高松駅から松山駅へ行くなら、特急を使うべきか、高速バスにするべきか。初めて移動するときは、ここがけっこう悩ましいところですよね。
結論からいうと、高松駅から松山駅まで快適に移動したいなら、特急「いしづち」はかなり使いやすい選択肢です。高松から松山まで約2時間30分。乗り換えなしで移動でき、トイレに立ったり、車内で仕事をしたり、瀬戸内海の車窓を楽しんだりできます。
こんにちは。Shikokuレールノート運営者の「よんてつ」です。私も松山へ向かうときは、基本的に特急いしづちを利用しています。
なかでも私が気に入っているのが、朝の「いしづち1号」です。2026年時点では高松7:37発、松山10:06着で、所要時間は2時間29分。8000系で運転され、いしづちとしては珍しくグリーン車も利用できます。
私が利用したときは比較的車内が落ち着いていることが多く、朝から松山へ向かうならかなり快適。少しゆったり移動したい日はグリーン車を選ぶこともあります。もちろん混雑具合は日によって変わるので「必ず空いている」とはいえませんが、私にとっては高松から松山へ向かうお気に入りの列車です。
一方で、料金だけを見ると高速バスが有利になると思われがちですが、2026年現在は事情が少し変わっています。割引きっぷを使えば、特急いしづちの方が高速バスより安くなるケースもあるんですよ。
この記事では、高松駅から松山駅へ特急で移動するときの所要時間、料金、安く乗る方法、自由席と指定席の選び方、高速バスとの違い、8000系・8600系の設備、しおかぜとの連結、海側の座席までまとめて解説します。
- 高松駅から松山駅まで特急で何時間かかるのか
- 自由席・指定席・割引きっぷの2026年時点の料金
- 3,900円・4,200円で乗れる割引きっぷの違い
- 特急いしづちと高速バスのどちらを選べばよいのか
- しおかぜとの連結・切り離しで失敗しない方法
- 8000系・8600系のコンセントやWi-Fi事情
- 海を眺めたいときに選びたい座席
高松駅から松山駅まで特急で約2時間30分
まず押さえておきたいのが、所要時間です。
高松駅から松山駅までは予讃線経由で約194kmあり、特急「いしづち」を利用するとおおむね2時間30分前後で移動できます。

先に結論
高松駅から松山駅へ特急で移動するなら、約2時間30分を見ておけばOKです。乗り換えもありません。時間・快適性・料金のバランスを考えると、初めてこの区間を移動する人にも使いやすい方法かなと思います。
始発のいしづち1号なら7:37発・10:06着
私が松山へ行くときによく利用するのが、朝の「いしづち1号」です。
| 列車 | 特急いしづち1号 |
|---|---|
| 高松駅 | 7:37発 |
| 松山駅 | 10:06着 |
| 所要時間 | 2時間29分 |
| 主な車両 | 8000系 |
| グリーン車 | あり |
朝7時台という使いやすい時間なので、10時すぎには松山へ到着できます。午前中から松山で観光したい日にも、仕事の予定がある日にも組みやすいダイヤです。
私はこの列車を何度も利用していますが、利用したタイミングでは車内が比較的落ち着いていたこともあり、朝からのんびり移動できました。
さらに、いしづち1号は高松発の「いしづち」としては珍しくグリーン車を利用できるのもポイントです。普通車でも十分快適ですが、2時間半をちょっとぜいたくに過ごしたい日にはグリーン車を選ぶのもありですよ。
ただし、いしづちのすべての列車にグリーン車があるわけではありません。グリーン車目当てで予約するときは、予約画面の設備表示を確認してください。
日中はおおむね1時間に1本なので予定を組みやすい
高松〜松山間の特急は、日中を中心におおむね1時間に1本程度の間隔で利用できます。
つまり「この1本を逃したら午後まで列車がない」というような状況にはなりにくく、高松駅に到着する時間が多少前後しても、次の列車を選びやすいのがメリットです。
