こんにちは。Shikokuレールノート 運営者のよんてつです。
2026年からのJR四国のトクトクきっぷについて、種類や買い方がどうなるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。特にe5489専用の新しいきっぷやスマえきでの変更点など、一覧にして整理しておかないと出発当日になって慌ててしまうかもしれません。
指定席や自由席で使えるお得なきっぷの情報は、旅行や出張の計画を立てる上でとても重要ですよね。この記事では、これから四国を鉄道で旅する皆さんが迷わずスムーズにお得なきっぷを選べるよう、最新の情報をわかりやすく解説していきます。この記事を読むことで、ご自身の目的に合ったきっぷを見つけ、少しでもお得に四国の旅を楽しめるようになるかなと思います。
- 2026年から新しく発売されるe5489専用のきっぷの内容
- スマえきを利用したお得なきっぷの種類と利用条件
- 継続して販売される便利なフリーきっぷの詳細
- 今後発売が終了してしまうきっぷと注意点
なお、事前購入の流れや「e5489」と「スマえき」の違いを先に整理しておきたい方は、JR四国 切符の事前購入ガイド e5489とスマえき徹底比較もあわせてご覧ください。今回ご紹介するトクトクきっぷの理解がかなりスムーズになるはずです。
JR四国の「トクトクきっぷ」についての新情報
2026年春から、JR四国のお得なきっぷのラインナップに新しい顔ぶれが登場します。特に注目したいのは、インターネット予約サービスやスマートフォンアプリを活用したチケットレス・ペーパーレス化の流れですね。ここでは、新しく発売されるきっぷや、アプリで引き続き便利に使えるきっぷについて詳しく見ていきましょう。

e5489専用トク割WEBきっぷの詳細
まずは、今回もっとも大きなニュースとも言える新商品「【e5489専用】トク割WEBきっぷ」について詳しく解説していきます。このきっぷは、JR西日本が提供しているインターネット予約サービス「e5489(いいごよやく)」を通じてのみ購入できる、片道タイプの特急列車普通車指定席用トクトクきっぷです。

圧倒的な割引率と利用区間
一番の魅力は、なんといってもその割引率の高さですね。対象となるのは高松〜松山間、および高松〜高知間の特急列車です。通常、高松から松山まで特急「いしづち」などの指定席を利用すると片道6,690円かかりますが、この「トク割WEBきっぷ」を利用すれば4,200円となり、片道あたり2,490円もお得になります。往復で考えればかなり大きな差になりますので、出張でも旅行でも家計に効いてくるきっぷと言えます。
また、高松から高知までの区間についても同様に非常にお得です。通常5,920円(特急「しまんと」直通・通常期)のところ、3,500円で利用できます。高松〜高知間に関しては、直通する特急「しまんと」を利用する場合だけでなく、快速・普通列車の「南風リレー号」に乗り、宇多津駅・丸亀駅・多度津駅のいずれかで特急「南風」に乗り継ぐルートでも利用可能です。ただし一部列車は宇多津駅のみでの乗り継ぎとなる場合がありますので、予約時に列車条件を必ず確認しておきたいところですね。
購入のタイミングと座席指定のメリット
「e5489」を利用する大きなメリットのひとつが、ご自身のスマートフォンやパソコンの画面から、シートマップ(座席表)を見ながら希望の座席を指定できる点です。窓側を選んで景色を楽しみたい、通路側にして移動しやすくしたい、といった好みに合わせて予約しやすいのはやはり大きいですね。紙のきっぷを窓口で買う感覚とはまた違った、事前準備のしやすさがあります。
【注意】当日の購入はできません
このきっぷの最も気をつけるべき注意点は、購入期限です。発売は2026年3月1日から開始されますが、購入できるのは「ご利用日の1ヶ月前10:00から前日まで」に限られています。乗車当日に駅へ向かう途中でスマホから購入しようとしても間に合いませんので、必ず前日までに予約・決済を済ませておく必要があります。
きっぷの受け取り方法について
また、このきっぷは「チケットレス」ではありません。予約と決済はオンラインで完了しますが、乗車する前に駅の「指定席券売機」「みどりの券売機プラス」、あるいは「みどりの窓口」などで、必ず紙のきっぷを受け取る必要があります。発車時刻のギリギリに駅へ到着すると、券売機に列ができていて乗り遅れてしまうリスクもありますので、当日は時間に余裕を持って駅へ向かうか、可能であれば前日までに最寄り駅できっぷを発券しておくことを強くおすすめします。
