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徹底比較!8600系 vs 8000系の違いは? JR四国の主力特急車両

徹底比較!8600系 vs 8000系の違い

こんにちは。Shikokuレールノート、運営者の「よんてつ」です。

JR四国の特急「しおかぜ」や「いしづち」に乗るとき、「今日のは8600系かな? 8000系かな?」って気になりますよね。岡山や高松から松山へ向かう、四国の大動脈とも言える幹線特急ですから、乗る機会も多いと思います。パッと見のデザインが近未来的な8600系と、流線型が印象的な8000系とでは、外観からして全く違うので、「8600系 vs 8000系 違い」って検索して詳細を調べたくなる気持ち、すごく分かります。

特に皆さんが気になるのが、やっぱり「どっちが快適なの?」という、乗り心地に関する点じゃないでしょうか。新しい8600系は間違いなく快適そうだけど、ベテランの8000系も最近どんどんリニューアルが進んで、中身はピカピカになっているって聞くし…。

電車の揺れはどっちが少ないのか、カーブでのG(遠心力)の感じ方はどう違うのか。また、長距離移動で重要な座席のスペック(特にリクライニングの深さや枕の有無!)はどうか、そして現代の必需品であるコンセントの有無や内装のデザインの違いも、乗る前にしっかり知っておきたいですよね。

また、ちょっと奮発してグリーン車に乗りたい時、8600系と8000系でその快適性に差はあるのか、しっかり乗り心地を比較したい、という方もいるかもしれません。(ちなみに、どちらの系列にも「アンパンマン列車」が走っていて、ファミリー層にはそちらも絶大な人気を誇っていますね!)

この記事では、そんな「しおかぜ」「いしづち」の主力車両に関する様々な疑問にお答えできるように、両方の車両のスペックや車内設備、そして多くの人が最も気になる乗り心地の違いを、私なりの視点で徹底的に比較・解説してみました。次のご乗車や旅行計画の参考になれば嬉しいですね。

この記事でわかること
  • 8600系と8000系の基本的なスペックと性能(特に車体傾斜)の違い
  • 内装デザインや普通車・グリーン車の座席、コンセントなど設備面の詳細比較
  • カーブでの揺れや車内の静かさなど、利用者の評判も踏まえたリアルな乗り心地
  • 結論として「結局どっちが快適?」を、よんてつ的おすすめポイントとして総まとめ
目次

徹底比較!8600系 vs 8000系の違い

まずは、両車両の基本的なプロフィールを深掘りしていきます。「いつデビューしたのか」「どんな性能を持っているのか」といった基本的なスペック面から、外観や編成のコンセプトの違いまで、両者の根本的な違いをしっかりチェックしていきましょう。

徹底比較!8600系 vs 8000系の違い
8000系:Shikokuレールノート

登場時期とリニューアルの違い

車両の快適性を推し量るうえで、まず「いつ作られたのか」というデビュー時期は大きな指標になりますよね。この2形式は、デビュー時期が約22年も離れています。

8000系:1992年デビューの「予讃線エース」

8000系は1992年(平成4年)に試作車が登場し、翌1993年から本格的に活躍を始めました。これは、予讃線の高松~松山間(当時は新居浜まで)の電化開業という、JR四国にとって一大プロジェクトに合わせてデビューした、同社初の特急形「電車」でした。

それまでキハ181系やキハ185系といった気動車(ディーゼルカー)だった特急「しおかぜ」「いしづち」を置き換え、大幅なスピードアップと快適性向上を実現した、まさに「予讃線エース」と呼ぶにふさわしい存在です。

8600系:2014年デビューの新世代特急

一方、8600系は2014年(平成26年)に営業運転を開始しました。こちらは、主に岡山~宇和島間などを長年走っていた2000系気動車の運用を置き換える目的(電化区間は電車、非電化区間は気動車、と運用を分けるため)で導入された、新世代の車両です。

設計思想も新しく、軽量ステンレス車体や新しい方式の車体傾斜、そして現代のニーズに合わせた車内設備(全席コンセントなど)を標準装備してデビューしました。

単純に「新しいのはどっち?」と聞かれたら、もちろん約22年も後に登場した8600系ということになります。

ただし、ここが重要なポイントです!
8000系は導入から約30年が経過し、2023年度から2度目となる大規模なリニューアル工事が順次進められています。(出典:JR四国「8000系特急形電車」リニューアル車両続々登場