ただし、早朝や夜間は運転間隔が変わります。また、ダイヤ改正や臨時列車、工事などで時刻が変更されることもあるので、実際に乗車する日はJR四国またはe5489などで当日の時刻を確認しておきましょう。
特に指定席を予約する場合は、単純に「毎時○分発」と覚えるより、乗車日を指定して列車検索した方が確実です。
なぜ約194kmを2時間30分で走れるのか
高松〜松山間の予讃線は、ずっと一直線に走っている路線ではありません。複線区間と単線区間が混在し、海岸沿いやカーブの多い場所も通ります。
それでも2時間半ほどで結べる理由のひとつが、8000系や8600系といった予讃線特急向け車両です。
8000系はカーブで車体を傾ける制御付き自然振り子方式を採用。8600系も空気ばね式の車体傾斜システムを使い、カーブの多い予讃線でもスムーズに走れるよう設計されています。
途中では坂出、丸亀、観音寺、新居浜、伊予西条、今治など四国の主要都市に停まりながら松山を目指します。単なる都市間特急ではなく、香川から東予・中予を一直線につなぐ列車というわけです。
高松駅から松山駅までの特急料金を比較
次に気になる料金です。
ここは原文公開時から状況が変わっているので、2026年8月時点の内容で整理します。
高松駅から松山駅まで通常のきっぷで乗る場合、大人1人・片道の目安は次のとおりです。
| 利用方法 | 片道料金 | 座席 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 通常のきっぷ | 6,160円 | 自由席 | 通常購入 |
| 通常のきっぷ | 6,690円 | 指定席 | 通常期の目安 |
| スマえきトク割きっぷ | 3,900円 | 自由席 | 2026年9月30日まで |
| トク割WEBきっぷ | 4,200円 | 指定席 | e5489・前日までに購入 |
| 高速バス | 4,400円 | 指定席 | 坊っちゃんエクスプレス |
この表を見ると、けっこう印象が変わりませんか。
通常料金では高速バスの方が安いのですが、割引きっぷを使えば特急の方が高速バスより安くなるケースがあります。
特急だから必ず高い、というわけではないんです。
特急いしづちの料金体系そのものを詳しく確認したい方は、特急いしづちの料金ガイド|割引で安くなる方法を徹底比較もあわせてご覧ください。
自由席なら通常6,160円
割引を使わず、高松駅で普通に乗車券と自由席特急券を買った場合は6,160円です。
内訳は乗車券3,960円と自由席特急料金2,200円。予約なしで乗りたい場合には分かりやすい方法です。
自由席のメリットは、座席指定に縛られにくいこと。予定より早く高松駅へ着いたので1本早い列車に乗りたい、といったときにも扱いやすいですよ。
一方で、満席なら立つ可能性があります。高松駅は始発なので比較的座席を確保しやすいものの、連休・お盆・年末年始・イベント開催日などは油断しない方がよいでしょう。
指定席なら通常6,690円
通常期の普通車指定席は6,690円が目安です。
自由席との差は530円。2時間半の移動を考えると、「絶対に窓側に座りたい」「家族で並んで座りたい」「仕事をするので席を確保したい」という人には、十分払う価値のある差額かなと思います。
指定席なら座席表から位置を選べる予約方法もあるので、後ほど紹介する海側のA席を狙う場合にも便利です。
2026年はスマえきトク割きっぷが3,900円
2026年8月時点で料金重視なら、まず確認したいのがJR四国のチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」、通称スマえきです。
高松〜松山の「スマえきトク割きっぷ」は片道3,900円。普通車自由席を利用できます。
通常の自由席6,160円と比べると2,260円安く、高速バスの片道4,400円と比べても500円安い設定です。
2026年9月30日までの期間限定
