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サンライズ瀬戸の海側や山側の違いと座席の選び方

サンライズ瀬戸の海側や山側の違いと座席の選び方

こんにちは。Shikokuレールノート 運営者の「よんてつ」です。

サンライズ瀬戸の旅を計画する際、多くの方が最初に突き当たる壁が、個室の向きを「海側」にするか「山側」にするかという選択ではないでしょうか。私自身も初めて乗車する際は、どっちの窓から瀬戸大橋が見えるのか、富士山はどっち側なのか、必死に調べた記憶があります。

サンライズ瀬戸の海側・山側の選択は、単なる好みの問題だけでなく、見たい景色の優先順位や、朝日との付き合い方、揺れの感じ方、さらには予約時にどこまで部屋番号を詰めて考えるかにも関わる非常に重要なポイントなんです。

この記事では、四国の鉄道を愛する私の視点から、皆さんが最高の「サンライズ体験」を享受できるよう、方位選択の考え方と実践を、公式の座席表で確認すべき点も踏まえて丁寧に解説していきます。この記事を読めば、「海側・山側をどう考えればいいのか」「予約時にどこまで確認すれば安全なのか」が明確になり、自信を持って予約に臨めるはずですよ。

最高の旅を決める2つの究極の選択 海側か山側か、2階か1階か
この記事でわかること
  • 進行方向による海側と山側の基本的な考え方と景色の違い
  • 瀬戸大橋や富士山などの主要スポットを堪能するための座席選び
  • 部屋番号だけで単純に判断できない理由と、公式座席表の確認ポイント
  • e5489で予約する際に知っておきたい実務上の注意点
目次

サンライズ瀬戸の海側や山側の違いと座席の選び方

サンライズ瀬戸を最大限に楽しむためには、まず走行中の「方位」を正確に理解しておく必要があります。移動するホテルとも言えるこの列車は、夜から朝にかけて日本の国土を長距離移動するため、時間帯と場所によって窓の外に広がる世界が劇的に変化するからです。

しかもサンライズ瀬戸は、東京〜岡山では東海道・山陽方面の景色、岡山から先では瀬戸大橋線と四国側の景色というように、同じ一晩でも車窓の性格がかなり変わります。だからこそ、「海側」「山側」という言葉をふんわり理解するだけではなく、自分がどの区間で何を見たいのかまで考えておくことが大切なんですよね。

下り列車と上り列車で左右の景色はどっちが良いか

サンライズ瀬戸における方位の基本は、列車の「進行方向」に対して左右どちらを向いているかで考えるのが出発点です。一般に、東京から四国を目指す下り列車(高松行き)では、太平洋側や瀬戸内海側の景色を楽しみやすいのは進行方向左側、山や内陸側の景色を楽しみやすいのは進行方向右側と理解されることが多いです。

逆に、四国から東京へ戻る上り列車(東京行き)では、その関係が反転し、海側を重視するなら右側、山側を重視するなら左側という考え方になります。ただし、ここで大事なのは、「左右の定義」と「実際にどの部屋番号がその側か」は別問題だということです。サンライズの客室配置は号車や階層で差があり、個室番号だけで一律に海側・山側を断定するのは危険なんですね。

進行方向で変わる車窓の世界 下り高松行と上り東京行の海側山側比較

「どっちが良いか」という問いに対しては、やはり多くの方にとっては「海側」が人気だと思います。下り列車では朝の瀬戸内海や瀬戸大橋、上り列車では静岡〜神奈川方面で海や朝の光を楽しみやすいからです。特に2階席の海側を確保できれば、寝台に横たわりながら水平線や橋梁区間の広がりを眺めるという、非日常感たっぷりの時間を味わえます。

一方で、山側は決して外れではありません。東海道区間では富士山方面を意識しやすく、また朝日が直接差し込みにくいことから、ゆっくり眠りたい方にとってはむしろ快適という見方もできます。景色の派手さでは海側に軍配が上がりがちですが、落ち着いて過ごしたい、夜の鉄道らしい雰囲気を味わいたい、という方には山側の満足度もかなり高いんですよ。

