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特急あしずり グリーン車の乗車記|料金・予約から魅力まで徹底解説

特急あしずり グリーン車の乗車記|料金・予約から魅力まで徹底解説

四国を旅する際、雄大な太平洋の景色を優雅に楽しみたいと考えたことはありませんか。特急あしずりのグリーン車は、そんな願いを叶えてくれる特別な空間です。しかし、実際に乗車を検討するにあたり、グリーン車の座席の快適性や、充実していると聞く車内設備とサービスの詳細について知りたい方も多いはずです。また、普通車の指定席との違いは何か、グリーン車の料金とコスパは見合っているのか、といった疑問も浮かぶでしょう。

この記事では、特急あしずり グリーン車の乗車記として、利用者の口コミ・評判を基にした客観的な情報から、実際に乗って感じたメリット・デメリット、そして失敗しないための予約方法と注意点まで、あらゆる情報を網羅的に解説します。あなたの旅の計画が、失敗や後悔のない素晴らしいものになるよう、全ての情報を分かりやすくお届けします。

この記事を読むことで、以下の点について深く理解できます。

この記事でわかること
  • グリーン車にしかない座席や設備の具体的な魅力
  • 普通車指定席との明確な違いと料金体系
  • 失敗しないための予約方法と知っておくべき注意点
  • 旅の費用を劇的に抑えるお得なきっぷの情報
目次

特急あしずり グリーン車の乗車記【車両・設備ガイド】

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  • 豪華なグリーン車の座席の快適性
  • 充実の車内設備とサービスの詳細
  • 普通車の指定席との違いは?
  • 最新鋭2700系気動車の実力
  • 太平洋の絶景を楽しむ座席選び

豪華なグリーン車の座席の快適性

豪華なグリーン車の座席の快適性

特急あしずり2700系グリーン車の核心は、その卓越した座席の快適性にあります。乗客一人ひとりの占有スペースを最大限に確保するため、通路を挟んで2席+1席の横3列という贅沢なシート配置を採用しています。これにより、隣席との間に十分なゆとりが生まれ、長時間の移動でもプライベートな空間を保つことが可能です。

シート自体は、体を深く包み込むような大型のリクライニングシートです。特筆すべきは、手元のボタンで微調整が可能な電動式のフットレストを装備している点でしょう。手動式とは異なり、乗車中の姿勢に合わせて最適な角度を簡単に見つけ出すことができます。

このゆとりある座席配置と高機能なシートの組み合わせが、約2時間の乗車時間を単なる移動から上質なリラクゼーションの時間へと変えてくれるのです。

充実の車内設備とサービスの詳細

充実の車内設備とサービスの詳細

2700系グリーン車の魅力は座席だけに留まりません。車内全体が、乗客の快適な旅を支えるための洗練された設備で満たされています。

まず、現代の旅行者にとって不可欠な電源の確保について、グリーン車の全座席にコンセントが完備されています。窓側・通路側を問わず、どの席に座ってもスマートフォンやノートパソコンの充電を気にすることなく、仕事やエンターテインメントに集中できます。

また、各座席には個別の読書灯が設置されており、車内全体の照明に影響を与えることなく手元を照らすことが可能です。車内全体のデザインは、床に敷かれた絨毯から座席のモケットに至るまでブラウン系で統一されており、これが重厚で落ち着きのある雰囲気を醸し出しています。これらの計算された設備と空間デザインが、静かでプライベートな移動体験を提供します。

普通車の指定席との違いは?

普通車の指定席との違いは?

グリーン車と普通車指定席のどちらを選ぶべきか、その違いを具体的に把握することが、満足度の高い選択に繋がります。両者の主な違いは、快適性とプライベート感に直結する設備にあります。

最大の相違点は、前述の通り座席配列です。横3列のグリーン車に対し、普通車は横4列(2列+2列)が基本となります。これにより、座席自体の横幅や一人当たりのスペースに明確な差が生まれます。

さらに、快適性を左右するフットレストはグリーン車ならではの設備であり、普通車には設置されていません。リクライニングの角度も、一般的にグリーン車の方が深く倒れるように設計されています。

以下の表に、主な違いをまとめました。これらの点を比較検討し、旅の目的や予算に合わせて選択することが賢明です。

項目グリーン車普通車指定席
座席配列2席 + 1席(横3列)2席 + 2席(横4列)
座席設備電動リクライニング、電動フットレストリクライニング
コンセント全座席に完備全座席に完備
プライベート感高い標準
定員12席(半室)車両により異なる