スマえきトク割きっぷは2026年9月30日までの発売・利用予定です。その後も同じ商品・同じ料金が続くとは限りません。10月以降に利用する場合は、スマえきやJR四国公式サイトで最新の商品を確認してください。
さらに、スマえきは紙のきっぷを受け取らずに利用できる点も便利です。高松駅・松山駅ではQRコード対応の改札設備も利用できます。
ただし「スマホで買った=Suicaのように交通系ICカードをタッチして乗る」という意味ではありません。JR四国のチケットレスは少し仕組みが違うので、初めて使う方はJR四国のチケットレス完全ガイド!e5489とアプリの違いと最安値も参考にしてください。
指定席なら「トク割WEBきっぷ」4,200円が強い
「自由席ではなく、ちゃんと座席を確保したい」という人には、e5489専用の「トク割WEBきっぷ」がかなり使いやすいです。
高松〜松山の普通車指定席が片道4,200円。通常の指定席6,690円に対して2,490円安くなります。
しかも指定席なので、予約時に座席表を見ながら席を選べます。
- 片道4,200円
- 普通車指定席を利用
- e5489限定
- 利用日の1カ月前10時から前日まで発売
- 乗車当日は購入できない
- 乗車前に紙のきっぷを受け取る必要がある
ここで特に注意したいのが、当日購入できないことです。
「明日松山へ行こう」と決まったなら、その日のうちに予約しておくのがコツ。逆に当日になって急に松山へ行くことになった場合は、スマえきや通常のきっぷなど別の方法を検討しましょう。
最新の商品条件は、JR四国の「トク割WEBきっぷ」公式案内でも確認できます。
以前の「指定席往復トク割きっぷ」はすでに終了
ここは、古いブログ記事や検索結果を見ている人ほど注意してください。
以前、高松〜松山の往復で非常に使いやすかったe5489専用「指定席往復トク割きっぷ」は、2026年3月31日利用開始分をもって発売終了しています。
現在は片道型の「トク割WEBきっぷ」へ役割が移っています。
昔の記事を見て駅へ行き、「往復トク割が見つからない」と探し回らないようにしてくださいね。
週末乗り放題きっぷは単純往復より周遊向き
土曜日や休日に四国をたくさん乗り回すなら、「週末乗り放題きっぷ」もあります。
2026年時点の価格は大人12,000円。JR四国全線などの特急列車普通車自由席を1日乗り降りできます。
高松〜松山を通常の自由席で往復すると12,320円なので、通常料金との単純比較では少し安くなります。ただ、スマえきトク割きっぷやトク割WEBきっぷを使えるなら、単純往復だけのために12,000円を払うメリットは大きくありません。
このきっぷが本領を発揮するのは、たとえば高松から松山へ行き、さらに今治・伊予西条・宇多津・琴平などへ特急を使って移動するような日です。
つまり「高松と松山を往復するためのきっぷ」というより、1日で四国を広く動き回りたい人向けと考えると分かりやすいでしょう。
利用日や発売条件は、JR四国ツアーの週末乗り放題きっぷ公式ページで確認できます。
結局どのきっぷを選べばいい?目的別に整理
料金体系がいくつも出てくると、「結局、私はどれを買えばいいの?」となりますよね。
そこで、利用スタイルごとに整理してみます。
- 2026年9月30日まで・料金最優先:スマえきトク割きっぷを確認
- 指定席を安く使いたい:前日までにトク割WEBきっぷを予約
- 予定が直前まで決まらない:通常の自由席や当日購入できる商品を確認
- 土休日に四国を何本も乗り回す:週末乗り放題きっぷを比較
- 快適性を優先:指定席またはグリーン車
私なら、予定が決まっている旅行ならトク割WEBきっぷを先に確認します。4,200円で座席まで指定できるので、料金と快適性のバランスがかなり良いからです。
一方で「今日これから松山へ行く」といった使い方なら、当日買えるきっぷの中から選びます。安いきっぷほど購入期限や変更条件が厳しい傾向があるので、価格だけで飛びつかず、予定の変わりやすさも含めて選ぶと失敗しません。
高松から松山は特急と高速バスのどちらがいい?