スマえきトク割きっぷの特徴
続いてご紹介するのは、JR四国が公式に提供している便利なスマートフォン向けチケットアプリ「スマえき」限定で購入できる「スマえきトク割きっぷ」です。こちらは前述のWEBきっぷとは異なり、特急列車の「自由席」を片道単位でお得に利用できる商品として、2026年も継続して発売されます。

完全チケットレスの圧倒的な手軽さ
「スマえきトク割きっぷ」の最大の特徴でありメリットと言えるのが、完全なチケットレス乗車が可能であるという点です。駅の窓口や券売機に立ち寄って紙のきっぷを発券する必要が一切ありません。お手持ちのスマートフォンに「スマえき」アプリをダウンロードし、クレジットカード等で決済を済ませるだけで準備完了です。
改札を通る際や車内での検札時には、アプリ内に表示される「きっぷ画面」を駅員さんや車掌さんに見せるだけでOK。出張や旅行の朝、バタバタしている時に駅で切符を買う列に並ばなくて済むのは、精神的にも非常に大きなメリットだと思います。
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チケットレス乗車で一番怖いのが、スマホのバッテリー切れです。いざ改札を通る時に画面が開かない…車内改札でエラーになる…なんてことにならないよう、四国旅行にはモバイルバッテリーを必ず持参しましょう。私が愛用している軽量で大容量なタイプはこちらです。
主要区間での高い割引率
お値段の面でも非常に魅力的です。例えば、高松から松山までの特急自由席は通常片道6,160円ですが、スマえきトク割きっぷなら3,900円となり、なんと2,260円もお得に移動できます。高松から高知〜朝倉の区間についても、直通の「しまんと」を利用した場合で通常5,390円のところ、3,420円となります。さらに徳島〜高知〜朝倉間は3,500円設定で、こちらも自由席利用としてはかなり強い価格設定です。
【ポイント】自由席派にとって使い勝手が良い
指定席タイプのWEBきっぷが「前日までの購入必須」であるのに対し、自由席タイプのスマえききっぷは、紙の受け取りが不要でそのまま乗車できるのが最大の魅力です。予定が流動的で、どの時間の特急に乗れるか当日まで読みにくいという方にとっては、この「スマえきトク割きっぷ」の方が圧倒的に扱いやすいでしょう。
こども料金の設定について
このきっぷには「こども半額」の設定もあります。ただし、こども用のきっぷは「おとなと同一行程で利用する場合」に限り、おとなのスマホアプリから同時に購入・利用するという条件があります。お子様単独での利用や、別々のスマートフォンでの分散購入はできませんので、家族旅行で利用される際にはこの点だけ少し注意が必要です。それでも、家族全員分の特急料金がこれだけ割引になるのは家計にとって大助かりですよね。

スマえきSきっぷの利用区間
アプリ「スマえき」のラインナップの中でも、特に日常使いや短・中距離の移動において絶大な人気を誇るのが「スマえきSきっぷ」および「スマえきくろしおSきっぷ」です。こちらも2026年9月30日までの継続発売が決定しており、引き続き四国内の主要都市間をスピーディーかつお得に結んでくれます。
地域密着型の使いやすい設定区間
このきっぷは、高松〜松山といった長距離だけでなく、日常的なビジネスやちょっとしたお出かけに便利な区間が多数設定されているのが特徴です。特急列車の自由席をチケットレスで利用できる手軽さはそのままに、主要な区間を幅広くカバーしています。
| 主な利用区間 | おねだん(大人片道) |
|---|---|
| 高松 〜 徳島 | 2,550円 |
| 高松 〜 新居浜 | 3,750円 |
| 松山 〜 新居浜 | 2,880円 |
| 松山 〜 宇和島 | 2,880円 |
| 高知 〜 須崎 | 1,560円 |
| 後免・高知 〜 中村(スマえきくろしおSきっぷ) | 3,990円 |

高知から県西部へのアクセスに便利な「くろしおSきっぷ」
特に注目したいのが、高知県エリアをカバーする「スマえきくろしおSきっぷ」の存在です。高知駅から四万十川の玄関口である中村駅までの区間は、距離が長く特急料金もそれなりにかかってしまいますが、このきっぷを使えば片道3,990円とかなり出費を抑えることができます。
高知市内でカツオのたたきを楽しんだ後、特急「あしずり」に乗り込んで四万十市へ向かう、といった観光ルートを組む際にも非常に重宝しますね。紙のSきっぷに慣れていた方にとっても、移行先としてかなりわかりやすい商品です。