最新鋭2700系気動車の実力

最新鋭2700系気動車の実力

特急あしずりに使用される2700系は、JR四国の最新鋭気動車であり、その走行性能は四国の険しい地形を克服するために最適化されています。この車両の大きな特徴は、コンピュータ制御による「車体傾斜装置」を搭載していることです。

この装置のおかげで、土讃線に連続する急カーブにおいても、車体を内側に傾けることで遠心力を緩和し、速度を落とすことなく滑るように駆け抜けていきます。強力なエンジンが生み出す加速性能と相まって、ダイナミックで揺れの少ない安定した走りを提供します。

ただし、走行する線路の軌道状態によっては、短周期の細かな縦揺れを感じる区間も存在します。一方で、長周期のふわふわとした揺れは比較的抑えられており、技術の進化と路線の特性が乗り心地に影響を与えていることが分かります。この力強い走りが、山間部を抜ける旅の時間を短縮し、快適な移動を実現しているのです。

太平洋の絶景を楽しむ座席選び

太平洋の絶景を楽しむ座席選び

特急あしずりの旅のハイライトは、何と言っても土佐くろしお鉄道の中村線区間で車窓に広がる雄大な太平洋の景色です。この絶景を最大限に満喫するためには、座席選びが極めて重要な鍵となります。

高知駅から中村駅へ向かう下り列車の場合、進行方向左側の座席が海側に面します。グリーン車の座席配列は2席+1席のため、この左側に配置されている1人掛けの独立席、すなわち「C席」が最高のポジションです。C席を確保できれば、他の乗客や窓の桟に視界を遮られることなく、どこまでも続く水平線を独り占めできます。

特に土佐佐賀駅から土佐入野駅にかけての区間は、列車が海岸線に沿って走行するため、息をのむようなパノラマビューが展開されます。予約の際には、ぜひこの「C席」を狙ってみてください。

特急あしずり グリーン車の乗車記【料金・予約ガイド】

特急あしずり グリーン車の乗車記【料金・予約ガイド】
  • グリーン車の料金とコスパを徹底解説
  • 失敗しない予約方法と注意点
  • 実際に乗って感じたメリット・デメリット
  • 気になる利用者の口コミ・評判まとめ
  • フリーきっぷで格安に乗る裏ワザ
  • 総括:特急あしずり グリーン車 乗車記

グリーン車の料金とコスパを徹底解説

グリーン車の料金とコスパを徹底解説

特急あしずりのグリーン車を利用する際の料金は、「運賃」「特急料金」「グリーン料金」の3つの要素で構成されています。例えば、高知駅から終点の中村駅まで乗車する場合、これらの合計金額は約5,000円から5,750円程度が目安となります。

この価格を高いと感じるか、妥当と考えるかは、旅に何を求めるかによります。単なる移動手段として見れば割高に感じるかもしれません。しかし、2時間以上にわたって提供されるプライベートな空間、電動フットレスト付きの快適な座席、そして雄大な車窓風景といった付加価値を考慮すると、十分にその価値はあると考えられます。

コストパフォーマンスをさらに高める方法として、後述するフリーきっぷの活用があります。これらのきっぷを利用することで、この上質な体験を驚くほど手頃な価格で実現できるため、計画次第では非常に高い満足度を得られるでしょう。

失敗しない予約方法と注意点

失敗しない予約方法と注意点

特急あしずりのグリーン車を確実に利用するためには、いくつかの重要な注意点を理解した上で予約手続きを進める必要があります。

予約方法

最も一般的な予約方法は、JR西日本が運営するインターネット予約サービス「e5489」を利用するものです。乗車日の1ヶ月前の午前10時から予約が可能で、さらにその1週間前から申し込みができる「事前申込サービス」も提供されています。人気の高いグリーン車を確保するためには、これらのサービスを積極的に活用することをおすすめします。

注意すべきポイント

まず最も大切な点は、2700系グリーン車が連結された特急あしずりは、高知を夜に出る「あしずり15号」と、中村を早朝に出る「あしずり2号」の1日1往復しかないという事実です。日中の時間帯には運行されていないため、旅行のスケジュールをこの列車の時刻に合わせる必要があります。

もう一つの重大な注意点は、ゴールデンウィークやお盆といった繁忙期には、車両運用の都合で旧型の2000系車両で代走される可能性があることです。最新の2700系への乗車を目的とする場合は、旅行日を選ぶ際にこのリスクを念頭に置いて計画を立てることが求められます。

実際に乗って感じたメリット・デメリット

実際に乗って感じたメリット・デメリット

特急あしずりのグリーン車乗車体験を客観的に評価すると、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意すべき点も存在します。