高松〜松山で必ず比較対象になるのが、高速バス「坊っちゃんエクスプレス」です。
以前は「鉄道の方がかなり速い」という印象もありましたが、現在は高速バスの所要時間が短くなっており、単純な所要時間だけでは大きな差がありません。
| 比較 | 特急いしづち | 坊っちゃんエクスプレス |
|---|---|---|
| 所要時間 | 約2時間30分 | 約2時間25分〜2時間45分 |
| 通常料金 | 自由席6,160円 | 片道4,400円 |
| 割引料金 | 3,900円・4,200円など | 往復8,400円など |
| 座席 | 自由席・指定席・一部グリーン車 | 全席指定 |
| 車内移動 | 可能 | 基本的に座席で過ごす |
| トイレ | あり | あり |
| 松山側 | JR松山駅 | JR松山駅・松山市駅・大街道など |
| 道路渋滞 | 影響を受けない | 影響を受ける場合あり |
坊っちゃんエクスプレスの最新時刻・運賃は、JR四国バス公式サイトで確認できます。
大街道や松山市駅へ行くなら高速バスが便利
高速バスの強みは、松山中心部へそのまま入れることです。
坊っちゃんエクスプレスはJR松山駅だけでなく、大街道や松山市駅にも停車します。
たとえば目的地が松山城、大街道周辺のホテル、松山市駅周辺なら、JR松山駅からさらに路面電車へ乗り換える必要がありません。
キャリーケースが大きくて「できるだけ乗り換えたくない」という人にもバスは向いています。
車内で自由に動きたいなら特急が快適
一方、私は2時間半を過ごすなら特急の方が楽だと感じます。
理由は単純で、途中で立てるからです。
トイレへ行ったり、少し車内を歩いたり、荷物を取り出したりできます。パソコンを開いて作業するときも、鉄道のテーブルと座席は使いやすいですよ。
また道路の渋滞には左右されません。もちろん鉄道も大雨・強風・設備トラブルなどで遅れることはあるため「絶対に遅れない」とはいえませんが、道路渋滞を気にしなくてよいのはメリットです。
割引を使えば料金でも特急が有利になる
そして2026年現在、見逃せないのが割引料金です。
坊っちゃんエクスプレスは片道4,400円ですが、スマえきトク割きっぷなら自由席3,900円、トク割WEBきっぷなら指定席4,200円。
条件が合えば、「バスより高いけれど速いから特急を選ぶ」のではなく、「バスと同等か、それより安く特急に乗る」こともできます。
この点は、高松から松山へ特急で移動する人にはぜひ知っておいてほしいところです。
特急いしづちの主要停車駅を確認

特急いしづちは高松と松山を一気に結ぶだけでなく、香川・愛媛の主要都市をつないでいます。
香川県内の主な駅
- 高松駅:始発駅。高松港やことでん高松築港駅にも近い四国の玄関口です。
- 坂出駅:坂出市中心部の駅。本州方面とのアクセスにも便利です。
- 宇多津駅:瀬戸大橋線との分岐エリア。しおかぜとの連結・切り離しでも重要な駅です。
- 丸亀駅:丸亀城観光などの拠点です。
- 多度津駅:予讃線と土讃線の分岐駅。列車運用上も重要な駅です。
- 観音寺駅:香川県西部の主要駅。銭形砂絵などへの観光拠点です。
高松から観音寺まで特急を利用する場合は、高松駅から観音寺駅へ特急で行く方法|料金・時間・時刻表ガイドで、快速や普通列車との違いも詳しくまとめています。
愛媛県内の主な駅
- 川之江駅・伊予三島駅:四国中央市の主要駅。製紙産業の集積地です。
- 新居浜駅:東予地方の主要都市で、ビジネス利用も多い駅です。
- 伊予西条駅:石鎚山方面や西条市内への玄関口。鉄道ファンには四国鉄道文化館でも知られています。
- 今治駅:しまなみ海道、今治タオル、造船の街への玄関口です。
- 松山駅:終点。松山城・道後温泉・大街道方面へは路面電車などへ乗り換えます。
実際に乗っていると、観光客だけでなく新居浜・西条・今治方面へ向かうビジネス利用も目立ちます。
高松〜松山は「始発から終点まで乗る長距離客だけの特急」ではなく、沿線都市を細かく結ぶ地域の重要な足でもあるわけですね。
宇多津駅で「しおかぜ」と連結するので号車に注意

特急いしづちを初めて利用する人が戸惑いやすいのが、特急「しおかぜ」との連結・切り離しです。
多くの列車では、高松から来た「いしづち」と、岡山から瀬戸大橋を渡ってきた「しおかぜ」が宇多津駅などで連結し、その先は一緒に松山方面へ走ります。
上りでは反対に、松山から一緒に走ってきた編成が途中で分かれ、一方は高松、もう一方は岡山へ向かいます。
高松から松山へ行くときはそれほど難しくない
高松駅から松山へ向かう場合は、高松駅で「松山行き いしづち」に乗れば、そのまま松山まで行けます。