アプリならではのメリットを最大限に活かす
紙の「Sきっぷ」の場合、往復タイプで購入するのが一般的でしたが、スマえきSきっぷは片道から購入可能です。行きは特急で急いで向かい、帰りは普通列車でのんびり帰る、あるいは高速バスなど別の交通機関を組み合わせるといった柔軟な旅行計画が立てやすくなります。もちろん、こども料金も半額設定(大人と同一行程に限る)がありますので、週末のご家族でのちょっとした遠出にも大活躍間違いなしのきっぷと言えるでしょう。
JR四国全体の1日券・周遊券との違いまでまとめて比較したい方は、JR四国 1日乗り放題のきっぷ徹底比較ガイドも参考になるはずです。フリーきっぷ系との使い分けがかなり見えやすくなります。
スマえき四国フリーきっぷの魅力
四国全県を鉄道で縦横無尽に駆け巡りたい!そんなパワフルな旅を計画している方に強くおすすめしたいのが、「スマえき 四国フリーきっぷ」です。このきっぷは、数ある四国のトクトクきっぷの中でも高い自由度とコストパフォーマンスを誇る商品として、2027年3月末まで継続して発売されます。

3日間乗り放題の圧倒的なエリアカバー率
「スマえき 四国フリーきっぷ」の最大の魅力は、なんといってもその広大な利用可能エリアです。JR四国全線の特急列車および普通列車の「普通車自由席」が、連続する3日間乗り降り自由になります。
さらに、窪川〜若井間の土佐くろしお鉄道線や、ジェイアール四国バスの路線バスにも乗車可能です。例えば、松山で道後温泉に入り、翌日は高知へ抜けて市内観光を楽しみ、最終日は徳島方面や高松方面へ移動する、といった四国周遊の王道ルートをかなり自由に組めます。長距離を何本も特急で移動する旅ほど、このきっぷの真価が出てきますね。
お値段とチケットレスの相性の良さ
【ポイント】大人1名で18,000円!
3日間、特急の普通車自由席が乗り放題で18,000円という価格設定は、1日あたりに換算するとたったの6,000円です。高松から松山まで特急で片道移動するだけでも通常6,000円を超えてくることを考えれば、少し長距離を移動するだけですぐに元が取れてしまう計算になりますね。
そして、これだけの広域フリーきっぷが「スマえき」アプリ内で管理できるという点も素晴らしいです。紙のフリーきっぷだと「うっかり無くしてしまった!」という大惨事のリスクが常に伴いますが、スマホの中にきっぷが入っていればその心配は大幅に減ります。また、四国に到着する前の段階、例えば本州からの新幹線の中や、飛行機の待ち時間などにアプリから購入しておくことができるので、四国に上陸した瞬間からスムーズに動き出せるのも大きなメリットです。
指定席を利用したい場合は?
基本的には「自由席」専用のきっぷですが、もし「どうしても座席を確保したい」「長時間の乗車なので確実に座りたい」という場合は、乗車する区間の指定席特急券(またはグリーン券)を別途購入すれば、指定席やグリーン車に乗車することも可能です。ベースとなる乗車券部分はフリーきっぷでカバーされているので、追加投資だけでアップグレードできる柔軟さも嬉しいポイントです。
バースデイきっぷの継続発売
四国を旅する鉄道ファンや旅行愛好家の間で、ある意味「伝説的」な人気を誇っているのがこの「バースデイきっぷ」です。毎年、廃止や変更が噂されてはファンをハラハラさせていますが、無事に2027年3月末ご利用開始分までの継続発売が発表されました。誕生月という特別なタイミングにのみ許された、究極のトクトクきっぷについて詳しく解説します。

誕生月限定のスペシャルな乗り放題
「バースデイきっぷ」は、利用開始日が誕生月に含まれている場合にのみ購入できる、連続する3日間有効のフリーきっぷです。JR四国全線はもちろんのこと、土佐くろしお鉄道の全線、さらにジェイアール四国バスの路線バスまで乗り降り自由となります。先ほどの四国フリーきっぷのエリアに加えて、ごめん・なはり線や宿毛線といった土佐くろしお鉄道の全区間が含まれているのが大きな特徴ですね。
グリーン車用が圧倒的人気な理由
このきっぷには「普通車自由席用(12,000円)」と「グリーン車用(15,000円)」の2種類がありますが、圧倒的におすすめしたいのがグリーン車用です。たった3,000円の差額で、特急列車のグリーン車指定席、または普通車指定席が何度でも利用できるようになります。四国の特急列車、特に長距離移動時のグリーン車はとても快適で、旅そのものの満足度が一段上がります。この価格で3日間グリーン車に乗り放題というのは、やはり非常に強い内容です。
【補足】お連れ様も3名まで同じ条件で!