主なメリット

最大のメリットは、やはりその快適性とプライベート感です。わずか12席という限定された空間は、まるで「走るサンクチュアリ」のような静けさと落ち着きを提供します。電動リクライニングとフットレストは長旅の疲れを軽減し、全席コンセントはデジタル機器を多用する現代の旅行スタイルに完璧に対応しています。そして、C席から望む太平洋の景色は、この旅を忘れがたいものにしてくれるでしょう。

デメリットと注意点

一方、デメリットとしては、前述の通り運行本数が1日1往復と極端に少ない点が挙げられます。これにより、旅行計画に大きな制約が生まれます。また、繁忙期には旧型車両での代走リスクがあり、必ずしも最新の設備を享受できるとは限りません。乗り心地に関しても、車体傾斜装置の性能は高いものの、一部区間では軌道に起因する細かな揺れを感じることがある点は、留意しておくべきです。

気になる利用者の口コミ・評判まとめ

気になる利用者の口コミ・評判まとめ

特急あしずりグリーン車の利用者の評価を探ると、その希少性と快適性から、総じて高い満足度を得ていることがうかがえます。

座席数がわずか12席という物理的な限定性は、乗車体験に「特別感」という付加価値を与えています。ある乗車記録では、平日にもかかわらず12席中11席が埋まっていたと報告されており、これはJR四国が設定したプレミアムなサービスへの需要が、供給と巧みにバランスしていることを示唆するものです。

多くの利用者が、ゆったりとした座席配置や静かな車内環境を高く評価しています。特に、1人掛けのC席からの太平洋の眺望は、この列車の評判を決定づける重要な要素となっています。これらのことから、料金以上の価値を感じる乗客が多く、リピーターや鉄道ファンからの根強い人気を誇っていると考えられます。

フリーきっぷで格安に乗る裏ワザ

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バースデイきっぷ(グリーン車用)の一例

特急あしずりのグリーン車を含む四国旅行を計画するなら、JR四国が発行するフリーきっぷの活用は必須と言っても過言ではありません。通常料金で乗車するのに比べ、旅行費用を劇的に圧縮することが可能です。

四国グリーン紀行

連続する4日間、JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急列車グリーン車が乗り放題になるきっぷです。価格は23,000円で、例えば高松から宇和島まで予讃線のグリーン車を往復するだけで、ほぼ元が取れてしまいます。あしずりの乗車を含め、四国を広範囲に周遊する旅行者にとって最適な選択肢です。

バースデイきっぷ(グリーン車用)

特定の条件下で究極のコストパフォーマンスを発揮します。本人の誕生月に限り、連続する3日間、同行者も含めてグリーン車が乗り放題となり、価格は15,000円という破格の設定です。ただし、購入場所がJR四国の駅窓口などに限定され、手続きがやや煩雑な点には注意が必要です。

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バースデイきっぷは、購入時に誕生日が確認できる公的証明書が必要なので忘れないようにしましょう!

これらのきっぷの存在は、知っているかどうかで旅行費用が大きく変わることを意味します。以下の料金比較表を見ても、その優位性は明らかです。

きっぷの種類料金1日あたりの実質料金主な特徴
通常きっぷ(片道)約5,000円~手軽に予約・購入可能
四国グリーン紀行23,000円5,750円4日間乗り放題、広域旅行向け
バースデイきっぷ15,000円5,000円3日間乗り放題、誕生月限定の最強コスパ

総括:特急あしずり グリーン車 乗車記

この記事では、特急あしずりグリーン車の魅力から予約の注意点、お得な利用方法までを多角的に解説しました。最後に、本記事の要点をまとめます。

  • 特急あしずりのグリーン車は最新鋭の2700系で運行される
  • 運行は高知発の夜行と中村発の早朝便の1日1往復のみ
  • 座席は2+1列の横3列配列でプライベート感が非常に高い
  • 定員はわずか12名という限定された特別な空間
  • 全席に電動リクライニングと電動フットレストを完備
  • 各座席にコンセントと読書灯が設置されている
  • 車内はブラウン基調の落ち着いた雰囲気で統一
  • 最大の魅力は土佐くろしお鉄道区間の雄大な太平洋の車窓
  • 絶景を楽しむなら進行方向左側の1人掛け「C席」が最適
  • 予約はJR西日本の「e5489」が便利
  • 繁忙期は旧型車両で代走されるリスクに注意が必要
  • 通常料金は運賃・特急・グリーンの合計で約5,000円以上
  • 「四国グリーン紀行」なら4日間グリーン車乗り放題で23,000円
  • 「バースデイきっぷ」なら誕生月に3日間15,000円で利用可能
  • フリーきっぷの活用でコストパフォーマンスが飛躍的に向上する
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