なお、海側・山側の話と混同しやすいのが「ホーム側かどうか」という点です。これは停車駅の配線や列車の位置関係によって変わるため、海側=常にホーム側、山側=常に線路側のように一般化することはできません。1階席では停車中のホームが近く感じられる場面もありますが、それを海側・山側の一般論として説明してしまうと少し雑になってしまいます。つまり、サンライズ瀬戸の海側・山側選びは、単純な二択のようでいて、実際には「どの区間を重視するか」「何を見たいか」「朝の光をどう感じたいか」という旅の設計そのものなんです。

進行方向別・方位の考え方まとめ

列車種別海側を重視しやすい側山側を重視しやすい側主なハイライト
下り(高松行)進行方向の左側を意識進行方向の右側を意識朝の瀬戸内海・瀬戸大橋
上り(東京行)進行方向の右側を意識進行方向の左側を意識早朝の海・朝焼け・静岡以東の車窓

瀬戸大橋の絶景を堪能するための進行方向と座席

海側の魅力 瀬戸大橋と朝日の特等席

サンライズ瀬戸に乗る最大の目的として「瀬戸大橋を渡る瞬間」を挙げる方は非常に多いですよね。私も、何度乗ってもあの橋の上からの眺めには感動してしまいます。この絶景をできるだけ有利な条件で楽しみたいなら、基本的には下り列車で海側を意識した部屋を狙うのが王道です。岡山駅で「サンライズ出雲」と切り離された後、列車は瀬戸大橋線を経て本四備讃線へ入り、巨大な橋梁区間を走り抜けます。この時間帯は季節によって光の入り方がかなり変わりますが、海側の眺めを押さえられていれば、島々が点在する瀬戸内海らしい景色をいちばん味わいやすいのは確かです。

一方で、上り列車の瀬戸大橋も見どころがあります。高松を夜に出発するため、橋を渡る頃にはかなり暗くなっていますが、橋の構造物の灯り、遠くの街の明かり、そして海面に反射する光が合わさって、昼とは別のロマンがあります。上り列車でも海側を意識した部屋であれば、夜の瀬戸内らしい雰囲気をより感じやすいです。昼の絶景を取るか、夜のムードを取るか。ここもまた、下りと上りで旅の性格がはっきり変わるポイントですね。

座席の階層による違いも無視できません。瀬戸大橋区間では橋の部材や防風設備が視界に入るため、1階席だとどうしても「見える範囲が限定される」と感じることがあります。その点、2階席であれば視点が高く、海の広がりを受け取りやすいため、開放感はやはり優勢です。もし「瀬戸大橋をしっかり眺めたい」「写真や動画の視界をできるだけ確保したい」と考えているなら、2階席を重視する考え方には十分な意味があります。ただし、橋の景色は天候や季節、朝の明るさにも大きく左右されるため、海側2階=常に完璧というわけではありません。その“少し思い通りにならない感じ”も、寝台列車の旅の味わいかなと思います。

瀬戸大橋通過時のチェックポイント

  • 下り:朝の時間帯に通過。季節によっては朝焼けや日の出後の柔らかい光と重なりやすい。
  • 上り:夜の時間帯に通過。橋の構造物や街の灯りが印象的で、昼とは違う雰囲気になる。
  • 注意点:強風などの気象条件により、瀬戸大橋区間の運転に影響が出ることがあります。

富士山の眺望を重視する場合の右側のメリット

山側の魅力 富士山の気配と静寂の夜

「サンライズ瀬戸といえば海!」というイメージが強いですが、実は「山側から見える富士山方面の景色」を重視するリピーターの方も多いんです。東海道本線区間では、下り列車なら進行方向右側、上り列車なら進行方向左側を意識すると、富士山側の景色を考えやすくなります。ただしここも重要なのは、“富士山が必ず見える席”ではなく、“富士山側を狙いやすい席”という理解にしておくことです。通過時刻が深夜から未明にかかることが多く、天候や季節、雲の有無で印象は大きく変わるからですね。

下り列車(高松行き)の場合、富士山周辺を通るのは深夜帯にあたることが多く、完全に寝入っていると見逃しやすいです。逆に言えば、あえて少し起きて窓の外を気にしてみる、あるいは夜中にふと目が覚めたタイミングでブラインドを開けてみる、そんな“偶然のご褒美”が期待できるのも山側の面白さなんですよね。上り列車(東京行き)では未明から早朝にかけての通過になり、季節によっては空が白み始める時間と重なります。海側の日の出ほど分かりやすい華やかさはないかもしれませんが、静かな早朝の山の存在感はかなり印象的です。