さらに凄いのが、誕生月のご本人様と「全行程を一緒に旅行する」という条件を満たせば、お連れ様も最大3名まで同じお値段・同じ条件でこのきっぷを利用できるという点です。つまり、4人グループのうち誰か1人が誕生月であれば、全員が同種のバースデイきっぷで旅を組めるわけですね。家族旅行や友人とのグループ旅行において、この破壊力はやはり別格です。
ものがたり列車に乗る際の注意点
JR四国が誇る人気の観光列車「伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」にご乗車を希望される方も多いと思います。現在は制度上、当きっぷを利用して「ものがたり列車」に乗車する場合は乗車券部分のみ有効となり、別途「特急券・グリーン券」を買い求める必要があります。とはいえ、乗車券部分がカバーされているだけでも十分にお得ですし、誕生月の記念として観光列車に揺られるのは最高の思い出になるはずです。
グリーン車系の周遊きっぷを比較しながら検討したい方は、JR四国 グリーン車乗り放題きっぷ完全ガイド|お得な2種を比較もおすすめです。バースデイきっぷと四国グリーン紀行の違いが見やすくまとまっています。
JR四国の「トクトクきっぷ」についての変更点
新しいきっぷが登場する一方で、残念ながら発売を終了してしまうきっぷや、利用区間が変更になるものもあります。また、特定の観光地を巡るのに便利なフリーきっぷたちの継続状況も気になるところ。ここでは、既存のきっぷに関する今後の変更点や、引き続き活躍してくれる観光向けのきっぷについて整理してお伝えします。

内子大洲町並散策1日パスの特長
愛媛県のノスタルジックな風景を楽しみたいなら、通年で継続発売される「内子・大洲町並散策1日パス」が非常に便利でおすすめです。松山を拠点として、歴史的な情緒あふれる内子町や大洲市へ足を延ばす観光客に長く愛されているきっぷですね。
1日4,000円で特急自由席が乗り放題
このきっぷの有効期間は1日間で、お値段は大人4,000円(こども半額)です。松山駅から内子駅、伊予大洲駅、さらには八幡浜駅までの区間において、特急列車および普通列車の自由席が1日乗り降り自由となります。松山から内子や大洲までは普通列車だと時間がかかりますが、特急「宇和海」を利用すればぐっと移動時間を短縮できます。時間を有効に使いたい日帰り観光にはぴったりの設定です。
絶景の下灘駅もエリア内!
そして、このパスの魅力は特急区間だけではありません。海沿いを走る予讃線の旧線、通称「愛ある伊予灘線」の伊予市〜伊予大洲間もフリー区間に含まれています。つまり、あの全国的に有名な「下灘駅」にもこのきっぷで立ち寄ることができるのです。午前中は内子の古い町並みを散策し、午後から大洲城や臥龍山荘を見学、そして夕方に下灘駅へ移動して瀬戸内海を眺める……といったモデルコースも、追加運賃をあまり気にせず組みやすくなります。
【ポイント】現地での割引特典も見逃せない
きっぷを提示することで、内子や大洲の一部観光施設で入場料が割引になったり、対象の飲食店でサービスが受けられたりする特典も付いています。単なる交通手段としてだけでなく、町歩き全体をお得にサポートしてくれるパスなので、愛媛県南予地方の観光の際にはぜひ活用してみてください。
徳島室戸高知55フリーきっぷ
四国の右下、室戸岬方面をぐるっと回るダイナミックなルートを辿るなら「徳島・室戸・高知55フリーきっぷ」の出番です。このきっぷも2027年3月末まで継続発売されることが決まっており、ちょっと通好みのルートを楽しみたい層から熱い支持を集めています。
鉄道とバス、そしてDMVが乗り放題!