このリニューアルで、内装のデザインが一新され、普通車指定席の座席も快適な新型に交換、もちろん全席にコンセントも設置されるなど、まるで新車のように快適な編成がどんどん増えています。ですから、「8000系=古いから快適じゃない」と一概に言えなくなってきているのが、現在の面白いところですね。

参考記事:JR四国8000系リニューアル車両の運用と魅力

スペックと走行性能の違い

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8600系:Shikokuレールノート

次に、電車の「走り」に関するスペックを見てみましょう。特に編成の組み方やパワーに違いがあります。

まず最高速度ですが、これはどちらも営業最高速度130km/hで同じです。予讃線はご存知の通り、海岸線に沿ってカーブが非常に多い路線なので、直線での単純な最高速よりも、いかにカーブを速く安定して走れるか(曲線通過性能)が重要になってきます。そのための「車体傾斜」については、次の項目で詳しく解説しますね。

加速性能(起動加速度)では、8600系が2.0km/h/sと、8000系の約1.8km/h/s(3両編成時)より少しだけ俊敏です。ただ、モーターの合計出力(パワー)で見ると、実は8000系の方がかなりパワフルな設計になっています。

編成と出力の豆知識

8000系は、岡山行きの「しおかぜ」に使われるL編成(5両編成)と、高松行きの「いしづち」に使われるS編成(3両編成)が基本です。この2つを連結して8両で走ることも多いですね。(L編成:1600kW、S編成:800kW)

8600系は、グリーン車付きの3両編成と、普通車のみの2両編成があります。これらを単独、または連結して最大6両(3+3両または3+2両など)で運用されます。(3両編成:880kW、2両編成:880kW ※2両編成もモーター搭載数は同じ)

8000系(S編成3両)と8600系(3両)を比べると、編成出力は8000系の方がパワフルに見えますが、8600系は「軽量ステンレス鋼(efACE工法)」という技術で車体そのものが大幅に軽量化されています。そのため、パワーが小さくても十分な走行性能を発揮でき、総合的な加速感などは互角、という印象ですね。

ここで、両者の主なスペックを表にまとめてみましょう。

項目8600系8000系 (量産車)
登場年2014年1992年(試作車)
最高速度130km/h130km/h
基本編成2両・3両3両 (S編成)・5両 (L編成)
車体傾斜方式空気ばね式制御付き自然振子式
最大傾斜角度2度5度
車体素材軽量ステンレス鋼ステンレス鋼
制御方式VVVFインバータVVVFインバータ
ChatGPT Image 2025年4月19日 08 27 06よんてつ

8600系は惰性走行から力行へフルノッチ入れた時の、グンッと押し出される様な力強い加速が好きです。車重が軽いので加速も素早いんですね。

揺れはどっちが少ない?傾斜方式

揺れはどっちが少ない?傾斜方式
8600系:Shikokuレールノート

「8600系 vs 8000系 違い」を検索する人が最も知りたい点の一つが、この「揺れ」=車体傾斜の方式の違いかもしれません。上の表にもある通り、傾斜方式と最大の傾斜角度が全く異なります。

JR四国の特急は、カーブを高速で通過するために車体を内側に傾ける仕組みを持っていますが、そのアプローチが根本から違うんですね。

8000系:制御付き自然振子(最大5度)

8000系は、2000系気動車から続くJR四国のお家芸ともいえる伝統的な「制御付き自然振子」を採用しています。これは、カーブに差し掛かると発生する遠心力を利用して、車体が(振り子のように)台車の上にあるコロの上を滑って自然に内側へ傾く仕組みです。傾斜角度は最大5度と非常に大きいのが特長です。

この傾斜角度が大きいおかげで、カーブでも乗客が感じる遠心力(横G)をしっかり打ち消してくれます。 体が外側に持っていかれる感覚が少なく、なめらかにカーブをクリアしていく感覚は8000系ならではの「職人芸」といった感じですね。

8600系:空気ばね式車体傾斜(最大2度)

一方、8600系は「空気ばね式車体傾斜」という新しい方式です。これは川崎重工が開発した技術(efACE)で、遠心力で傾くのではなく、台車についている空気ばね(エアサス)の圧力をコンピュータで制御して「強制的」に車体を傾けます。ただし、その傾斜角度は最大2度と、8000系に比べるとかなり控えめです。

振り子装置のような複雑な機構が不要で、構造がシンプル、軽量化でき、メンテナンス性に優れるなどのメリットがある一方、傾斜角が浅いため、8000系と同じ速度でカーブに突っ込むと、どうしても乗客は8000系よりも強い遠心力(横G)を感じやすくなります。

じゃあ、結局揺れはどっちが少ないの?

