内容更新:2026年8月18日
JR四国の「車deトレイン」は、条件を満たすきっぷを購入すると、駅の専用駐車場を最大2暦日まで無料で利用できるパークアンドライドサービスです。
「どの駅で使えるの?」「駐車料金はいくら?」「予約は必要?」「ネットで買ったきっぷでも大丈夫?」など、初めて利用すると意外と分かりにくいんですよね。
しかもJR四国では近年、車deトレインを終了して日極駐車場へ切り替える駅も出ています。松山駅・徳島駅・高知駅で実施されている「パーク&ライド」も、名前は似ていますが車deトレインとは別の制度です。
私自身は、始発列車を利用するときなど、市内のバスがまだ動いていない時間帯に駅へ向かう場合に車deトレインを使っています。早朝は駅までの移動手段が限られるので、自宅から車で駅へ行き、そのまま列車に乗れるのはかなり助かります。
この記事では、JR四国公式の2026年7月1日改正の案内をもとに、車deトレインの対象駅、利用条件、料金、予約方法、満車時の注意点、連泊するときの考え方までまとめました。
制度や対象駅は変更されることがあります。この記事は2026年8月18日時点の公式案内を確認して作成していますが、実際に利用する際はJR四国「車deトレインサービスのご案内」もあわせて確認してください。
- JR四国「車deトレイン」の対象駅と最新状況
- 1暦日・2暦日無料になるきっぷの条件と駐車料金
- 予約方法・電話申込・駐車券の受け取り方
- 満車・連泊・e5489利用時など迷いやすいポイント
JR四国の車deトレインとは?まず仕組みを確認

JR四国の「車deトレイン」は、自宅などから駅までマイカーで移動し、駅に車を置いてJRを利用する人向けのサービスです。
単純な無料駐車場ではありません。車deトレイン設置駅からJRに乗り、再び同じ駅へ戻ってくる対象の乗車券類を、1人あたり一定額以上購入することが基本条件になります。
| 確認項目 | 車deトレインの基本 |
|---|---|
| 対象 | 車deトレイン設置駅からJRを利用し、同じ駅へ戻る利用 |
| 2,000円以上購入 | 1暦日無料 |
| 4,000円以上購入 | 2暦日無料 |
| 無料期間後 | 条件を満たせば1暦日1,000円で延長可能 |
| 予約 | 事前申込が必要 |
| 電話申込 | 可能。ただし利用する駐車場設置駅で受付 |
| 駐車場 | 専用区画を利用。ゲート・精算機なし |
| 満車の場合 | 申込済みでも利用できない場合あり |
車deトレインが便利なのは早朝の列車を利用するとき
車deトレインが特に便利だと感じるのは、駅まで行く公共交通機関が使いにくい時間帯です。
私は始発列車を利用する場合、市内のバスなどがまだ動いていない時間帯に車で駅まで向かい、車deトレインを利用しています。
早朝の列車だと「列車は走っているのに、自宅から駅まで行くバスがない」ということがあります。タクシーという選択肢もありますが、自宅の場所や出発時間によっては予約が必要だったり、往復するとそれなりの金額になったりします。
その点、車deトレインなら自分のタイミングで家を出られます。大きなスーツケースがある旅行でも、自宅から駅まで荷物を持って歩く距離を減らせるのが楽ですよ。
車で駅まで行って列車に乗るメリット
パークアンドライドを使うメリットは、単に駐車料金を節約できることだけではありません。
- 始発列車などバスが動いていない時間でも駅へ行きやすい
- スーツケースなど大きな荷物を駅まで運びやすい
- 帰着時間を気にせず自宅まで車で帰れる
- 長距離をすべて車で走る必要がなくなる
- 雨の日でも駅までの移動負担を減らしやすい
特に四国では、駅までの移動をすべて鉄道や路線バスだけで完結させにくい地域もあります。最初と最後だけ車、長距離部分は鉄道という組み合わせは、かなり現実的な移動方法かなと思います。
一方で、駐車スペースが保証されないことと、利用できるきっぷに条件があることはデメリットです。ここを知らずに「JRに乗るから無料になるはず」と思って駅へ行くと困るので、条件を先に確認しておきましょう。
JR四国 車deトレインの対象駅一覧

対象駅については少し注意が必要です。