このきっぷの有効期間は3日間です。フリー区間が非常に個性的で、徳島駅から南下するJR牟岐線、そして世界初の本格営業運行を開始したことで話題の阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル:道路と線路の両方を走る車両)、室戸岬を経由する高知東部交通の路線バス、さらに土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線を経て、高知駅までの区間がすべて乗り放題となります。
室戸岬へのアクセス最強ツール
徳島と高知を太平洋沿いに結ぶこのルートは、鉄道が一本で繋がっていないため、路線バスでの長距離移動がポイントになります。通常、この区間をその都度精算して乗り継ぐと運賃計算が複雑で、総額もかさみやすいです。しかし、このきっぷがあれば運賃を気にすることなく、途中の海部や甲浦でDMVのモードチェンジを楽しんだり、室戸岬で途中下車して雄大な太平洋やジオパークの景観を味わったりと、気ままな途中下車の旅を満喫できます。
【注意】特急列車は別途特急券が必要
JR線や土佐くろしお鉄道線内で特急列車を利用する場合は、フリーきっぷだけでは乗車できません。別途、乗車区間の特急券を購入する必要がありますのでご注意ください。もっとも、このルートはのんびりと海を眺めながら普通列車や路線バスに揺られるのが醍醐味ですので、特急に乗らなくても十分に楽しい旅路になるはずです。
ひがしこうち観光1日フリーきっぷ
高知県東部の観光に特化して旅程を組むなら、「ひがしこうち観光1日フリーきっぷ」が非常に使い勝手の良い一枚となります。こちらも継続して発売されることがアナウンスされています。
高知から奈半利までのアクセスに特化
大人2,900円、こども半額というお手頃な価格で、高知駅からごめん・なはり線の終点である奈半利駅までの区間が1日乗り降り自由となります。ごめん・なはり線は全線が高架化されている珍しいローカル線で、車窓からは太平洋の雄大な景色を存分に楽しむことができます。このきっぷで利用できるのは、快速・普通列車の普通車自由席です。特急列車を利用する場合は別途、特急券など必要な料金券を追加で購入する必要があります。
高知東部エリアの見どころ
このエリアには魅力的な観光スポットが点在しています。例えば、安芸駅で降りれば三菱グループの創始者である岩崎弥太郎の生家や、シンボルである野良時計を巡ることができます。また、奈半利方面へ向かう途中には「モネの庭」へのアクセス拠点として使いやすい駅もあります。
レンタカーを使わずに高知県東部を観光しようとすると交通費がネックになりがちですが、このフリーきっぷを利用すれば、沿線の駅ごとに設定されたやなせたかし先生デザインの駅キャラクターを探しながら、ローカル線ならではのゆったりとした時間を比較的お得に楽しむことができます。
四国水族館きっぷの一部区間終了
香川県宇多津町にある大人気の観光スポット「四国水族館」。この水族館の入館券引換券と、主な駅からの往復JR普通列車自由席きっぷがセットになったお得な「四国水族館きっぷ」ですが、2026年度に向けては少し注意すべき変更点があります。きっぷ自体は継続されるものの、一部の発駅からの設定が2026年3月31日利用分をもって終了してしまうのです。
発売終了となる発駅について
具体的にどの駅からの設定が終了するのでしょうか。公式の発表によると、以下の駅からの設定が2026年3月末でなくなります。
- 愛媛県エリア:川之江・伊予三島、新居浜・伊予西条・今治・松山
- 香川県東部・徳島県・高知県エリア:栗林・志度、徳島、阿波池田、高知
つまり、四国他県や香川県の遠方から鉄道を利用して四国水族館へ行くためのセットきっぷが廃止されることになります。これまで、松山や高知などから休日のお出かけで利用していた方にとっては、少し残念なニュースかもしれません。
継続される発駅と今後の対策
一方で、高松、坂出、丸亀、多度津、詫間、観音寺、琴平といった、宇多津駅に比較的近い香川県内の主要駅からの設定は、2027年3月末まで継続されます。
では、遠方から水族館へ行きたい場合はどうすれば良いでしょうか。今後は、これまで解説してきた「【e5489専用】トク割WEBきっぷ」や「スマえきトク割きっぷ」などを活用して宇多津駅までの移動をお得に手配し、水族館の入館券は別途購入する、という組み合わせが基本スタイルになっていくと考えられます。少し手間は増えますが、事前予約やチケットレスをうまく活用すれば、全体としては十分戦える選択肢になりそうです。
指定席Sきっぷなどの発売終了
そして、今回の発表の中で最も影響が大きいと思われるのが、これまで長年にわたって親しまれてきた一部の定番きっぷの発売終了です。時代の変化とデジタル化への移行に伴い、姿を消すことになったきっぷについて確認しておきましょう。
紙の指定席トクトクきっぷが幕引き
以下の2種類のきっぷが、2026年3月31日利用開始分をもって完全に発売終了となります。
- 指定席Sきっぷ
- 【e5489専用】指定席往復トク割きっぷ

「指定席Sきっぷ」は、みどりの窓口や券売機で手軽に買える指定席往復きっぷとして、出張族や旅行者に重宝されていました。また、WEB予約専用だった「指定席往復トク割きっぷ」も廃止となります。
【補足】なぜ終了するのか?