また、山側のメリットとして意外に大きいのが、朝日との距離感です。海側は朝の光を受けやすく、季節によってはかなり早い時間から室内が明るくなることがあります。一方、山側はその直射を避けやすいので、「寝台でできるだけ長く眠りたい」「まぶしさで起きたくない」という人には合っています。さらに、車窓に求めるものが“絶景”だけではなく、“旅の静けさ”や“夜行らしい落ち着き”なら、山側を選ぶ理由は十分にあります。海側が取れなくても落ち込む必要はまったくなくて、山側には山側の美学がちゃんとあるんです。

富士山観賞のコツ
富士山方面を意識するなら、車内照明を落として目を慣らしておくのがコツです。室内が明るいと窓への映り込みが強くなるので、静かな時間帯ほど“室内を暗めにして外を見る”のが有効ですよ。

部屋番号の偶数と奇数で決まる海側と山側の法則

奇数番号が海側という噂は信じない 全車両共通の法則ではない

サンライズ瀬戸の個室を予約する際、最も知りたくなるのが「どの部屋番号が海側なのか」という具体的なルールですよね。ここは結論からはっきり書いておくと、「奇数番号が海側、偶数番号が山側」というような全車共通の単純ルールはありません。以前から鉄道ファンのあいだではさまざまな経験則が語られてきましたし、実際に一部の号車や階層だけを見るとそう見えやすい場面もあります。ですが、285系の公式座席表を見ると、号車や階層によって並び方が異なっており、奇数・偶数だけで海側・山側を一律判定するのは危険なんです。

特に注意したいのが、「1号車と2号車も同じだろう」「シングルは全部同じ法則だろう」と思い込んでしまうことです。実際には、1階と2階で並び方が違って見える車両があり、同じ“シングル”でも見た目の規則性だけで判断するとズレることがあります。さらに、予約画面では部屋番号だけが見えても、その番号が座席表上でどちら側にあるかまでは自動で説明してくれないことがあるため、ここを経験則だけで攻めるのはかなり危ないです。だからこそ、サンライズ瀬戸の海側・山側を本気で狙うなら、必ず公式の車両案内・座席表と照合する、これが大前提になります。

確認項目安全な考え方注意点
奇数・偶数補助的な目安に留める全車共通ルールとして断定しない
1階・2階必ず別物として確認する同じ号車でも階が違うと配置の印象が変わる
4号車特に公式座席表で要確認シングルデラックス・サンライズツインは思い込み厳禁
最終判断JR公式の車両案内を見る口コミだけで決めない

なお、4号車の「シングルデラックス」と「サンライズツイン」については、ネット上で「奇数が海側」「偶数が山側」といった説明を見かけることがありますが、ここも単純化しすぎない方が安全です。4号車は構造が独特で、見た目の印象だけで左右を断定しやすい反面、実際の予約時には必ず座席表の位置関係を目で確認することが重要です。人気が高い設備ほど、思い込みで予約してしまったときのダメージも大きいですからね。番号の暗記で勝負するより、「この号車は公式表で見る」という習慣をつけた方が、結果的にはずっと強いです。

(参考:JR西日本「サンライズ瀬戸・出雲 車両案内」

1階と2階の個室で異なる眺望と揺れの特性

空間の選択 2階の眺望か1階の静けさか

サンライズ瀬戸の個室選びにおいて、海側・山側と同じくらい重要なのが「1階か2階か」という選択です。285系は2階建て構造を活かした寝台車で、同じ“シングル”でも階層によって体験がかなり変わります。まず、華やかな旅を演出したいなら断然「2階席(階上)」がおすすめです。視点が高く、窓からの抜けもよいため、景色を楽しむという意味ではやはり有利です。特に海側を意識するなら、2階の方が「せっかく外を見たいのに視界が低い」というストレスを感じにくく、旅情の満足度は高くなりやすいです。

一方、ベテラン利用者があえて選ぶこともあるのが「1階席(階下)」です。1階席の魅力は、何といっても落ち着きやすさです。一般に、2階は見晴らしが良い反面、カーブや揺れの感覚をやや大きく感じやすい傾向があります。それに対して1階は視点が低いぶん、外の抜けは控えめでも、寝台としての“こもり感”や安心感が強いと感じる方が多いですね。もちろん音の感じ方や揺れの印象は人それぞれですが、「景色最優先なら2階」「睡眠や落ち着きも大事なら1階」という大きな考え方はかなり使いやすいです。

