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岡山から高知へ電車で行く完全ガイド!2025年最新の料金と所要時間を徹底解説

岡山から高知へ電車で行く完全ガイド!2025年最新の料金と所要時間を徹底解説

こんにちは。Shikokuレールノート運営者のよんてつです。

岡山から高知へ電車で行こうかなと思ったとき、まず気になるのは所要時間や料金の目安、どの特急南風に乗ればいいのか、自由席と指定席やグリーン車の違い、高速バスとの比較、岡山駅での乗り換え、アンパンマン列車の運転日などかなと思います。

とくに2025年は回数券の廃止や往復割引のルール変更、e5489経由で買える高知観光きっぷの活用など、岡山から高知へ電車で移動するときの「切符の買い方」が以前より少し複雑になっています。ネットで岡山高知電車の所要時間や運賃を調べても、情報が古かったり、高速バスのルートが混ざっていて分かりづらかったりしますよね。

この記事では、岡山から高知へ電車で移動するときの正確な所要時間と運賃相場、往復割引がなぜ使えないのかという理由、回数券終了後の「最安」の狙い方、e5489でお得なきっぷを探すコツ、特急南風の自由席と指定席の選び方、アンパンマン列車や高速バスとの詳細な比較まで、この区間を乗りまくっている私の目線で徹底的にまとめました。

この記事でわかること
  • 岡山から高知へ電車で行くときの正確な所要時間とダイヤパターン
  • 自由席・指定席・グリーン車の料金目安と、損しないきっぷの選び方
  • アンパンマン列車や「A席・D席」の座席選びで旅を楽しくする具体的なコツ
  • 高速バス(龍馬エクスプレス)との時間・料金・快適性のガチ比較
目次

岡山から高知へ電車で行く基本情報

まずは、岡山から高知へ電車で移動するときに一番ベースになる「時間」と「お金」のイメージを固めておきましょう。ここがぼんやりしていると、どの便を選べばいいか分からなかったり、あとから「もっと安くできたのに…」と後悔したりしやすいポイントです。逆に、このあたりをしっかり押さえておけば、あとは座席や乗り換え方法を調整するだけで、自分にとってベストな旅プランが組みやすくなりますよ。

岡山から高知へ電車で行く基本情報

特急南風のダイヤと所要時間

岡山から高知へ電車で移動するとき、主役になるのがJR四国・JR西日本の特急「南風(なんぷう)」です。岡山駅〜高知駅を直通し、途中で瀬戸大橋線・予讃線・土讃線を乗り継ぎながら走っていきます。岡山駅を出ると、まずは児島・坂出・丸亀・多度津方面へ向かい、そのあと四国山地の深い谷間を縫うように土讃線を走り、高知へたどり着くというルートです。

標準的な所要時間は、岡山〜高知間でおおよそ2時間30分〜2時間40分くらいです。最速達ダイヤの列車だと2時間30分を切る便もありますが、「だいたい2時間半ちょっと」と覚えておけば、実際の体感ともズレません。個人的な感覚としても、スマホをいじったり、美しい車窓を眺めたりしていると、「え、もう高知着いたの?」と感じるくらいあっという間です。

ダイヤのイメージとしては、日中時間帯(8時〜18時ごろ)は1時間に1本ペースで南風が走っています。たとえば、岡山から高知へ電車で午前中に移動したい場合、「9時台の南風」「10時台の南風」といった感覚で、好きな時間を選びやすいのが特徴です。一方、早朝・夜遅めの時間帯は本数が減るため、始発・最終の時間は事前に必ずチェックしておきましょう。

日中の運行パターンのイメージは以下の通りです(時刻は目安です)。

出発時間のイメージ到着時間のイメージ所要時間の目安
岡山発 9時台高知着 11時台〜12時前約2時間30〜40分
岡山発 13時台高知着 15時台〜16時前約2時間30〜40分
岡山発 17時台高知着 19時台〜20時前約2時間30〜40分

このように、「出発時刻+2時間半ちょっと」で到着時刻が計算できます。

乗り換え案内アプリで検索すると、たまに「3時間15分」や「3時間半」といった時間が表示されることがあります。これは、南風の出発時刻とうまく噛み合わず「待ち時間」が含まれていたり、普通列車に乗り継ぐルートが混ざっていたりするケースです。岡山から高知へ電車で単純に「特急で快適に行きたい」だけなら、検索条件で「特急利用」を優先し、乗り換え回数が「0回(直通)」の結果を選んでください。