これは本当に評価が分かれるところです…。

  • カーブ走行中のなめらかさや横Gの少なさ(=体が振られる感覚の少なさ)で言えば、傾斜角度が大きい8000系の方が「揺れが少ない」「快適」と感じる方が多い印象です。
  • ただし、一部の敏感な方は、8000系の振り子独特の揺れ(特にS字カーブなどでの揺れ戻し)を「振り子酔い」として苦手だと感じる方もいるようです。
  • 対して8600系は、カーブでGは感じやすいものの、揺れ方自体は素直で、直線走行中の細かな振動は新型台車のおかげで非常に少ない、という評価もあります。

「乗り物酔い」の感覚は本当に人それぞれなので、どちらがご自身に合うかは、ぜひ一度乗り比べてみるのが一番かもしれませんね。

ChatGPT Image 2025年4月19日 08 27 06よんてつ

台車付近に座ると、両車の揺れの違いが良く分かります。
8000系はどこに座っても穏やか。8600系は車両中央付近がオススメ。

参考記事:8600系は乗り心地が悪いと言う口コミと実態まとめ

8600系と8000系の内装デザイン

車内に一歩足を踏み入れたときの雰囲気(インテリアデザイン)も、両者は全く異なります。

8600系と8000系の内装デザイン
8000系リニューアル車:Shikokuレールノート

8600系:「レトロフューチャー」なモダン空間

8600系は「レトロフューチャー」がコンセプト。外観もSL(蒸気機関車)をイメージしたという黒い先頭部と、瀬戸内の海や自然(オリーブや柑橘)を表現したというオレンジと緑のラインがとても印象的ですよね。

内装は、木目調のパネルを壁面や荷棚にふんだんに使っていて、非常に明るくモダンな雰囲気に統一されています。照明もLEDの間接照明が効果的に使われており、優しく上質な空間を演出しています。座席のモケット(布地)も号車によってグリーン、オレンジ、茜色(あかねいろ)と巧みに色分けしていて、とてもオシャレだなと感心します。

8000系:リニューアルによる「落ち着いた上質感」

8000系は、デビュー当時は青系の座席に木目調の壁、という平成初期らしいシックな内装でした。その後一度目のリニューアルで壁が明るいアイボリー系になったりしましたが、特筆すべきはやはり2023年以降の最新リニューアル車です。

こちらは、8600系のようにLEDの間接照明が取り入れられ、荷物棚のあたりも柔らかい光が回るようになって、車内が格段に明るく、そして広く感じられるようになりました。床や座席モケットもデザインが一新され、窓のカーテンも従来の横引き式からロールスクリーン式に変更。8600系のモダンさとはまた違った、「落ち着いた大人の上質感」が感じられる空間に生まれ変わっています。このリニューアル車に当たると「おっ、今日の8000系は当たりだ」と思いますね。

ちなみに、どちらの系列にもアンパンマン列車が設定されていますが、そちらはアンパンマンシートなど、内外装ともキャラクターを前面に出した特別仕様になっており、お子さん連れのファミリーに絶大な人気を誇っています。

座席とコンセント設備の比較

さて、岡山や高松から松山までの長距離移動となると、座席そのものの快適さや、スマホ・PCの充電に欠かせない電源(コンセント)は死活問題ですよね。ここには非常に大きな違いがあります。

8600系:全席コンセント標準装備と高機能シート

さすがは最新型、と言うべきでしょうか。8600系は全席(普通車・グリーン車とも)に交流100Vのコンセントが標準装備されています。窓側・通路側を気にする必要がなく、どの席でも充電できるのは本当にありがたい、現代のスタンダードですね。

座席も非常に高機能で、可動式のヘッドレスト(枕)が頭の左右をしっかりホールドしてくれます。リクライニングさせると座面の後部が少し沈み込む「座面連動リクライニング」を採用しており、深く倒しても体がズレにくく快適な姿勢を保てます。大型のフットレスト(足置き)、ドリンクホルダー、コートフックも全席に完備されています。

8000系:リニューアルで急速に改善中! ただし要注意

一方の8000系は、乗る編成(車両)によって設備が大きく異なるため、少し注意が必要です。

【注意】リニューアルされていない古い車両(主に自由席)
・コンセントはありません(一部の編成の壁際席にわずかに設置されている場合もありますが、基本は無いと思った方が良いです)。
・座席は旧来の「Kariya Seat」と呼ばれるタイプで、座面が固定されています。人によっては「クッションが少し固い」「リクライニング角度が浅い」と感じるかもしれません。

