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サンライズ瀬戸のドライヤー事情!コンセント利用の注意点と「使える場所」の正解

サンライズ瀬戸の旅:ドライヤーとコンセントの正解・快適な朝を迎えるための完全ガイド

こんにちは。Shikokuレールノート 運営者の「よんてつ」です。

夜行列車という非日常の空間で一夜を過ごし、目覚めればそこは四国・高松。そんなロマンあふれる「サンライズ瀬戸」の旅ですが、出発日が近づくにつれて現実的な不安が頭をよぎることはありませんか。特に女性の旅行者の方からよくご相談いただくのが、お風呂やヘアケアに関する悩みです。

「翌朝、高松に着いたらすぐに観光に出かけたい」「そのままビジネスの現場に向かいたい」という場合、髪をしっかり乾かして整えられるかどうかは、旅の満足度を大きく左右する死活問題ですよね。

サンライズ瀬戸の個室でドライヤーを持って困っている女性のイラスト。「部屋のコンセントでドライヤーは絶対NG?」「家やホテルと同じ感覚で使うとトラブルの元」という警告

「ホテルのように個室があるなら、家で使っている高性能なドライヤーを持ち込んで使えばいいじゃないか」と思われる方も多いかもしれません。しかし、サンライズ瀬戸はあくまで「鉄道車両」であり、地上のホテルとは設備や電力環境が根本的に異なります。知らずに持ち込んで使うと、最悪の場合、車両全体の電源を落としてしまうトラブルにもなりかねません。

この記事では、私が実際に何度も乗車して確認した車内のコンセント事情や、意外と知られていない「洗面台」の活用法、そしてアメニティの有無やシャワーカード争奪戦のリアルな現状まで、包み隠さずお伝えします。事前の準備さえしっかりしておけば、ドライヤー問題で焦ることはありません。快適な朝を迎えるための具体的なノウハウを、この記事で全て持ち帰ってくださいね。

この記事でわかること
  • サンライズ瀬戸の「個室」コンセントでドライヤーを使うと発生する深刻なリスク
  • 実は使える?「共用洗面台」のコンセント事情と絶対に守るべきマナー
  • アメニティが全くない部屋タイプとA寝台だけの特別な待遇の違い
  • ドライヤー問題を解決するための「持ち物リスト」と「地上施設の活用法」
目次

サンライズ瀬戸のドライヤー事情とコンセント利用の注意点

まずは結論から申し上げますと、サンライズ瀬戸の旅において「ドライヤーをどうするか」という問題は、部屋タイプによって正解が異なります。特に注意が必要なのが、多くの人が利用する「B寝台個室(シングル、ソロなど)」です。なぜ自分のドライヤーを個室で安易に使ってはいけないのか、その技術的な背景とリスクを知ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。ここでは、皆さんが疑問に思うコンセントの仕様や、実際に使える設備の限界について、専門的な視点も交えながら詳しく解説していきます。

サンライズ瀬戸の個室コンセントは充電専用の低容量

B寝台個室のコンセントは容量2A(充電専用)に対し、ドライヤーは1000W以上必要であり、容量不足であることを示す図解

サンライズ瀬戸の個室(シングル、ソロ、サンライズツインなど)に入り、ほっと一息ついて周りを見渡すと、コントロールパネル付近や足元にコンセントが一口設置されていることに気づくはずです。「よかった、これならスマホの充電もできるし、朝の身支度でドライヤーやヘアアイロンも使えるね」と安心してしまう瞬間ですが、ここで一度立ち止まってください。実はこのコンセント、私たちが普段自宅やホテルで何気なく使っている壁のコンセントとは、その中身(許容できる電力の大きさ)が全く別物なのです。

サンライズエクスプレスに使用されている285系電車がデビューしたのは1998年のことです。当時はまだスマートフォンはおろか、携帯電話(ガラケー)の充電需要さえ現在ほど高くはなく、モバイルバッテリーやタブレット端末といった高消費電力のデジタルガジェットを持ち歩く旅行者は稀でした。そのため、B寝台系の客室内に設置されたサービス用コンセントは、あくまで電気シェーバーの使用や、当時の小容量バッテリーの携帯電話充電程度を想定した設計になっており、現代の感覚からすると非常に容量が小さいのが特徴です。

具体的に申し上げますと、一般的な家庭用コンセントが15A(1500W)まで耐えられるのに対し、サンライズ瀬戸のB寝台個室コンセントは、「2A(200W)」程度の容量制限が設けられているのが一般的です。鉄道車両において、電力はまず走行するためのモーターや安全装置、空調設備などに最優先で配分され、客室内のコンセントに回せる「余剰電力」は限られているのが実情です。