JR四国の車deトレイン専用ページ本文には「●印の40駅」という案内があります。一方、2026年7月1日改正として掲載されている公式地図を見ると、現在の対象駅や別制度の駅が色・記号で案内されています。
公式地図で車deトレインの駅名として確認できる駅を県別に整理すると、次のようになります。
| 県 | 公式地図で確認できる主な車deトレイン駅 |
|---|---|
| 香川県 | 丸亀、詫間、善通寺、栗林、三本松 |
| 徳島県 | 鳴門、鴨島、阿波池田、牟岐 |
| 愛媛県 | 川之江、新居浜、伊予西条、壬生川、今治、伊予北条、内子、伊予大洲、八幡浜、宇和島 |
| 高知県 | 土佐山田、後免、大杉、朝倉、須崎、窪川 |
伊予三島・志度・琴平は2026年6月に車deトレインを終了
対象駅は固定ではありません。JR四国は、伊予三島駅・志度駅・琴平駅の車deトレインを2026年6月16日で終了すると案内しています。
これらの駅では、その後にJR四国ステーション開発の日極駐車場「Pステーション」が利用できるようになっています。
つまり、以前車deトレインを使ったことがある駅でも「前に使えたから今回も大丈夫」とは限りません。久しぶりに利用する場合ほど、出発前に最新情報を見ておいた方が安心です。
松山・徳島・高知は車deトレインではなくパーク&ライド
もうひとつ混同しやすいのが、松山駅・徳島駅・高知駅です。
この3駅で利用できるのは「車deトレイン」ではなく、JR四国のパーク&ライドです。
| 駅 | 必要な乗車券類 | 24時間まで | 予約 |
|---|---|---|---|
| 松山駅 | 1人3,000円以上 | 800円 | 不要 |
| 徳島駅 | 1人3,000円以上 | 600円 | 不要 |
| 高知駅 | 1人3,000円以上 | 800円 | 不要 |
車deトレインが「条件を満たせば無料」なのに対して、こちらは駅のコインパーキング料金を割引してもらう制度です。
徳島駅を使う予定なら、駐車場の場所や通常料金、パーク&ライドの具体的な手順を徳島駅でパークアンドライド徹底解説!料金や予約と安い駐車場情報で詳しくまとめています。
車deトレインの利用条件・料金・駐車日数

1人2,000円以上で1暦日・4,000円以上で2暦日無料
車deトレインの基本料金は分かりやすく、条件を満たす乗車券類の購入額によって無料日数が決まります。
- 1人あたり2,000円以上:1暦日無料
- 1人あたり4,000円以上:2暦日無料
判断基準は、車に乗っている人全員の合計金額ではありません。申し込む人1人あたりの購入金額です。
たとえば4人で乗り合わせ、それぞれ1,000円のきっぷを購入して合計4,000円になっても、「4,000円購入したから2暦日無料」とはなりません。
逆に1人が4,000円以上の対象乗車券類を購入していても、4人乗っているから無料日数が4倍になるわけではありません。無料で使えるのは最大2暦日までです。
「1暦日」は24時間ではないので注意
ここはかなり間違えやすいポイントです。
車deトレインの「1暦日」は、基本的には午前0時までという考え方です。「駐車してから24時間」という意味ではありません。
ただし、その暦日内に乗車した列車が午前0時を過ぎて利用駅へ到着する場合は、1暦日として扱われます。
「夜に停めたから翌日の同じ時刻まで無料」と考えてしまうとズレる可能性があります。日をまたぐ旅行では、何暦日になるのかを先に確認しておくと安心ですよ。
2暦日を超える連泊は1暦日1,000円
2暦日を超える旅行でも、一定の条件を満たせば車deトレインを利用できます。
無料期間を超えた分については、1暦日1,000円で利用できます。ただし、勝手に延長して後から料金を払えばよいわけではありません。
延長分についても事前申込が必要で、利用できるのは鉄道利用往復タイプの乗車券類の有効期間内が上限です。
牟岐駅・大杉駅は有効期間内なら無料になる特例あり
牟岐駅と大杉駅には特例があります。
この2駅では、1人あたり2,000円以上の対象乗車券類を購入すると、その乗車券類の有効期間内に限り車deトレイン駐車場を無料で利用できます。
通常駅の「2,000円なら1暦日、4,000円なら2暦日」とは条件が異なるため、牟岐駅・大杉駅から数日間の旅行へ出かける場合には確認しておきたいポイントです。
どんなきっぷが対象になる?