もう一つ忘れてはならないのが、車端部にある「平屋」タイプの存在です。平屋は2階でも1階でもない独特のポジションで、天井の感じ方や荷物の置きやすさ、空間の圧迫感の少なさに魅力があります。反面、車両のどこに位置するかで振動や音の印象が変わることもあるため、万人向けの“最適解”というよりは、好みにハマると非常に快適なタイプという印象です。海側・山側の選択に加えて、階層ごとの性格まで理解しておくと、サンライズ瀬戸の個室選びは一気に立体的になってきますよ。

サンライズ瀬戸の夜をより快適に過ごすために、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを旅のお供にするのが大変おすすめです。特に1階席や車端部で走行音やポイント通過時の音が気になる場合でも、これ一つで自分だけの静かなプライベート空間を作れます。お気に入りの音楽をBGMに夜行列車の風情を味わうのも、至福の時間ですよ。


階層別のメリット・デメリットまとめ

特性2階席(階上)1階席(階下)平屋席(車端)
眺望高い。景色を楽しみやすい。控えめ。落ち着いて過ごしやすい。中間的。独特の開放感がある。
揺れの感じ方やや大きく感じやすい。比較的落ち着いて感じやすい。位置によって印象が変わる。
旅情車窓を満喫しやすい。秘密基地感が強い。好みに刺さる独特さがある。
向いている人景色最優先の人睡眠や静けさも大事な人空間の個性を楽しみたい人

サンライズ瀬戸の海側か山側を確実に予約する秘訣

サンライズ瀬戸のチケット、特に人気の高い個室を確保するのは、今や本当に難易度が高いです。ここでは、予約サイトe5489を使う際に、経験則だけに頼らず、制度面も踏まえてどう考えるべきかを整理してお伝えします。実際のところ、“海側2階の人気個室を絶対に取る魔法”はありません。だからこそ、制度として何ができて、何ができないのかを知ったうえで、狙いどころを決めていくのが大切なんですよね。

e5489の予約サイトで希望の個室を確保するコツ

激戦を勝ち抜く3段構えの準備 第一希望から第三希望まで

JR西日本の予約サイト「e5489」は、サンライズの予約で避けて通れない存在です。ただし、ここで知っておきたいのが、サンライズ瀬戸・出雲の予約は「通常の席取り」と同じ感覚では考えにくいということです。特にe5489には事前申込サービスがあり、発売日のさらに前から申し込みができる一方で、設備によっては扱いが異なることもあります。公式の案内でも、「車両案内ページで個室番号をよく確認のうえ予約してください」とされているので、サンライズは“まず座席表を見てから取る列車”だと考えた方が安全です。

ここで注意したいのは、ネット上で見かける「こうすれば検索が速い」「この条件を外せば必勝」といったテクニックの多くが、あくまで利用者側の経験談だという点です。もちろん実体験として参考になるものはありますが、公式が成功率を保証している方法ではありません。そのため、「海側指定なしで取ってから変更すればよい」といった話も、常に同じように使える前提で書いてしまうのは少し危険です。予約成立後の変更可否や扱いは条件によって異なることがありますし、そもそも人気設備では“取れた時点で勝ち”という局面も多いですからね。

私としておすすめしたいのは、まずは「どの設備を最優先にするか」を決め、そのうえで候補を複数持つことです。たとえば「4号車の特定設備しかダメ」だと難易度が一気に上がりますが、「海側を重視しつつ、2階シングルも有力」「海側が無理なら山側でも4号車優先」といった形で優先順位を整理しておくと、判断がぶれにくくなります。また、ログイン状態や決済情報などの事前準備をしておくこと自体は無駄になりませんし、直前に慌てないだけでも十分なアドバンテージになります。予約は最終的に運の要素もありますが、準備の差はちゃんと出ますよ。

予約時の注意点
サンライズ瀬戸・出雲は、設備によって予約条件や事前申込の扱いが異なる場合があります。ネット上の“裏ワザ”を鵜呑みにせず、予約前には必ずJR公式の予約ページと車両案内を確認しておくのが安全です。