【朗報】2023年以降のリニューアル車(主に指定席・グリーン車)
・指定席車両については全席にコンセントが増設されました! これで8600系と互角ですね。
・自由席車両については窓側席のみに設置(壁面に設置)しています。
・普通車指定席の座席は、8600系に近い快適な新型シートに丸ごと交換されています。
・このリニューアル情報は、JR四国の公式サイトでも大々的にPRされています。

もし8000系に乗車することが分かり、かつPC作業などで確実に電源が必要な場合は、リニューアル済みの可能性が高い「指定席」を予約するのが確実かなと思います。ちなみに、JR四国の無料公衆無線LAN「JR-SHIKOKU FREE Wi-Fi」は、今では8600系も8000系(リニューアル問わず)も全列車で利用可能になっていますよ。

トイレ設備も、8600系は最新のバリアフリー多機能トイレを完備していますし、8000系もリニューアルによって和式トイレが洋式化され、バリアフリー対応の多機能トイレも整備されるなど、現代的な水準にアップデートされています。

乗り心地は?8600系 vs 8000系の違いを検証

ここからは、スペックやカタログ情報だけでなく、実際に乗車した際の「体感」としての違い、特に乗り心地、座席の座り心地、そして車内の静かさなど、よりリアルな違いを私なりに検証してみたいと思います。

快適なのはどっち?乗り心地比較

快適なのはどっち?乗り心地比較

さて、この記事で一番気になる「結局、総合的に快適なのはどっち?」という核心部分ですね。

これは「何を重視するか」で本当に好みが分かれるところですが、一般的な評判や私の体感をまとめると、やはりこんな傾向があるかなと思います。

  • カーブ走行の快適性(横Gの少なさ)8000系(傾斜5度で遠心力を強力に打ち消す)
  • 直線の安定性・静粛性(静かさ)8600系(新型台車・モーターが非常に静か)

前述の通り、予讃線(特に海岸寺~伊予三島あたりや、今治~松山間など)はカーブが本当に多い路線です。そのため、「とにかく体が外側に振られる横Gや、カーブでの独特な揺れが苦手」という方は、振り子効果が強い8000系の方が快適だと感じる可能性が高いです。私も、8000系がカーブを「スッ…」と、まるでバイクが車体をリーンさせるかのようにクリアしていく感覚は、技術の結晶を感じられて大好きですね。

ただ、8600系も決して乗り心地が悪いわけではありません。傾斜が浅いぶんカーブでGは感じますが、台車が新しいためか、ガタガタという細かな振動は8000系より少なく感じます。特に直線区間に入った時の安定感と、次の項目で詳しく触れる「静かさ」は抜群です。

参考記事:特急しおかぜが揺れるのはなぜ?車両と路線の関係を徹底解説

普通車の座席はどう違う?

乗り心地は、車体の揺れだけでなく「座席」との相性も非常に大きいですよね。長時間体を預ける場所ですから、ここの違いは重要です。

普通車の座席はどう違う?

8600系の座席:包み込まれるような高機能シート

8600系の座席は、やはり可動式のヘッドレスト(枕)の存在が大きいです。これが頭の左右をしっかりホールドしてくれるので、うたた寝するときも首が安定してとても楽です。クッション性も適度な反発力があり、座面連動リクライニングのおかげで、長時間座っていても疲れにくい印象です。「体が椅子に包み込まれるような感覚」とでも言うんでしょうか。全席コンセント付きという精神的な安心感も快適さに繋がりますね。

8000系の座席:新旧の差が激しい!

8000系は、まさに「乗る車両によって天国と地獄(は言い過ぎですが)」というくらい、新旧の差が激しいのが現状です。

  • 未更新の座席(自由席に多い):インプット情報にもあったように、旧来の「Kariya Seat」は、正直なところ評判として「座面が固い」「(モケットの材質で)お尻が滑る」といった声がありました。私も何度か乗りましたが、確かに8600系やリニューアル後の座席と比べると、リクライニング角度も浅く、快適性では一歩譲るかな…という印象です。もちろん、コンセントも基本ありません。
  • リニューアル後の座席(指定席に多い):これが劇的に進化しています! 座席そのものが新型に交換され、背もたれも高く、クッション性も大幅に向上。リクライニングの倒しやすさや、明るいLED間接照明も相まって、「これが本当にあの8000系?」と思うほどの快適空間になっています。これなら8600系と比べても遜色なく、むしろ「この座席の方が好き」という人もいるかもしれません。