また、ダイヤは年に1回の大きな改正や、季節ごとの臨時列車設定で微調整されることがあります。この記事で紹介している時間は2025年12月時点の目安ですので、旅行前には必ず最新の時刻表や乗り換え案内アプリで再確認をお願いします。

運賃の目安と指定席自由席の違い

運賃の目安と指定席自由席の違い
Shikokuレールノート

続いて、「いったいいくらかかるの?」という、旅の予算に直結する運賃・料金の話です。岡山から高知へ電車で行く場合、きっぷの代金は大きく「乗車券(運賃)」と「特急券(料金)」の2階建てになっています。これに加えて、指定席か自由席か、グリーン車にするかどうかでトータルの金額が変わります。

指定席・自由席・グリーン車のざっくり相場

2025年12月時点で、岡山〜高知間を特急南風で移動する場合の大人片道料金(通常期)の目安は以下の通りです。

利用クラス片道の目安料金特徴・おすすめな人
普通車指定席約6,000円〜6,500円確実に座りたい・仕事や食事をしたい人(基本はここ)
普通車自由席約5,500円〜6,000円とにかく費用を抑えたい・予定が未定の人
グリーン車約8,000円〜9,000円静かに過ごしたい・自分へのご褒美旅の人

ざっくりの感覚としては、自由席と指定席の差額は数百円(通常期で530円差)ですが、グリーン車にするとそこからさらに2,000円以上プラスされるイメージです。2時間半という乗車時間を考えると、「そこそこ安く・そこそこ快適」にバランスを取りたいなら指定席がベストバランスです。

自由席と指定席はどっちがおすすめ?

「自由席でも座れますか?」という質問をよくいただきますが、正直なところ、「週末や連休なら指定席一択」と答えています。2024年以降のダイヤでは、南風の自由席は多くの列車で「1両のみ(または1.5両)」という設定になっており、座席数が以前より減っています。

土日祝の午前中や夕方、ゴールデンウィークなどの繁忙期には、岡山駅のホームに長い列ができ、発車時点で満席になることも珍しくありません。最悪の場合、高知までの2時間半をデッキで立ちっぱなし…という過酷な移動になるリスクもあります。数百円の差で「座れる権利」を買えるなら、私は迷わず指定席をおすすめします。

自由席と指定席の細かい料金差や、実際の混雑具合、座席確保の裏技などは、別記事の特急南風 指定席 vs 自由席の比較ガイドでかなり詳しく掘り下げています。「どうしても自由席で行きたい」という方は、混まない時間帯の選び方などを参考にしてみてください。

往復割引が効かない理由と注意点

往復割引が効かない理由と注意点

岡山から高知へ電車で往復利用する予定だと、「往復で買えば安くなるはず」というイメージがありますよね。しかし、ここで落とし穴があります。岡山・高知間では、JRの「往復割引」は適用されません。

JRの往復割引制度(運賃が1割引になる制度)には、「片道の営業キロが601km以上であること」という条件があります。東京〜岡山や、大阪〜博多といった長距離区間向けの制度なんですね。一方で、岡山駅から高知駅までの営業キロは約179.3kmしかありません。601kmには遠く及ばないため、往復割引の対象外となってしまうのです。

駅の窓口で「岡山〜高知を往復で」と頼むと、往復分のきっぷを一度に発券してくれますが、これは単に「行き」と「帰り」の切符をまとめて渡しているだけで、料金自体は片道きっぷを2回買うのと全く同じ(1円も安くなっていない)です。

まとめると、「往復割引運賃」という言葉を聞いたら、それは超長距離専用の制度だと考えてください。岡山〜高知のような中距離区間では、「往復割引」ではなく「トクトクきっぷ(企画乗車券)」を使って安くする、という考え方に切り替えるのが正解です。

なお、JRの運賃計算ルールについてより深く知りたい方は、JR四国が公開している旅客営業規則も参考になります(出典:JR四国「運送約款・旅客営業規則」)。専門的ですが、「なぜ割引にならないのか」の根拠が書かれています。

回数券廃止後に安く乗る方法

岡山〜高知間を昔からよく使っている方にとって、一番ショッキングなニュースだったのが、「岡山自由席トク割回数券」の廃止だと思います。

この回数券は4枚綴りで、1枚あたり実質3,000円台後半〜4,000円前後という破格の水準で乗れる「最強きっぷ」でした。しかし、JR各社のデジタル化戦略に伴い、この回数券は2025年9月30日をもって発売終了となりました。「金券ショップでバラ売りを買えばいいや」という裏技も、在庫がなくなり次第完全に終了します。