途中の宇多津駅で連結作業があっても、基本的には席を移動する必要はありません。
ですから初めてでも、ここはあまり身構えなくて大丈夫です。
松山から高松へ帰るときは行先を確認
注意したいのは帰りです。
松山から走ってきた列車が途中で高松方面と岡山方面へ分かれる場合があるため、乗車する車両を間違えないようにしてください。
ただし「いしづちは必ず6〜8号車」といった号車番号の丸暗記はおすすめしません。列車や編成によって号車構成が異なり、いしづち1号のように一般的な日中列車とは違う組み方をする列車もあります。
- 指定券に書かれた号車番号を確認する
- ホームの電光掲示板・乗車位置案内を確認する
- 車体側面の「高松」「岡山」などの行先表示を見てから乗る
これだけで、ほとんどの乗り間違いは防げます。
連結の仕組みをもう少し詳しく知りたい方は、特急しおかぜ・いしづちの違いを解説!予約前に知るべき事も参考にしてください。
高松駅から松山駅を走る8000系と8600系
2時間半乗るとなると、どんな車両が来るのかも気になりますよね。

高松〜松山の特急いしづちでは、主に8000系と8600系が使用されています。
8000系は現在リニューアルが進行中
8000系は1990年代から予讃線で活躍してきたJR四国を代表する特急電車です。
登場から30年以上が経過していますが、2023年12月から2度目の大規模リニューアル車が営業運転を開始しました。
今回のリニューアルは、単にシートの生地を張り替える程度ではありません。
- 普通車指定席の座席を更新
- グリーン車の座席を更新
- 指定席に大型テーブルを設置
- コンセントを増設
- LED間接照明を採用
- すべてのトイレを洋式化
- 窓のカーテンをフリーストップ式ブラインドへ変更
実際にリニューアル車へ乗ると、昔からの8000系を知っている人ほど「かなり変わったな」と感じると思います。
JR四国では2027年度に全編成のリニューアル完了を予定しています。詳しい変更点はJR四国8000系リニューアル車両の運用と魅力でも写真付きで紹介しています。
公式情報は、JR四国の8000系リニューアル特設ページでも確認できます。
8600系は全席コンセントで仕事にも使いやすい
もうひとつの主力が8600系です。
8600系は2014年から営業運転を開始した特急電車で、8000系とは違って空気ばね式車体傾斜システムを採用しています。
車内設備も新しく、全座席にコンセントがあります。
スマホを充電したい人はもちろん、松山までの2時間半をノートパソコンで仕事する人にはありがたい設備です。
ただし運用は変更される場合があるので、「この時間なら絶対8600系」と思い込まず、車両変更の可能性も考えておきましょう。
コンセントとWi-Fiは車両によって違う
スマホやパソコンを使う人にとって、地味に重要なのがコンセントです。
高松〜松山は約2時間半あります。動画を見たり、地図を確認したり、写真を撮ったりしていると、思った以上にバッテリーを消費します。
| 車両 | コンセント | Wi-Fi |
|---|---|---|
| 8600系 | 全席 | 利用可能 |
| 8000系リニューアル車・指定席 | 全席 | 利用可能 |
| 8000系リニューアル車・自由席 | 窓側 | 利用可能 |
| 8000系未リニューアル車 | 全席にはない | 利用可能列車として案内あり |
特に覚えておきたいのが、リニューアル8000系でも自由席は窓側コンセントという点です。
自由席の通路側に座って「新しい8000系だから当然コンセントがある」と思っていると困る可能性があります。
また、未リニューアルの8000系では全席にコンセントがあるわけではありません。
私はこうした車両変更も考えて、長距離の鉄道移動ではモバイルバッテリーを持つようにしています。
Wi-FiはJR四国が8000系・8600系で運転する特急列車を利用可能列車として案内しています。ただし携帯電話回線を利用する仕組みなので、トンネルや山間部では通信できない場合があります。
仕事で大容量データを扱うなら、Wi-Fiだけを当てにせずスマートフォンの通信回線も使えるようにしておくと安心です。
車両変更や未リニューアル8000系に当たったときも、モバイルバッテリーが1台あれば安心です。特に地図・e5489・スマえき・ホテル予約などをスマホで管理している旅行では、松山到着前の電池切れは避けたいところ。私はAnkerのようなコンパクトなモデルを持っていくことが多いです。
いしづち1号ならグリーン車という選択肢もある
「せっかく2時間半乗るなら、少しゆったりしたい」という人にはグリーン車も選択肢です。