一方で、私たちが普段使っているヘアドライヤーの消費電力をご存じでしょうか? 一般的なドライヤーは、温風(強)で使用すると1000W〜1200Wもの電力を消費します。これは電子レンジや電気ケトルに匹敵する「超・大電力機器」です。つまり、サンライズ瀬戸のB寝台個室コンセントの容量に対して、ドライヤーが必要とする電力は5倍〜6倍以上という桁違いの大きさであり、物理的に対応不可能なのです。「コンセントの穴に入るから使える」というのは大きな誤解であり、そこには明確な「容量の壁」が存在することを知っておいてください。

B寝台・ノビノビ座席エリアのコンセントは「AC100V」ですが、許容アンペア数が極めて低く設計されています。スマホやPCの充電には十分ですが、熱を発するドライヤー、ヘアアイロン、電気ポットなどの使用には一切対応していません。

コンセントへのドライヤー接続は停電の原因

無理に使うとどうなる?停電(連帯責任)、故障(電圧低下)、復旧の手間(車掌呼び出し)という3つの深刻なリスク

「でも、コンセントの穴の形は同じだし、少しの間なら使えるんじゃないの?」「弱風なら大丈夫かも」と考えるチャレンジャーな方がいらっしゃるかもしれません。しかし、これは絶対に試してはいけない危険な行為です。もし無理やり持ち込んだドライヤーを個室(B寝台)のコンセントに繋ぎ、スイッチをオンにした瞬間、何が起こるかシミュレーションしてみましょう。

まず最も高い確率で発生するのが、ブレーカー(配線用遮断器)の即時作動です。ドライヤーのスイッチを入れた瞬間に流れる「突入電流」がコンセントの許容値を一瞬で突破し、安全装置が働いて電気が遮断されます。

ブレーカーが落ちても慌てず、車内を良く観察してみましょう。コンセントが有る場所の近くにブレーカーがあるはずです。落ちたブレーカーを元に戻すだけです。(シングルツインは下段のベッドの下にあります)

(出典:東京電力パワーグリッド『アンペアとワット』)

共用洗面台は「15A」で使えるが混雑とマナーが壁

共用洗面台は15A対応で物理的には使用可能だが、朝の混雑時の占領厳禁や抜け毛処理のマナーが必須であることの解説

「個室がダメなら、デッキにある共用の洗面台ならどうだろう?」と考える方もいるかもしれません。各車両の端にある洗面スペースはカーテンで仕切れる場所もあり、広々としていて使いやすそうですよね。実はこの洗面台、個室のコンセントとは事情が異なり、多くの車両で「15A(1500Wまで)」に対応したコンセントが設置されています。

清掃用の掃除機などが接続されることも想定されているため、物理的な電力容量としてはドライヤーやヘアアイロンの使用に耐えられるケースがほとんどです。実際にB寝台利用者の中には、ここを「高出力電源」が確保できる唯一のスポットとして活用する方もいらっしゃいます。

しかし、ここで技術的な問題以上に大きな壁となるのが「マナー」と「混雑」です。

  • 朝の激しい混雑:高松駅や東京駅への到着前(特に6:00〜7:00頃)は、顔を洗ったり歯を磨いたりする乗客で洗面台に行列ができます。そんな中、ドライヤーで10分も20分も場所を占領するのはどうでしょうか。朝の貴重な時間を奪われる他の乗客からは、非常に厳しい視線を向けられることになります。
  • 抜け毛の処理:共用スペースで髪を乾かすと、どうしても抜け毛が床や洗面台に落ちてしまいます。次に使う人が気持ちよく使えるよう、使用後は必ずティッシュで掃除をするなどの配慮が不可欠です。

洗面台のコンセントは、古い列車にあったような「電気カミソリ専用」といった機能制限こそないものの、あくまで公共の場です。「物理的に使えるからOK」と判断するのではなく、「深夜や早朝の誰もいない時間帯に、サッと短時間で済ませる」といった配慮ができる場合に限り、緊急避難的に利用できる場所だと認識しておきましょう。

シャワー室にある備え付けドライヤーの風量

気兼ねなくドライヤーを使いたいなら、やはり3号車と10号車(出雲連結時)にある「シャワールーム」の脱衣所が正規の場所です。ここには壁掛け式、あるいは固定式の備え付けドライヤーが設置されています。家庭用コンセントを持ち込むのではなく、最初から車両の設備として組み込まれているため、ブレーカーが落ちる心配もなく堂々と使うことができます。

ただし、正直な感想を言うと、このドライヤーの風量は「かなり控えめ」です。ビジネスホテルによくある小ぶりのユニットタイプが主流で、最近の美容家電のような大風量は期待できません。髪の短い方なら問題ありませんが、ロングヘアの方がこの微風だけで完全に乾かそうとすると、20分〜30分かかってしまうこともあります。

