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特急しおかぜのおすすめ座席を見つける方法

特急しおかぜのおすすめ座席を見つける方法

特急しおかぜの乗車を検討されている方は、どのような座席を選べばいいか迷っていませんか。せっかくの旅行ですから、景色を楽しみたい方、仕事や作業に集中したい方、家族みんなで快適に過ごしたい方など、人によって理想の過ごし方は異なるでしょう。

特急しおかぜは、車両によって設備や乗り心地に違いがあり、何も知らずに座席を予約して失敗や後悔をしないためにも、ご自身の旅の目的に合った座席を選ぶことが重要です。

この記事では、特急しおかぜのおすすめ座席について、グリーン車の特徴や指定席のメリット、自由席の混雑状況といった座席クラスごとの違いから、瀬戸大橋の眺めが良い席、家族旅行に便利な座席、コンセント付きの座席など、様々な観点から詳しく解説します。

また、一人旅におすすめの席や、快適に過ごすためのポイント、車内設備とサービス、そして座席の予約方法まで網羅した包括的なガイドです。

この記事でわかること
  • 8000系と8600系、車両ごとの特徴と設備の違い
  • 旅の目的や同乗者に合わせた最適な座席の選び方
  • 瀬戸大橋や瀬戸内海の絶景を楽しめる座席
  • 座席指定や予約の際に役立つ具体的な情報
目次

旅の目的に合わせた特急しおかぜのおすすめ座席ガイド

  • 車内設備とサービスの比較
  • コンセント付きの座席で快適に過ごす
  • グリーン車の特徴と選び方
  • 指定席のメリットと選び方
  • 自由席の混雑状況と利用の注意点

車内設備とサービスの比較

車内設備とサービスの比較
8000系指定席車両

特急「しおかぜ」には、主に8000系と8600系という、導入時期やコンセプトが異なる2つの車両が運用されています。このため、乗車体験は車両によって大きく変わります。

1992年に登場した8000系は、JR四国が初めて導入した電車特急車両です。この車両の最大の特徴は「制御付き自然振り子方式」という、カーブ区間を高速で通過するための技術にあります。車体が最大で5°まで大きく傾くため、乗客が外側に押し出される遠心力を効果的に打ち消します。このダイナミックな傾斜は、車窓の景色がせり上がってくるような独特の視覚体験を生み出し、鉄道ファンには特に人気があります。また、座席は比較的柔らかく、身体に馴染むような座り心地が特徴的です。

一方で、2014年から運行を開始した最新型の8600系は「空気バネ式車体傾斜方式」を採用しています。車体の最大傾斜角度は2°と8000系に比べて浅いものの、カーブでの揺れが少なく、全体的に静かで安定した乗り心地が魅力です。座席は8000系よりやや硬めですが、背もたれが高く設計されており、快適性が追求されています。また、客室空間も車体の絞り込みが少ない設計のため、8000系よりもゆったりと広く感じられます。

このように、両車両にはそれぞれの技術的な特徴があり、乗り心地に関する評価も分かれます。最新の静粛性と広さを求めるなら8600系、よりダイナミックな走りを体感したいなら8000系を選ぶのが賢明です。

コンセント付きの座席で快適に過ごす

コンセント付きの座席で快適に過ごす
8000系リニューアル指定席車両(全席コンセントあり)

移動中にPC作業をしたり、スマートフォンの充電をしたりしたい方にとって、座席にコンセントがあるかどうかは重要なポイントです。この点において、8000系と8600系では大きな違いがあります。

8000系と8600系のコンセント事情

車両座席クラスコンセント設置状況
8000系
(第二次リニューアル車のみ)
グリーン車全席に設置
普通車指定席全席に設置
普通車自由席窓側席のみ設置
8600系グリーン車全席に設置
普通車指定席全席に設置
普通車自由席全席に設置

8000系は、リニューアル後の車両では普通車指定席とグリーン車は全席にコンセントが完備されています。しかし、普通車自由席の場合は窓側席にしかコンセントがないため、通路側に座ると充電ができない可能性があります。

これに対し、8600系はグリーン車・普通車を問わず、全ての座席にコンセントが完備されています。通路側の席に座ることになっても、安心して電源を確保できるため、デバイスの充電が必須な方にとっては、8600系の方が圧倒的に便利だと言えるでしょう。

グリーン車の特徴と選び方

グリーン車の特徴と選び方
8000系リニューアル前のグリーン車

特急「しおかぜ」のグリーン車は、1号車に連結されており、最も快適な移動を求める方におすすめの選択肢です。普通車に比べて広々とした空間と充実した設備が魅力で、長距離移動でも疲れにくい構造となっています。