本当にしつこいようですが、8000系に乗る場合、快適性を確実に求めるなら、リニューアル済みの可能性が極めて高い「指定席」を選ぶのが本当におすすめですね。

グリーン車の快適性を比較

「しおかぜ」には1号車(岡山・高松寄り)にグリーン車も連結されていますね。グリーン車に関しては、正直どちらも非常にハイレベルで、甲乙つけがたい快適さだと断言できます。

どちらも座席は2+1列のゆったり配置(シートピッチ1,170mm)で、深く倒れる電動リクライニング、電動レッグレスト、読書灯、もちろん足元のコンセントも完備されています。

グリーン車の快適性を比較

8600系グリーン車:「上質な書斎」のような静けさ

8600系のグリーン車は、普通車と違って床がカーペット敷きになっており、一歩入った瞬間から高級感が増します。木目調の落ち着いた内装と相まって、まるで「上質な書斎」のよう。特筆すべきはその静粛性で、モーター音などがほとんど聞こえない空間でゆったりと読書や作業に集中したい方には、こちらが最高でしょうね。

8000系グリーン車:「明るい高級感」と振り子の乗り味

8000系のグリーン車も、リニューアルで照明が柔らかい間接照明になり、内装も一新されました。8600系の「静」な雰囲気とはまた違う、「明るく開放的な高級感」があります。そして何より、この快適なグリーン席と、8000系特有の「なめらかな振り子走行」の組み合わせは格別です。カーブでも体がほとんど振られず、ゆったりと車窓の瀬戸内海を眺めたい方には、8000系グリーン車も強い選択肢になると思います。

静音性はどっちが優れる?

車内の「静かさ(静音性)」については、これはもう、8600系の圧勝かなと思います。

8600系は、主電動機に「全閉外扇式」という静かなタイプを採用していたり、床下の防音対策が徹底されていたりするそうで、走行音が本当に静かです。「スーーッ」と滑るように走る感じで、モーターの甲高い「キーン」という音や風切り音もかなりよく抑えられています。空調の音も静かで、インプット情報によればウィルス対策機能も付いているそうです。

8600系に慣れた後に8000系に乗ると、「あ、結構モーター音(VVVFの変調音)するな」とか、カーブを通過する際の振り子装置の作動音(「カタン」とか「シュー」といった機械音)が少し聞こえてくるのが分かります。

もちろん、8000系も決してうるさいわけではなく、リニューアルによって遮音対策も施され、快適性は向上していますが、純粋な「静かさ」という一点で比較すれば、8600系に軍配が上がりますね。

8600系 vs 8000系 違いの総まとめ

8600系 vs 8000系 違いの総まとめ

ここまで、「8600系 vs 8000系 違い」について、スペックから乗り心地、設備まで、本当に色々な角度から比較してきました。

どちらもJR四国を代表する素晴らしい特急車両であり、どちらが来ても快適な旅ができることに違いはありませんが、最後に私なりに「どっちがどんな人におすすめか」をまとめてみたいと思います。

こんな人には「8600系」がおすすめ

  • とにかく静かな車内で過ごしたい人(読書や睡眠、作業に集中したい人)
  • 新しくてモダンな、明るい内装デザインが好きな人
  • (自由席に乗る場合でも)確実にコンセントを使いたい人
  • 頭をしっかり支えてくれる可動式の枕(ヘッドレスト)が必須な人

こんな人には「8000系」がおすすめ

  • カーブでの横揺れ(G)が少なく、なめらかな乗り心地が好きな人
  • 振り子特急ならではの、伝統的な「グイッと傾く」走行フィールが好きな人
  • (指定席に乗る前提で)リニューアルされた最新の座席や、落ち着いた内装を体験したい人

インプット情報にもあった結論と重なりますが、個人的なまとめとしては、「新しい設備や抜群の静かさを重視するなら8600系、カーブ走行の安定感や振り子ならではの乗り心地を重視するなら8000系(のリニューアル指定席)」という感じかなと思います。

本当に、何度もしつこいようですが8000系はリニューアル車かどうかで快適さが全く違います。もし8000系の指定席に乗る機会があったら、ぜひその劇的な進化も体感してみてほしいですね。

結局、どちらの車両が来ても、それぞれの違った良さがある。それが「しおかぜ」「いしづち」という特急の奥深い面白さかもしれませんね!

※この記事で紹介した車両の設備(特に8000系のリニューアル状況)や運用は、記事執筆時点(2025年11月)の情報に基づいています。時期によって変更される可能性がありますし、急な車両変更などもあり得ます。最新の詳しい情報は、JR四国の公式サイトなども合わせて確認してみてくださいね。

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