ただし、先ほど触れたように、すべてのいしづちにグリーン車があるわけではありません。
私がよく使う「いしづち1号」はグリーン車を連結しており、高松からそのままグリーン車で松山へ向かえます。
グリーン車は普通車より座席幅に余裕があり、2時間半を静かに過ごしたいときにはやはり楽です。
特に朝の列車で松山へ移動し、到着後すぐ仕事や観光を始めるなら「移動中に疲れない」というのも立派な価値だと思います。
一方、料金を最優先するなら普通車で十分です。グリーン車は「最安で移動する方法」ではなく、移動時間そのものを快適にしたい人向けと考えましょう。
海側を選ぶなら高松から松山はA席がおすすめ
せっかく特急で移動するなら、瀬戸内海の景色も楽しみたいですよね。
高松から松山へ向かう下り列車では、基本的にA席側が海を見やすい側です。

もちろん高松から松山までずっと海沿いを走るわけではありません。街中、山側、田園地帯も通ります。
それでも予讃線には、ふっと視界が開けて瀬戸内海が見える区間があります。
海岸寺周辺の瀬戸内海
香川県内では、海岸寺周辺で線路が海へ近づく区間があります。
穏やかな瀬戸内海と島々を眺めながら走る景色は、「四国の特急に乗っているな」と感じられる場所です。
今治から松山方面でも海が見える
愛媛県側では、今治から伊予北条方面へ向かう途中にも海を感じられる区間があります。
時間帯が合えば、夕方の瀬戸内海もきれいですよ。
初めて高松から松山まで乗るなら、私はA席側を選ぶかなと思います。
日差しが気になるなら反対側もあり
ただし「海側なら絶対A席」というわけではありません。
季節や時間によっては日差しが入り、ブラインドを下ろすことになります。仕事をしたい人や、まぶしさが苦手な人なら反対側の席の方が快適な場合もあります。
景色優先ならA席。作業や睡眠優先なら日差しも考えて選ぶ。こんな感じで決めればOKです。
アンパンマン列車に乗りたい場合は列車を選んで予約

子どもと一緒なら、予讃線8000系アンパンマン列車も気になりますよね。
予讃線8000系アンパンマン列車は岡山・高松〜松山間で運転されており、対象列車ではカラフルな車体を見ることができます。
特に人気なのが1号車に設けられた「アンパンマンシート」。16席限定の指定席で、座席や車内がアンパンマンの世界観でデザインされています。
ただし、高松から出るすべての「いしづち」がアンパンマン列車になるわけではありません。
「高松から松山まで行ければ何でもいい」のではなく、「アンパンマン列車に乗る」ことが旅行の目的なら、まず対象列車を確認してから旅程を組みましょう。
アンパンマンシートは早めの予約が安心
アンパンマンシートは16席しかありません。
土日や連休、春休み・夏休みなどは希望が集中しやすいので、旅行日が決まったら早めに空席を確認するのがおすすめです。
予約方法や対象列車については、予讃線 アンパンマン列車の予約必勝法|乗車前に知るべきことで詳しく解説しています。
高松から松山へ特急で行く前に知っておきたい注意点
ICOCAやSuicaだけでは松山まで完結しない
県外から来る人が意外と戸惑うのが交通系ICカードです。
高松周辺にはICOCAを利用できるエリアがありますが、JR松山駅までSuicaやICOCAをタッチするだけでそのまま移動できるわけではありません。
スマえきのQRコード、紙の乗車券、e5489の商品など、購入したきっぷに合った方法で乗車してください。
「スマホで買ったからICカードで入ればいいだろう」と考えると混乱しやすいので、ここは注意です。
割引きっぷは購入期限を必ず確認
安いきっぷほど条件があります。
たとえばトク割WEBきっぷは乗車日の前日まで。スマえきトク割きっぷは2026年9月30日までの設定です。
「駅へ行ってから一番安いきっぷを探そう」とすると、すでに買えない商品もあります。
旅行日が決まった時点で一度料金を比較しておくのがいちばん確実です。
繁忙期は指定席を早めに確保
高松駅始発だからといって、いつでも自由席が空いているとは限りません。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、3連休などは指定席を取っておいた方が気持ちが楽です。
特に2人以上で並んで座りたい場合や、小さな子ども連れの場合は指定席向きです。
車両変更はあり得る
「8000系リニューアル車に乗りたい」「8600系だからコンセントがあるはず」と予定していても、車両検査や運用変更で別の車両になる場合があります。
車両を楽しむことが目的なら、当日の運用変更もある前提で考えておきましょう。
高松から松山へ特急で移動するときのFAQ
高松駅から松山駅まで特急で何時間かかりますか?