基本となるのは、駐車場を利用する駅から乗車し、再び同じ駅へ帰ってくる乗車券類です。
JR四国公式では、往路と復路の乗車券類の組み合わせだけでなく、回数乗車券、特別企画乗車券、鉄道を利用する旅行商品なども対象として案内しています。
一方、定期乗車券、快て~き、団体乗車券などは対象外です。
フリーきっぷやトクトクきっぷを利用予定なら、商品ごとに利用条件が違います。現在販売されているきっぷを比較したい場合は、【2026年】JR四国の「トクトクきっぷ」について解説も参考にしてください。
JR四国 車deトレインの予約・利用手順

車deトレインは、コインパーキングのように当日そのまま駐車して使うサービスではありません。先に利用申込を済ませ、「車deトレイン駐車券」を受け取っておく必要があります。
- 対象になるきっぷを用意する
利用駅から出発して再び同じ駅へ戻る、条件を満たした乗車券類を購入または用意します。 - 車deトレインを事前に申し込む
四国内のみどりの窓口、JR四国ツアー支店、主な旅行会社などで申し込みます。電話で申し込む方法もあります。 - 車deトレイン駐車券を受け取る
「車deトレイン駐車場申込書」を記入し、利用条件の確認後に専用駐車券を受け取ります。 - 出発当日に専用駐車場へ停める
一般駐車場ではなく、「車deトレイン」専用区画を確認して駐車します。 - 駐車券を車内の見える場所へ置く
運転席前など、車外から確認できる位置へ車deトレイン駐車券を置きます。 - 帰着後、そのまま車で帰る
車deトレイン駐車場には基本的にゲートや精算機がありません。申込内容に従って利用します。
電話でも予約できる
以前の情報では「電話申込不可」と紹介されている場合がありますが、現在のJR四国公式案内では電話でも車deトレインを申し込めます。
ただし、電話予約の場合は少し条件があります。
- 予約受付は利用する車deトレイン駐車場設置駅
- 駐車券の受け取りも利用駅
- 受け取り時に条件を満たした乗車券類の購入確認がある
「前日に別の駅へ行って手続きするのが大変」という方にとって、電話予約が使えるのは助かりますね。
予約できるのは当日から1か月先まで
JR四国公式では、車deトレインを予約できる期間を予約当日から1か月先までとしています。
たとえば7月1日に予約する場合は、8月1日利用分まで予約できます。
数日間連続して駐車する場合は、最終利用日まで1か月以内に入ってから申し込みます。かなり先の旅行だからといって、何か月も前から駐車場だけ申し込むことはできません。
別の駅の窓口でも申し込める場合がある
駐車場を利用する駅以外でも、窓口で条件を満たす乗車券類を購入するか、すでに購入したきっぷを提示できる場合は申し込めます。
旅程によっては、出発駅へ行く前に普段利用している有人駅で手続きを済ませておく方法も考えられます。
きっぷ自体をどこで買うか迷っている方は、JR四国のきっぷ・予約完全ガイド|買い方・割引・チケットレスを解説で、窓口・e5489・スマえきの違いを先に整理しておくと分かりやすいですよ。
e5489で帰りのきっぷをまだ発券していなくても利用できる
ネット予約を使う人が増えたことで迷いやすいのが、e5489で購入したきっぷです。
JR四国公式では、e5489で復路のきっぷが未発券でも車deトレインを利用できると案内しています。
申し込み時には、発券済みの往路で使うきっぷと、復路で利用するきっぷの予約完了通知メールをあわせて係員へ提示します。
「帰りの紙のきっぷをまだ持っていないから対象外なのでは?」と心配する必要はありません。ただし予約内容を確認できるよう、スマートフォンですぐメールを表示できる状態にしておくと手続きがスムーズです。
車deトレインは予約しても満車になる?連泊時の注意点
ここからは、実際に利用するときに迷いやすいポイントを整理します。
予約しても駐車スペースは保証されない
「予約したのだから、自分の駐車スペースが1台分確保されている」と思ってしまいそうですが、車deトレインはそういう仕組みではありません。
JR四国公式にも、満車などで利用できない場合があると明記されています。
つまり、車deトレインの予約は「サービスを利用するための事前申込」と考えた方が分かりやすいでしょう。
特に大型連休、年末年始、イベント開催日など、駅周辺の駐車需要が高くなりそうな日は注意したいところです。始発列車へ乗る場合も、駐車場を探しているうちに発車時間が迫らないよう、少し余裕を持って駅へ向かうのがおすすめです。
満車が心配なら予約できる駐車場も候補にする
「絶対にこの列車へ乗らないと困る」という場合は、無料にこだわりすぎない方が安心なこともあります。
JR四国の公式サイトでは、駅周辺で短期間利用できる駐車場として、JR四国ステーション開発の日極駐車場のほか、事前予約・オンライン決済ができる「akippa」や「駅チカライド」なども案内しています。
車deトレインは条件を満たせば無料なのが強み。一方、予約制駐車場は料金が必要でも「駐車場所を先に決めておける」ことが強みです。