グリーン車の座席は、電動リクライニングやフットレスト、読書灯を備えたハイグレードな仕様です。座席はゆったりとしたシートピッチが確保されており、プライベートな空間でくつろぐことができます。また、8000系リニューアル車および8600系車両の全ての座席にコンセントが完備されているため、バッテリー残量を気にすることなく過ごせます。

グリーン車を選ぶ際には、座席番号にも注目するとより快適に過ごすことが可能です。特に8000系のグリーン車では、車両の一番後ろの席である6A席は、後ろに誰もいないため、リクライニングを最大限に倒しても気兼ねなく過ごせます。また、偶数番号の席は窓が広い位置にあり、車窓からの景色をより楽しむことができます。これらの席は人気が高く、普通車指定席よりも満席になりやすいので、早めの予約が推奨されます。

指定席のメリットと選び方

旅の計画を立てる際、確実に座席を確保したい場合は、指定席の利用がおすすめです。特にゴールデンウィークやお盆、年末年始といった繁忙期には、自由席が大変混雑し、立って乗車しなければならないこともしばしばあります。指定席を予約することで、こうした混雑を避け、ゆったりとした時間を過ごすことができるのが最大のメリットです。

指定席の車両は8000系と8600系の両方にあり、いずれも全席にコンセント(8000系はリニューアル後のみ)とテーブルが設置されています。普通車指定席でもPC作業や読書など、快適な時間を過ごすことが可能です。

また、一部の座席は大型のテーブルを備えており、より広々としたスペースで作業をしたい方におすすめです。具体的には、8000系では1番席と12番席、8600系では1番、4番、7番、11番席がOA対応となっています。これらの席はオンライン予約サイト「e5489」の座席表で確認できるため、ピンポイントで指名買いすることも可能です。

自由席の混雑状況と利用の注意点

A1 01858
8000系自由席車両(リニューアル前)

特急料金を少しでも安く抑えたい場合は、自由席を利用するという選択肢もあります。指定席特急料金よりも530円安く利用できるのが最大のメリットです。

しかし、自由席にはいくつかの注意点もあります。まず、繁忙期や時間帯によっては座席が埋まりやすく、座れない可能性があることです。確実に着席したい場合は、自由席の利用は避けた方が賢明でしょう。

また、コンセントの有無が車両によって異なるため、この点にも注意が必要です。前述の通り、8000系の自由席では窓側の席にしかコンセントがありません。したがって、通路側の席に座った場合は充電ができないため、充電を必要とする場合は窓側を確保することが重要です。一方、8600系の自由席は通路側にもコンセントがあるため、比較的自由に座席を選ぶことができます。自由席を利用する際は、乗車する列車の車両がどちらか事前に確認しておくと安心です。

絶景を楽しむ特急しおかぜのおすすめ座席

  • 海側の眺めが良い席
  • 一人旅におすすめの席
  • 家族旅行に便利な座席
  • 快適に過ごすためのポイント
  • 座席の予約方法と注意点
  • あなたにぴったりの特急しおかぜおすすめ座席

海側の眺めが良い席

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特急「しおかぜ」の旅のハイライトといえば、なんといっても瀬戸大橋を渡る区間です。この壮大な景色を最大限に楽しむためには、進行方向と座席の位置を事前に確認しておくことが大切です。

進行方向と景色

岡山駅から松山駅に向かう下り列車の場合、進行方向右側の座席(A席)が瀬戸内海側となります。この席からは、瀬戸大橋の雄大な構造物と瀬戸内海の美しい島々を同時に眺めることができます。さらに、予讃線に入ってからも、海岸寺から伊予長浜駅までの区間では、列車が高台を走行するため、海を見下ろすような絶景が広がります。

一方、松山駅から岡山駅へ向かう上り列車でも、進行方向左側の座席(A/B席)が瀬戸内海側となります。上り列車でも同様に、瀬戸大橋や瀬戸内海の景色を満喫することが可能です。どちらの方向へ向かうにしても、海側の座席を確保することで、忘れられない旅の思い出を作ることができるでしょう。

一人旅におすすめの席

一人旅におすすめの席

一人でじっくりと旅の時間を楽しみたい方には、周りを気にせず過ごせる座席がおすすめです。特に運転室後方の「かぶりつき席」は、前面展望を独占できるため、鉄道ファンだけでなく、景色を楽しみたい方にも人気があります。