シングルデラックスやツインの号車別の方位指定

特別な夜を彩るシングルデラックスとサンライズツイン

サンライズ瀬戸の目玉である最高級個室「シングルデラックス」と、2名利用に最適な「サンライズツイン」は、ともに4号車(上り・下りで編成位置の見え方はありますが、瀬戸編成側のA個室/B個室の看板設備)に集約されています。これらの部屋を狙う際は、車両固有の構造を理解しておく必要があります。というのも、この車両は一般的なシングル中心の車両とは見た目の印象が少し違うため、「奇数だから海側」「偶数だから山側」と短絡的に決めてしまいやすいんですね。

まず、シングルデラックスは設備そのものの魅力が非常に大きく、海側・山側の前に「まず取れるかどうか」が最大の壁になります。もちろん景色を重視して方位までこだわる価値はありますが、ここは一般のシングル以上に、公式の座席表で位置関係を確認してから判断するのが必須です。海側が取れれば理想的ですが、山側であってもA寝台個室としての快適さや特別感は十分に高く、室内体験の満足度はかなり大きいです。つまり、“海側でなければ意味がない”という設備ではまったくありません。

一方、サンライズツインは2人で使いやすい空間の広さが魅力で、窓を共有しながら景色を楽しめるのが強みです。ただし、こちらも部屋番号だけで左右を断定せず、あくまで座席表を確認して選ぶのが安全です。カップルやご夫婦で利用する場合は、「絶対に海側」と狙いすぎて全体の予約を逃すより、設備そのものを確保することを優先した方が結果的に満足度が高いケースもあります。4号車は確かに“サンライズの華”ですが、そのぶん誤情報に振り回されやすい車両でもあります。だからこそ、最後は番号の語呂合わせではなく、公式の配置確認で決めるのがいちばん確実です。

号車別の方位指定

日の出の時刻と季節による車窓の変化と注意点

サンライズ瀬戸という列車の醍醐味は、その名の通り「日の出(サンライズ)」を車内から拝むことにあります。しかし、ここで注意が必要なのが「季節による日の出時刻の変動」です。日本は四季によって日の出の時間が大きく変わるため、乗車する時期によって「海側で見える景色」の意味合いがかなり変わってきます。同じ海側でも、冬なら朝のハイライトと重なりやすく、夏なら“目覚めたときにはもう明るい”ということも普通にあります。

たとえば、冬場(12月〜1月)であれば、日の出は遅めになります。そのため、下り列車では瀬戸大橋付近の朝の景色と光のタイミングが噛み合いやすく、「サンライズらしい瞬間」を感じやすいです。一方で、夏場(6月〜7月)になると日の出はかなり早まり、下り列車でも橋を渡る前後にはすでに明るくなっていることがあります。これは悪いことではないのですが、海側の“朝のドラマ性”という意味では、冬から春先の方が印象に残りやすいと感じる人は多いはずです。

逆に、上り列車(東京行き)では、季節によって早朝の明るさの立ち上がり方が変わります。海側を意識した席なら、朝の光そのものを受け取る体験がしやすく、山側なら静かな薄明の雰囲気を味わいやすいです。ここでのコツは、「自分は日の出そのものを見たいのか」「朝の明るい海を見たいのか」「まぶしさを避けてゆっくり休みたいのか」を先に決めてしまうことです。サンライズ瀬戸の海側・山側選びは、単に景色の話ではなく、朝をどう過ごしたいかの選択でもあるんですよね。

時期下り(高松行)海側の印象上り(東京行)海側の印象座席選びの考え方
朝の光が柔らかく、景色とのバランスが良い朝焼けや明るくなる過程を楽しみやすい海側の満足度が高い
かなり早く明るくなる明るくなるのが早く、まぶしさも出やすい睡眠重視なら山側も有力
落ち着いた朝の雰囲気が出やすい光が穏やかで見やすい日も多い海側・山側どちらも選びやすい
朝のハイライトが瀬戸内側と重なりやすい遅めの日の出を楽しみやすい海側人気が高まりやすい

部屋番号指定入力を活用した効率的な予約方法

予約の絶対ルール 公式座席表で部屋番号を確認する手順

e5489での予約をさらに一歩進めるなら、「部屋番号を意識して選ぶ」という考え方は非常に有効です。ただしここでも大切なのは、部屋番号そのものを暗記することより、「この番号が座席表のどこにあるか」を確認する習慣です。通常、サンライズ瀬戸は設備の種類だけでなく、個室番号の位置まで意識して予約した方が満足度が上がります。だからこそ、事前に候補をメモしておくこと自体は有効ですが、そのメモの根拠は“ネットで見た法則”ではなく、“公式の座席表”であるべきなんですね。