| 駐車方法 | 料金 | 事前確保 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 車deトレイン | 条件を満たせば無料 | 駐車区画の保証なし | 料金を抑えたい人 |
| 日極駐車場 | 有料 | 駐車場による | シンプルに1日単位で使いたい人 |
| 予約制駐車場 | 有料 | 予約可能 | 駐車場所を確実に決めておきたい人 |
| 主要駅パーク&ライド | 割引料金 | 予約不要 | 松山・徳島・高知駅を使う人 |
安さを取るか、確実性を取るか。ここは旅行日や乗る列車によって決めるのがいいかなと思います。
連泊する場合は帰着日まで含めて申し込む
1泊2日や2泊3日で利用する場合は、「何時間停めるか」ではなく「何暦日にまたがるか」を意識してください。
無料期間を超える場合は、条件を満たした乗車券類の有効期間内で、1暦日1,000円の利用を事前に申し込む必要があります。
旅行が延びそうだからと、とりあえず2日分だけ申し込んで後から自由に延長する考え方は避けた方がいいでしょう。予定している帰着日まで伝えて手続きしておくのが安心です。
車deトレイン終了駅では別の駐車場を探そう

車deトレインが終了したからといって、その駅でパークアンドライド自体ができなくなったとは限りません。
近年は、車deトレインから有料の日極駐車場へ運用を切り替えるケースもあります。
多度津駅は町営・JRの日極駐車場を使い分ける
たとえば多度津駅では、現在は以前の車deトレインではなく、多度津町のパークアンドライド駐車場やJR四国ステーション開発の日極駐車場などを利用する形になります。
多度津駅は「町役場の駐車場」と「JR利用者向けのパークアンドライド駐車場」を混同しやすいので注意が必要です。
料金、場所、利用時間、駐車区画の違いについては、多度津駅のパークアンドライド完全攻略!安い駐車場と注意点で詳しくまとめています。
伊予三島・志度・琴平ではPステーションへ移行
伊予三島駅・志度駅・琴平駅では、2026年6月16日で車deトレインが終了し、その後に日極駐車場「Pステーション」が案内されています。
「以前は無料だったのに今回も同じ条件だと思っていた」という勘違いが起こりやすいところなので、過去に利用経験がある駅ほど注意したいですね。
JR四国ステーション開発の日極駐車場は駅によって料金、台数、利用方法が異なります。利用日が決まったら、その駅の最新情報を確認してください。
車deトレインを使う前に確認したいチェックポイント

車deトレインを利用するときは、次の項目を順番に確認すると失敗しにくくなります。
- 利用予定駅が現在も車deトレイン対象か
- 購入するきっぷが対象商品か
- 1人あたり2,000円または4,000円の条件を満たすか
- 駐車するのが何暦日になるか
- 2暦日を超える場合は延長分を申し込んだか
- 車deトレイン駐車券を受け取ったか
- 駐車券を車外から見える場所へ置いたか
- 満車だった場合の代替駐車場を確認したか
特に始発列車を利用する場合は、当日現地で駐車場探しを始めると時間的な余裕がなくなります。私が早朝に利用するときも、駅へ着いてから考えるのではなく、あらかじめ駐車場所と利用条件を確認しておくようにしています。
JR四国 車deトレインのよくある質問
最後に、車deトレインを利用するときに迷いやすい点をまとめました。
まとめ:JR四国の車deトレインは対象駅と条件を先に確認しよう
JR四国の車deトレインは、駅まで車で移動したい人にとって便利なサービスです。
私のように、始発列車を利用するため市内のバスなどが動いていない時間帯に駅へ向かう場合は、特に使いやすさを感じます。車で駅まで行き、そこから列車へ乗り換えられるだけで、早朝の移動がかなり組み立てやすくなります。
- 車deトレインは条件を満たしたJR利用者向けの駐車サービス
- 1人2,000円以上で1暦日無料
- 1人4,000円以上で2暦日無料
- 無料期間後は条件を満たせば1暦日1,000円で利用可能
- 「1暦日」は単純な24時間ではない
- 牟岐駅・大杉駅には無料期間の特例がある
- 利用には事前申込が必要
- 電話から申し込むことも可能
- 予約可能期間は予約当日から1か月先まで
- 予約しても駐車区画が保証されるわけではない
- e5489で復路未発券でも条件を満たせば利用可能
- 松山・徳島・高知は別制度のパーク&ライド
- 対象駅は変更されるため利用前に最新情報を確認する
一番大切なのは、「以前利用できた駅だから今回も大丈夫」と思い込まないことです。車deトレインは終了・移行する駅が出ているため、旅行日が決まったら利用駅、きっぷ、駐車日数の3点を確認しておきましょう。
もし対象外だったり、始発列車などで「満車だけは避けたい」という場合は、日極駐車場や予約できる民間駐車場へ切り替えるのも十分ありです。無料にこだわって列車へ乗り遅れてしまっては本末転倒ですからね。
きっぷ選びから確認したい方は、JR四国のきっぷ・予約完全ガイドもあわせてチェックしてみてください。車deトレインの条件を満たせるきっぷなのか判断するときにも役立ちます。

