+1列の配置が基本です。これにより、一人当たりの占有スペースが格段に広くなります。

また、グリーン車は編成の先頭(または最後尾)に連結されていることが多く、車内の通り抜け客が少ないため、目的地まで静かな環境で過ごせる可能性が高まります。特に長距離の移動において、この静粛性は大きな利点となります。

JR四国は現在、8000系車両のリニューアルを進めており、新しいグリーン車座席は非常に評価が高いとされています。単なる移動手段としてだけでなく、移動時間そのものを快適に楽しみたい場合に、グリーン車は有力な選択肢となります。

座席の快適さと設備紹介

特急「しおかぜ」に連結されるグリーン車の座席(8000系・8600系)は、快適な移動のために設計されています。

8000系(リニューアル車)

8000系のリニューアルされたグリーン車は、1号車に設置された「半室グリーン車」です。2列+1列の座席配置で、重厚感のある大型のリクライニングシートが特徴で、フットレスト(足置き)も装備されています。全席に電源コンセントが設置されているため、スマートフォンやノートパソコンの充電にも困りません。床面のかさ上げが行われ、足元の配管の出っ張りが解消されるなど、居住性が大幅に向上しています。

8600系(半室グリーン車)

8600系のグリーン車も「半室グリーン車」の構造が特徴です。2列+1列の座席配置で、モダンなデザインのシートが採用されており、可動式の枕も装備されています。こちらも全席に電源コンセントが装備されています。

どちらの車両も、普通席に比べて深いリクライニング角度、広い足元スペース、大型のテーブルを備えており、ビジネスでの書類作成や、ゆったりとした食事にも対応できます。

ChatGPT Image 2025年4月19日 08 27 06よんてつ

個人的には8600系のグリーン車が好きです。理由は静か、可動式の枕が装備されているけど揺れは大きいです。リニューアル8000系は乗り心地は良いし、静かなんだけど時折動き出すエアコンプレッサーの作動音が気になります。

グリーン車に乗るおすすめの区間

A1 02953

グリーン車の快適性を最大限に享受できるのは、やはり移動時間が長くなる区間です。

高松から松山まで(約2時間半~)の全区間を利用する場合、グリーン料金の価値を最も感じやすいと考えられます。

前述の通り、高松からの利用者は宇多津(または多度津)で乗り換えが発生します。高松~宇多津間の短区間は普通席での移動になりますが、その後の宇多津~松山間の約2時間がグリーン車での快適な移動となります。

逆に、高松から宇多津や丸亀までの短区間のみの利用では、グリーン車のメリットは感じにくいでしょう。また、例外的に「いしづち」にグリーン車が連結された場合(シナリオB)を除き、この短区間のみをグリーン車で利用することはできません。

宇多津・多度津~松山間を快適に移動したい場合に、高松からの「通し料金」でグリーン車を利用するのが、最もおすすめのパターンです。

グリーン車の予約方法

高松から松山へグリーン車で移動するには、大きく分けて2つの予約戦略があります。

シナリオA:【標準・推奨】乗り換えルートの予約

これは、最も信頼性が高く、計画的に実行できる標準的な方法です。

  • みどりの窓口: 駅の係員に「高松から松山まで、グリーン車で」と口頭で伝えるのが最も簡単です。係員が宇多津での乗り換えを正確に把握し、「通し料金」が適用されたきっぷ(高松→宇多津は普通車指定席、宇多津→松山はグリーン車)を発券します。
  • インターネット予約「e5489」: JR西日本JR四国エリアの予約サイト「e5489」で予約します。出発地「高松」、到着地「松山」、設備「グリーン車」を選択して検索すると、システムが自動的に宇多津(または多度津)での乗り換えを含んだ最適な旅程を提示し、通し料金で予約できます。

シナリオB:【例外的】直通ルートの予約

これは、前述した「車両運用の都合」による例外的な直通グリーン車(例:「いしづち103号」など)を発見し、予約する上級者向けの方法です。

  • インターネット予約「e5489」・「スマえき」: これらのオンライン予約ツールで、乗車したい特定の「いしづち」(特に「いしづち1号」「101号」「104号」や、例外報告のある「103号」など)を検索します。その際、座席種別で「グリーン車」が選択可能(「〇」や「△」)になっていれば、その日はグリーン車付きの編成が充当されていることを意味します。

この方法はリアルタイムの空席確認が鍵となり、事前の長期計画には適していません。

えきねっと・チケットレスの割引情報

A1 03171

特急「いしづち」のグリーン車料金に関連する割引情報についても注意が必要です。

まず、JR東日本が提供する「えきねっと」は、JR四国管内の予約にも対応していますが、JR東日本管内で提供されているような「在来線チケットレス特急券(トク割)」といった大幅な割引が、「いしづち」や「しおかぜ」に常時設定されているわけではありません。

JR四国・JR西日本エリアのネット予約は「e5489」が中心となります。また、JR四国独自のチケットレスサービスとして「スマえき」があります。「スマえき」では、定期券利用者向けの割引(例:スマえき定期専用 チョイ乗り特急券)などが提供されることがありますが、これらはグリーン車利用とは異なる場合があります。

「トクトクきっぷ」(企画乗車券)利用時の注意点

JR四国では、「バースデイきっぷ」など、非常にお得な「トクトクきっぷ」(企画乗車券)を多数発売しています。

これらのきっぷを利用してグリーン車に乗車しようと計画する場合、一点、重要な注意点があります。多くのフリーパスやトクトクきっぷは、「運賃」と「(自由席)特急料金」まではカバーしていますが、「グリーン料金」は別途全額が必要となるケースがほとんどです。

例えば、「バースデイきっぷ」(グリーン車用を除く)で高松~松山間を移動する場合、グリーン車に乗車するためには、試算した「グリーン料金」(推定2,800円)を追加で支払う必要があります。

特急いしづち グリーン車 料金のまとめ

特急いしづちのグリーン車料金に関する情報をまとめます。

  • 高松発の特急「いしづち」は原則グリーン車非連結
  • グリーン車は岡山発の特急「しおかぜ」に標準装備されている
  • 高松から乗る場合、宇多津(多度津)での乗り換えが標準
  • 高松~松山間のグリーン車総額は推定8,960円(通常期)
  • 普通車指定席との差額はグリーン料金分の約2,800円
  • 乗り換えでも料金は全区間(194.4km)の「通し料金」で計算される
  • 「いしづち1号」「101号」「104号」は定期的にグリーン車を連結
  • 「いしづち103号」などは例外的にグリーン車が連結されることがある
  • 直通グリーン車は「e5489」などでリアルタイム確認が必要
  • グリーン車のメリットは2+1列の座席と静粛性
  • 8000系リニューアル車の座席は評価が高い
  • 8600系は「半室グリーン車」を採用している
  • 予約は「みどりの窓口」かネット予約「e5489」が確実
  • JR四国では「スマえき」というチケットレスサービスも展開
  • 「えきねっと」の「トク割」はJR四国エリアでは適用対象外の場合が多い
  • 「バースデイきっぷ」などの企画乗車券は別途グリーン料金が必要
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次