シャワーのお湯は「6分間」で止まりますが、脱衣所の利用に厳密な制限時間はありません。とはいえ、外で待っている人がいるプレッシャーの中で長時間占有するのは辛いもの。「あるだけマシ」と考え、過度な期待は禁物です。

サンライズ瀬戸のシャワー売り切れで使えない時

シャワー室のドライヤー利用には「シャワーカード」が必須だが、東京発などは即売り切れが常態化している現実

備え付けドライヤーの風量が弱いという以前に、サンライズ瀬戸・出雲(特にB寝台利用者)にはさらに根本的かつ深刻な課題が存在します。それは、「そもそもシャワー室に入れない(=ドライヤーのある場所にたどり着けない)可能性がある」というリスクです。ご存じの方も多いかと思いますが、サンライズ瀬戸のシャワーを利用するためには、車内にある自動券売機で「シャワーカード(330円)」を購入する必要があります。

このシャワーカード、実は枚数に限りがあります。水タンクの容量という物理的な制約があるため、販売できる枚数が厳密に決まっているのです。そして2026年現在も、サンライズ瀬戸の人気は衰えを知らず、このシャワーカードの入手難易度は極めて高い状態が続いています。

特に金曜日や週末、連休などの繁忙期に東京駅を出発する下り列車では、入線前からシャワーカード購入のために乗車口(4号車・11号車から入るため)に行列ができ、発車した直後、あるいは発車して数十分以内には「完売」の赤ランプが点灯してしまうことが常態化しています。

もしシャワーカードが買えなかった場合、どうなるでしょうか。当然ながらシャワールームの鍵を開けることはできず、中にあるドライヤーを使うこともできません。「お湯は浴びなくてもいいから、ドライヤーだけ使わせてほしい」という要望も、システム上不可能です。つまり、「シャワーカードが買えない=車内で髪を乾かす手段が完全に絶たれる」ということを意味します。

【シャワーカード争奪戦のポイント】

  • 特に東京発の下り列車は競争率が高い。
  • 3号車と10号車の券売機前には乗車直後から列ができる。
  • 売り切れ後は、翌朝到着するまで入浴もドライヤーも不可となる。

この「供給不足」のリスクは、旅の計画段階で必ず織り込んでおくべき最大のアクシデント要因です。「乗ってから考えよう」という甘い見通しは、汗ばんだ体と濡れた髪のまま一夜を過ごすという最悪の結果を招きかねません。だからこそ、次章で紹介する「事前の準備」と「代替案」が非常に重要になってくるのです。

サンライズ瀬戸のドライヤー不足を補う快適な旅の準備

ここまで「使えない」「弱い」「売り切れる」とネガティブな情報が続いてしまいましたが、安心してください。事前の準備とちょっとした工夫があれば、この状況を乗り切って快適な朝を迎えることは十分に可能です。ここからは具体的な対策を紹介します。

サンライズ瀬戸のアメニティは女性には物足りない

対策を考える前に、車内のアメニティ事情を整理しておきましょう。基本的に、B寝台(シングル、ソロ、サンライズツイン、シングルツイン)およびノビノビ座席には、タオルや歯ブラシなどのアメニティは一切ありません

あるのは浴衣(ナイトウェア)、紙コップ、スリッパ、そして薄い掛け布団のみです。つまり、「ホテルに泊まる感覚」で手ぶらで乗車すると、お風呂上がりに体を拭くタオルすらないという事態に陥ります。特に女性の場合、クレンジングや化粧水、ヘアゴムなども含めて、必要なものは全て自分で持ち込む必要がある「素泊まりキャンプ」に近い感覚でいたほうが良いでしょう。


部屋タイプタオル歯ブラシドライヤー利用
A寝台(DX)ありあり◎(室内15A可 / 専用シャワー室)
B寝台・ノビノビなしなし△(共用シャワー室 / 共用洗面台)

この表の通り、部屋タイプによって準備すべきものが大きく異なります。自分の予約した座席・個室に合わせて、完璧なパッキングリストを作成することをおすすめします。

A寝台はシャワーカード付きで利用権を確保

A寝台シングルデラックスの特権:15A対応コンセントで自室ドライヤーOK、専用シャワー室ありでカード争奪戦不要

ここまで「ドライヤー問題」について警鐘を鳴らしてきましたが、実は「A寝台シングルデラックス」だけは例外が存在します。このクラスは「動くビジネスホテル」とも呼べる設備を持っており、ドライヤー問題においても2つの大きな特権があります。