「じゃあ、もう安く乗る方法はないの?」と絶望するのはまだ早いです。紙の回数券の代わりに、ネット予約限定のトクトクきっぷが充実してきています。

  • WEB早特:早めの予約で指定席が安くなる
  • チケットレス特急券:当日予約でも正規料金よりお得
  • e5489限定のお得なきっぷ:期間限定や条件付きで激安になる商品

回数券時代は「とりあえず買っておいて、好きなときに使う」ことができましたが、これからは「行く日と時間を決めてから、スマホ(e5489)で予約する」スタイルに変わります。最初は面倒に感じるかもしれませんが、窓口に並ばなくていいメリットは大きいです。

e5489と高知観光きっぷの使い方

回数券なき今、岡山から高知へ電車で安く行くための切り札となるのが、JR西日本のネット予約サービス「e5489(イーゴヨヤク)」です。

e5489では、通常のきっぷ予約だけでなく、ネット限定の割引商品が多数販売されています。その中でも、観光目的の方に最強におすすめしたいのが、e5489限定・通年販売の「高知観光きっぷ」です。

高知観光きっぷのここが凄い

  • 往復指定席+周遊券がセット:岡山〜高知の往復特急指定席に加えて、土佐山田~後免~高知~伊野駅間の自由周遊区間に特急列車の自由席に乗車できます。
  • 圧倒的なコスパ:通常の往復料金に少しプラスする程度、あるいは同等以下の金額で、高知県内の移動までカバーできます。
  • 通年販売:ゴールデンウィークやお盆期間でも利用可能です(※利用開始日の前日までに購入が必要)。

「往復割引がない」と嘆いていた方も、このきっぷを使えば、実質的に往復割引以上の恩恵を受けられます。高知城、桂浜、ひろめ市場、さらには四万十川方面や室戸方面へ足を伸ばしたい方には、これ以上ない選択肢です。

注意点として、高知観光きっぷは「前日までの購入」が必須です。当日に駅に行っても買えませんので、必ず前日までにスマホからe5489で購入手続きを済ませておきましょう。

e5489の操作方法や、チケットレスサービスの使い方は、JR西日本の公式サイトに分かりやすいガイドがあります。初めての方は一度目を通しておくと安心です。(出典:JR西日本「e5489ご利用ガイド」

岡山から高知へ電車旅をもっと快適に

ここからは、岡山から高知へ電車で移動するときの「旅の質」を高める話にシフトしていきます。同じ2時間半を過ごすにしても、どの列車・どの座席を選ぶかで満足度は大きく変わります。

岡山から高知へ電車旅をもっと快適に
Shikokuレールノート

アンパンマン列車の運転日と注意点

四国といえばアンパンマン列車。岡山から高知へ電車旅をするファミリー層にとっては、「子どもをアンパンマン列車に乗せてあげたい」というのが旅のメイン目的になっていることも多いですよね。

土讃線を走る特急南風には、「きいろいアンパンマン列車」と「あかいアンパンマン列車」の2種類があり、1号車には特別なアンパンマンシートが設定されています。

車両検査による「一般車代走」に注意!

アンパンマン列車は、車両の安全を守るための検査(車検)により、定期的に「お休み」する日があります。その日は、アンパンマン列車ではなく、普通のデザインの車両(一般車)が走ります。

予約画面で確認せずに切符を買ってしまうと、「ホームに来た電車が普通だった…」と子どもがガッカリしてしまう可能性があります。

確実に乗るための対策
予約前に必ず、JR四国公式サイトの「アンパンマン列車 運転日・編成表」をチェックしてください。「×」や「一般」と書かれている日は、アンパンマン列車ではありません。手間ですが、この一手間が家族の笑顔を守ります。

アンパンマンシート等については、別記事の特急南風アンパンマン列車の予約と乗り方完全ガイドで詳しく解説しています。

A席とD席どちら側の景色がおすすめか

岡山から高知へ電車で移動するルートは、日本でも有数の「絶景路線」です。せっかく乗るなら、座席の位置(A席かD席か)にもこだわりましょう。

迫力の渓谷美なら「A席(右側)」

岡山→高知の下り列車で圧倒的におすすめなのは、進行方向右側の「A席」です。特に徳島県〜高知県の県境にある大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)峡では、エメラルドグリーンの吉野川と切り立った岩肌が目の前に迫ります。2700系の「振り子装置」が作動し、車体を内側に傾けながらカーブを駆け抜ける様子は、まるでアトラクションのような迫力です。