  • 8000系の場合:下り列車の場合は1番A席(グリーン車)が前面展望を楽しめる席として知られています。また、上り列車の場合は1番C/D席(普通車)も眺望が良くおすすめです。
  • 8600系の場合:1番A/B席が前面展望の推奨席となります。基本的には8000系と前面展望を楽しめる席は同じですので参考にしてみてください。出来れば事前に座席表で確認しておくと良いでしょう。

さらに、二度言いますが8000系のグリーン車の一番後ろの席である6A席も、後ろに誰もいないため気兼ねなくリクライニングを倒すことができ、一人旅に最適な席の一つと言えます。

ChatGPT Image 2025年4月19日 08 27 06よんてつ

私が8000系のグリーン車を利用する際は、下り列車の場合6Aを使う事が多いです。

家族旅行に便利な座席

小さな子どもを連れて家族で旅行する際は、車内の雰囲気が賑やかな座席を選ぶことで、周りに気兼ねなく過ごすことができます。特急「しおかぜ」の一部列車は、「アンパンマン列車」として運行されています。この列車は、1号車の普通車指定席に「アンパンマンシート」が設けられており、車内がカラフルなキャラクターで装飾されています。子どもたちが大喜びする特別な空間で、思い出に残る旅になるでしょう。

ただし、静かな旅を好む乗客もいるため、落ち着いた環境で過ごしたい場合は、アンパンマン列車以外の列車や、アンパンマンシート以外の車両を選ぶのが賢明です。事前にJR四国の公式サイトなどで運行情報を確認することをおすすめします。

快適に過ごすためのポイント

快適に過ごすためのポイント
8600系グリーン車の荷物置きスペース

長時間の列車移動では、揺れや騒音が気になることがあります。より快適に過ごすためには、いくつかのポイントがあります。

揺れに敏感な方は、車両の端部よりも中央部の座席を選ぶのが得策です。車両の中央は、振り子機構や車体傾斜機構の影響が比較的小さく、安定した乗り心地が期待できます。

また、大きな荷物を持っている場合は、荷物の置き場にも注目しましょう。8600系グリーン室の上り方には、ゴルフバッグのような長尺物に適した荷物置き場が用意されています。

車椅子を利用される方も、安心して旅ができるよう設備が整えられています。1号車の11A席(指定席)4・6号車の12A席(自由席)が車椅子対応座席として用意されており、1・4・6号車には車椅子対応の洋式トイレも備えられています。

座席の予約方法と注意点

座席の予約方法と注意点

特急「しおかぜ」の座席は、JRの主要駅の窓口や指定席券売機、またはJR西日本のインターネット予約サービス「e5489」などで予約が可能です。オンライン予約サイトを利用することで、乗車する列車の正確な編成や、希望の座席が空いているかどうかをリアルタイムで確認できるため便利です。

特急「しおかぜ」は、2両(A編成)、3両(B編成)、5両(C編成)の編成を組み合わせて、3両、7両、または8両で運転されます。多度津駅や宇多津駅では、同じ予讃線を走る特急「いしづち」と連結・分割を行う列車も存在します。予約時には、乗車する列車の編成が何両か、そして目的の座席がどの号車にあるかをよく確認することが大切です。

あなたにぴったりの特急しおかぜおすすめ座席

  • 眺望重視:岡山発松山行きならA席、松山発岡山行きでもA/B席、偶数番号の窓側席がおすすめです
  • 快適性重視:8600系グリーン車の全席が快適な移動を提供します
  • 作業・ビジネス利用:8600系普通車は全席にコンセントがあり、8000系・8600系の特定の席は大型テーブル付きです
  • コストパフォーマンス:8600系の普通車自由席は安価で全席にコンセントが備わっています
  • 家族連れ(子ども):8000系のアンパンマン列車にあるアンパンマンシートが特別感を提供します
  • 鉄道の醍醐味:8000系の制御付き自然振り子方式によるダイナミックな走りを体験できます
  • 車椅子利用者:1号車、4号車、6号車に車椅子対応の座席やトイレが用意されています
  • 荷物が多い方:8600系グリーン車には長尺物用の荷物置き場があります
  • 揺れに敏感な方:車両の端よりも中央部の座席を選ぶと揺れが少ないです
  • 景色と快適性を両立:8000系グリーン車の床面かさ上げによる窓の広さが魅力です
  • 運転室後方の眺望:8000系なら1番A席、8600系なら1番A/B席がかぶりつき席として楽しめます
  • 自由席利用時の注意:8000系自由席は窓側席以外コンセントがありません
  • 繁忙期に安心:確実に座りたいなら指定席を予約するのが得策です
  • 予約の仕方:e5489の座席表で編成や座席の場所を事前に確認できます
  • 目的別で変わる:車両や座席クラス、位置によって旅の満足度が大きく変わります
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