これらのきっぷが終了する背景には、記事の前半でご紹介した新しい「【e5489専用】トク割WEBきっぷ」への移行があります。これまでは「往復」での購入が基本だった指定席の割引きっぷを、より柔軟な「片道」タイプへ整理していくというJR四国の方針が見て取れます。利用者目線でも、帰りの予定が未定な旅に対応しやすくなるのは大きな変化ですね。
今後のきっぷ選びの考え方
紙のSきっぷに慣れ親しんでいた方にとっては、スマホやパソコンで予約・購入しなければならないことに最初は戸惑いを感じるかもしれません。しかし、これからは「指定席に乗りたい場合はe5489で前日までにWEBきっぷを買う」「自由席で良いならスマえきアプリでチケットレス乗車する」という考え方に整理しやすくなったとも言えます。2026年度は、ご自身の旅行スタイルに合わせてデジタルツールを使いこなすことが、お得な旅の鍵になりそうですね。
【2026年度】JR四国の「トクトクきっぷ」について
ここまで、2026年度から始まる新しいきっぷの情報、継続される人気のフリーきっぷ、そして惜しまれつつ終了するきっぷの変更点について、かなり深く掘り下げて解説してきました。【2026年度】JR四国のトクトクきっぷについて、全体像やご自身に合ったきっぷの選び方は掴めましたでしょうか。

デジタル化によるメリットを享受しよう
全体を通じて言えるのは、紙のきっぷから「スマえき」アプリや「e5489」ネット予約へのシフトがこれまで以上に鮮明になったということです。窓口に並ぶ必要がなくなり、いつでもどこでも好きな時にきっぷを手配できる環境が整ったことは、私たち利用者にとって非常に大きなメリットです。特に新しく登場する「トク割WEBきっぷ」は割引率も高く、前日までに予定が決まっている旅行や出張では頼もしい存在になってくれるでしょう。
情報収集と最終確認のお願い
なお、この記事でご紹介した各種きっぷのおねだん、利用条件、発売期間などは、2026年2月26日公表のJR四国公式発表および関連する商品案内に基づいて整理した内容です。ただし、運賃・料金制度や商品条件は今後変更される可能性もあります。実際に旅行の計画を立てる際やきっぷを購入する前には、必ずJR四国の公式サイトや公式アプリ等で最新の正確な情報をご自身で確認していただくようお願いいたします。
また、複雑な乗り継ぎを伴う旅程を組む場合や、旅行会社のツアー商品と組み合わせるような場合は、思わぬ制約があることも考えられます。そうした際の最終的な判断は、駅の窓口や旅行会社の専門スタッフにご相談されることを強く推奨します。
終わりに
四国の鉄道旅は、車窓から見える美しい瀬戸内海や雄大な太平洋、四万十川の清流など、息をのむような絶景の連続です。また、個性豊かで温かみのある観光列車も多数走っており、移動そのものが最高のエンターテインメントになります。2026年度も、ぜひご自身にぴったりのトクトクきっぷを見つけ出して、安全で心に残る素晴らしい四国の旅を思い切り楽しんでくださいね!それでは、良い旅を!