開放感と海なら「D席(左側)」

一方、左側の「D席」も捨てがたい魅力があります。香川県内では讃岐富士(飯野山)や丸亀城を美しく眺めることができ、高知駅到着直前には、一瞬ですが太平洋(土佐湾)の水平線が広がります。山だけでなく、海や城も見たい!という欲張りな方にはD席が良いでしょう。

e5489のシートマップで座席を選ぶときは、座席番号だけでなく「窓の位置」も見てください。窓の柱が目の前に来ないよう、窓の中央に位置する席を選ぶのが、景色をフルに楽しむコツです。

岡山駅での乗り換え時間と動線のコツ

岡山駅での乗り換え時間と動線のコツ
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新幹線で岡山まで来て、そこから南風に乗り継ぐ場合、乗り換え時間はどれくらい見ておけば良いでしょうか。結論から言うと、「最低10分、できれば15分以上」確保するのが安心です。

岡山駅は、新幹線ホーム(2階)と在来線ホーム(1階)が比較的近く、乗り換え改札もシンプルです。慣れている人なら5〜7分で移動できますが、エスカレーターが混雑していたり、お土産を買ったり、トイレに行ったりすることを考えると、10分未満の乗り換えはかなり焦ります。特に大きな荷物を持っている場合や、お子様連れの場合は、1本遅らせてでも余裕のあるスケジュールを組むことを強くおすすめします。

高速バスとの時間料金のざっくり比較

最後に、よく比較される高速バス(龍馬エクスプレスなど)との違いを、最新データで整理しておきましょう。

項目特急南風(電車)高速バス(龍馬エクスプレス等)
所要時間の目安約2時間30分〜40分約2時間30分(最短2時間28分〜)
片道料金の目安約6,000円前後約4,400円前後
快適性・設備トイレ・Wi-Fi・コンセント完備
立ち歩き自由、揺れ少ない
トイレ付き車両が主
座席はやや狭い、休憩のみ外出可
遅延リスク強風等で運休あり渋滞・事故による遅延あり

意外かもしれませんが、現在のダイヤでは高速バスの所要時間は約2時間30分と、電車とほとんど変わりません。以前は「バスは遅い」というイメージがありましたが、今はかなりスピーディーです。

  • 安さ重視ならバス:往復で3,000円近く節約できます。時間は電車と同じなので、コスパは最強です。
  • 快適さ重視なら電車:いつでもトイレに行ける安心感、駅弁を食べられる自由度、酔いにくさなどは鉄道ならではのメリットです。

また、自家用車の場合、高速料金(岡山総社IC〜高知ICなど)は通常約7,500円〜、ETC休日割引で約5,500円〜が目安です。3人以上のグループなら、車で行くのが一人当たりのコストは最安になります。

岡山から高知へ電車移動のまとめ

ここまで、岡山から高知へ電車で移動するための情報を一気に紹介してきました。最後にポイントを整理します。

  • 所要時間は特急南風で約2時間半。高速バスもほぼ同じ時間で走る良きライバル。
  • JRの往復割引は適用外(距離不足)。その代わり、e5489の「高知観光きっぷ」などのトクトクきっぷを活用するのが正攻法。
  • 回数券は廃止済み。今後は「ネット予約(e5489)」で安く買う時代。
  • アンパンマン列車に乗りたいなら、運転日カレンダーと「代走日(12月2日など)」の確認が必須。
  • 絶景を楽しみたいなら、予約時に「A席(右側)」を指定するのがおすすめ。

※この記事の情報は2025年12月執筆時点のものです。運賃やダイヤ、車両運用は変更される可能性があります。最終的なご判断の前に、必ずJR四国またはJR西日本の公式サイトで最新情報をご確認ください。

制度が変わって少し分かりづらくなった部分もありますが、瀬戸大橋を渡り、四国山地を駆け抜ける特急南風の旅は、今も変わらずワクワクするものです。ぜひ、あなたの旅のスタイルに合ったきっぷと座席を選んで、快適な高知旅を楽しんでくださいね!

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