列車によって多少違いますが、おおむね2時間30分前後です。いしづち1号なら高松7:37発、松山10:06着で約2時間29分です。
特急いしづちは予約なしでも乗れますか?
自由席なら、空席があれば指定席予約なしでも利用できます。ただし連休や繁忙期は混雑する場合があるため、確実に座りたいなら指定席がおすすめです。
高松から松山へ一番安く特急に乗る方法は?
2026年8月時点では、スマえきトク割きっぷの自由席3,900円が有力です。ただし発売・利用は2026年9月30日までの予定です。指定席ならe5489専用トク割WEBきっぷ4,200円があります。
特急と高速バスならどちらがおすすめですか?
車内で動けること、鉄道の快適性、道路渋滞を避けたいなら特急が向いています。大街道や松山市駅へ乗り換えなしで行きたいなら高速バスが便利です。割引きっぷを使える時期は、特急の方が安くなる場合もあります。
高松から松山へ行く特急にグリーン車はありますか?
すべてのいしづちにグリーン車があるわけではありません。いしづち1号など、一部列車で利用できます。予約時に車両設備を確認してください。
松山行きなら海側はどの席ですか?
高松から松山へ向かう場合は、基本的にA席側が瀬戸内海を見やすい側です。ただし全区間が海沿いではなく、時間帯によっては日差しが強くなることもあります。
高松駅から松山駅まで特急で移動するまとめ
高松駅から松山駅まで約194km。地図で見るとなかなかの距離ですが、特急いしづちなら約2時間30分で移動できます。
私は松山へ向かうとき、この区間では特急を選ぶことが多いです。
特に高松7:37発のいしづち1号は、10:06には松山へ着けるので使いやすく、8000系での移動そのものも楽しめます。私が乗ったときは比較的落ち着いていたこともあり、朝からのんびり松山へ向かえるお気に入りの列車です。
ちょっとゆったりしたい日は、グリーン車を使えるのもいしづち1号の魅力ですね。
- 高松〜松山は特急で約2時間30分
- 通常料金は自由席6,160円・指定席6,690円が目安
- 2026年9月30日まではスマえきトク割きっぷ3,900円を確認
- 指定席ならトク割WEBきっぷ4,200円が有力
- 以前の指定席往復トク割きっぷは2026年3月で終了済み
- 坊っちゃんエクスプレスは片道4,400円・約2時間25分〜2時間45分
- 松山中心部へ直接行くなら高速バスも便利
- 車内の自由度や快適性なら特急が強い
- いしづち1号は8000系・グリーン車を利用可能
- 海の景色を楽しむならA席側を検討
- 8000系リニューアル車の指定席は全席コンセント
- 帰りはしおかぜとの切り離しがあるため行先表示を確認
料金だけなら高速バス、時間だけなら特急、と単純に決められる区間ではなくなっています。
現在は割引きっぷを使えば、特急いしづちが高速バスと同等か、それより安くなることもあります。そうなると、車内を歩けて、トイレも使いやすく、瀬戸内海の景色も楽しめる特急の魅力がかなり大きくなります。
旅行日が決まったら、まずスマえきとe5489で料金をチェック。そのうえで自由席・指定席・グリーン車のどれにするか決める。この順番なら失敗しにくいですよ。
そして松山へ着いたら、松山城や大街道、道後温泉へ。移動の2時間半も含めて、ぜひ四国の鉄道旅を楽しんでみてください。
2026年8月8日 記事内容更新
※この記事の料金・発売期間・ダイヤ・車両運用は2026年8月時点で確認した内容をもとにしています。ダイヤ改正、料金改定、車両変更、企画きっぷの発売終了などが行われる場合があります。実際の乗車前にはJR四国、e5489、スマえきなどで最新情報をご確認ください。