この方法の最大のメリットは、「希望条件をかなり具体的に整理できる」ことです。たとえば、「海側を意識したい」「できれば2階」「4号車が理想だが難しければ一般シングルでも可」といった形で、候補を何段階かに分けておけば、予約時に迷いにくくなります。逆に、候補が曖昧だと、いざ空席表示が出ても「これは海側だったっけ?」「この号車は安全だっけ?」と数秒迷ってしまい、その迷いが致命傷になることもあります。だから、勝負どころで必要なのは“記憶力”より“整理力”なんですよ。

また、部屋番号を意識して選ぶ発想には、景色以外のメリットもあります。たとえば、車両内設備との距離感や、階段の利用しやすさ、個人的に落ち着きやすい位置など、自分なりの好みを反映しやすくなるんです。もちろん、そこまで細かく選べるほど空席があるとは限りませんが、候補を複数持っておくことで「第一希望は無理でも第二希望で十分満足」という着地がしやすくなります。サンライズ瀬戸の予約は運任せに見えて、実はこういう下準備の差がかなり効く世界だと思っています。

瀬戸大橋線の単線区間とサンライズ瀬戸の海側山側

いよいよ旅の終盤、列車が四国へと近づくシーンについて触れておきましょう。岡山を出発し、茶屋町を過ぎて瀬戸大橋線のルートへ入っていくと、風景は一気に旅情を帯びてきます。このあたりでよく混同されるのが「瀬戸大橋線には単線区間があるのか?」という話ですが、ここは少し丁寧に整理した方が親切です。一般に“瀬戸大橋線”という愛称でひとまとめに語られることが多い一方で、実際に瀬戸大橋を渡る本四備讃線そのものを、単純に「単線区間」と説明するのは正確ではありません。単線のボトルネックとして話題になりやすいのは、主に岡山側の宇野線平均の区間なんですね。

とはいえ、利用者目線では「このあたりから景色がぐっと変わる」「本州から四国へ向かっている実感が強くなる」という意味で、非常に印象的なエリアであることに変わりはありません。児島方面へ近づくにつれて、車窓の空気感が内陸の都市圏から海峡部のスケール感へ切り替わっていく感じは、サンライズ瀬戸ならではです。海側なら瀬戸内らしい広がりを、山側なら讃岐方面の地形や町の表情を、それぞれ楽しめます。終着が近づくほど“目的地へ向かっている実感”が濃くなっていくのも、この列車の大きな魅力です。

四国側に入り、宇多津や坂出、高松へ近づく時間は、長い夜行の旅の締めくくりとして本当に味わい深いです。左側・右側のどちらに座っていても、「いよいよ四国だな」と感じられる瞬間がありますし、海側・山側の優劣だけでは言い切れない満足感があります。最終的な結論として、サンライズ瀬戸の海側・山側の選択に“絶対の正解”はありません。ただし、部屋番号を全車共通の奇数偶数ルールで断定しないこと、そして最終判断は必ず公式の車両案内で行うこと、この2点だけは強くおすすめしたいです。初めての方なら、まずは「海側を意識しつつ、設備と階層も含めて総合的に選ぶ」という考え方で挑んでみてください。どの席になっても、あの長い夜を走り抜ける体験そのものが、きっと特別な思い出になりますよ。

理想のサンライズ体験へ 出発前チェックリスト

よんてつからのアドバイス
寝台列車の旅は、目的地の観光と同じくらい「移動の時間」そのものがメインディッシュです。海側が取れたら最高、山側でも別の魅力がある。そんなふうに少し余白を持って構えておくと、サンライズの旅はぐっと豊かになります。最後はぜひ、JR公式の車両案内と予約ページを見比べながら、自分だけの“正解の一室”を探してみてくださいね。

関連記事として、予約制度そのものを先に整理したい方はサンライズ瀬戸の事前予約ガイド、2名利用を検討している方はサンライズ瀬戸のツイン料金と選び方、到着後の動きまで含めて考えたい方は高松駅にサンライズ瀬戸が入線する時間と過ごし方ガイドもあわせてどうぞ。

それでは、素晴らしいサンライズの旅を。Shikokuレールノート運営者の「よんてつ」でした!

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