一つ目の特権は、室内コンセントが「15A」対応であることです。B寝台のコンセントが2A(200W)程度の低容量であるのに対し、シングルデラックスの室内にある洗面台横のコンセントは「100V 15A(1500W)」の仕様になっています。つまり、スペック上は一般家庭と同様にドライヤーが使用可能なのです。ただし、あくまで車両設備ですので、長時間連続使用やタコ足配線は避け、異常があればすぐに使用を中止する慎重さは必要ですが、この「自室で誰にも気兼ねなく乾かせる」アドバンテージは計り知れません。

二つ目の特権は、A寝台専用のシャワー環境です。A寝台利用者には専用のアメニティキット(タオル、シャンプー等)が配布され、その中に「A寝台専用シャワーカード」が含まれています。そして、このカードで利用できるのは3号車・10号車の共用シャワーではなく、A寝台車両(4号車・11号車)にある「A寝台専用シャワールーム」なのです。

つまり、A寝台の乗客はあの熾烈なシャワーカード争奪戦に参加する必要がなく、しかも利用者が少ない専用シャワー室を使えるため、待ち時間も大幅に短縮されます。予算が許すなら、シングルデラックスを選ぶことがドライヤー問題の「完全解決」への近道と言えるでしょう。

コードレス製品や高吸水タオルを持参する

トラブル回避のための持ち物リスト:コードレスドライヤー、高吸水タオル(マイクロファイバー)、ドライシャンプー

B寝台やノビノビ座席を利用する場合、あるいは自席でどうしても髪を整えたい場合の「道具」による解決策です。

まずおすすめなのが、USB充電式のコードレスドライヤーです。コンセントを使わないので場所を選ばず、ブレーカーを落とす心配がありません。風量はAC電源式に比べれば弱いですが、温風が出るタイプなら前髪を整えたり、半乾きの髪を仕上げたりするには十分役立ちます。「完全に乾かす」のではなく「身だしなみを整える」という目的であれば、非常に強力な武器になります。


そして、シャワー室のドライヤー時間を短縮するための必須アイテムが「高吸水タオル(マイクロファイバータオルなど)」です。普通のタオルの何倍もの吸水力で、髪の水分をあらかた吸い取ってしまえば、風量の弱い備え付けドライヤーでも数分で乾かすことができます。コツは、ゴシゴシ拭くのではなく、タオルで髪を包み込んで水分を「吸わせる」こと。これだけで乾燥時間を半分以下に短縮できます。


水を使わない「ドライシャンプー」を用意しておき、車内では洗髪を控えるというのも、翌朝を快適に過ごすための賢い選択肢の一つです。スプレーするだけで頭皮がスッキリし、ベタつきを抑えられるので、1泊の移動ならこれで十分という方も多いですよ。


東京や高松の駅周辺にある入浴施設を活用する

乗車前は東京駅周辺のスパ、到着後は高松駅周辺の入浴施設を活用する「オフボード」な解決策の提案

最後に、私が最も推奨する「オフボード(車外)」での解決策です。それは、乗車前または降車後に、地上の充実した設備でお風呂を済ませるという方法です。

例えば東京駅周辺なら、八重洲や丸の内エリアにランナーズステーションや設備の整ったネットカフェがありますし、高松駅周辺にも早朝から営業している日帰り入浴施設があったりします。乗る前にスッキリ洗髪してしっかり乾かしておけば、車内では汗拭きシートで体を拭いて寝るだけで済みます。これならドライヤーの悩みから完全に解放されますし、揺れる車内でのシャワーよりも落ち着いて入浴できますよね。

また、高松到着後すぐに「朝うどん」を楽しむ前に、駅近くのサウナや温浴施設で朝風呂を浴びて、そこでしっかり身支度を整えるというプランも最高です。サンライズ瀬戸の旅は、列車の中だけで完結させる必要はありません。地上の施設とうまく組み合わせることで、より快適で優雅な旅になります。

サンライズ瀬戸のドライヤー利用に関するまとめ

サンライズ瀬戸での旅は、多少の不便さも含めて楽しむものですが、髪のセットに関しては事前の準備が快適さを大きく左右します。

B寝台とA寝台のドライヤー・シャワー環境の比較まとめ表。B寝台は準備が必須、A寝台は手ぶらで快適
  • B寝台個室でのドライヤー使用は電源容量が足りずブレーカー落ちリスクがありNG。
  • A寝台(シングルDX)は15Aコンセントと専用シャワー室がある「例外」。
  • 共用洗面台は15Aで使えるケースが多いが、混雑時の占有は厳禁。
  • 「乗る前入浴」や「吸水タオル・コードレス製品」の活用がB寝台攻略の現実的なカギ。

しっかりと準備を整えて、サンライズ瀬戸ならではの特別な夜を心置きなく楽しんできてくださいね!

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