MENU

特急しおかぜの車内環境は?新旧車両の座席や設備を徹底比較

特急しおかぜの車内環境は?新旧車両の座席や設備を徹底比較

特急しおかぜの車内や快適度について調べているあなたは、どのような車内の座席タイプやグリーン車の特徴、普通車の座席設備なのか、また、コンセントやWi-Fi環境は整っているのかなど、出発前に多くの疑問を抱いているのではないでしょうか。

JR四国で特急列車での移動をより快適にするためには、車内販売やサービス、トイレや洗面所の設備、荷物置き場と収納スペース、そして窓から楽しめる車内から見える景色、乗車中に流れる車内アナウンスと案内など、事前に知っておきたい情報はたくさんあります。この記事では、特急しおかぜの車内の雰囲気と快適さに焦点を当て、あなたが不安なく乗車できるよう徹底的に解説します。

この記事でわかること
  • 新旧2つの車両形式の設備の違いがわかる
  • 乗車する車両によって異なる座席やアメニティを把握できる
  • 列車内での過ごし方を事前に計画できる
  • どのようなサービスや設備を利用できるのかがわかる
目次

特急しおかぜの車内は旧型と新型でどう違う?

  • 車内の座席タイプをチェック
  • グリーン車の特徴と快適性
  • 普通車の座席設備を解説
  • コンセントやWi-Fi環境について
  • 荷物置き場と収納スペースは?

特急しおかぜには、1992年に登場した8000系と、2014年に登場した8600系という2つの異なる車両形式が使用されています。これらは外観だけでなく、車内設備や内装にも大きな違いがあるのが特徴です。特に8000系は、現在進行中のリニューアル工事によって、旧来の設備から8600系の水準に近づけるよう進化しています。このセクションでは、新旧車両の具体的な違いを比較しながら、特急しおかぜの車内環境を詳しく解説します。

車内の座席タイプをチェック

車内の座席タイプをチェック
8000系グリーン車:Shikokuレールノート

特急しおかぜの座席は、グリーン車と普通車の2種類があります。グリーン車は、より快適な移動を求める乗客に向けて設計されており、普通車は一般的な鉄道旅行に適した設備を備えています。

それぞれの車両の座席タイプは、JRの予約システムなどで確認できます。例えば、8000系のグリーン車は1号車、普通車は2号車から5号車(リニューアル後には5号車に車いすスペースが追加されます)に設定されています。

一方で8600系は、8600形と8700形という車両を組み合わせており、グリーン車は8600形の半室に設定されています。このように、号車によって座席の種類や配置が異なるため、乗車する際には事前に確認しておくのが安心です。

グリーン車の特徴と快適性

グリーン車の特徴と快適性
8600系グリーン車:Shikokuレールノート

特急しおかぜのグリーン車は、ゆったりとした時間を過ごしたい乗客に最適な空間です。座席は「1-2」の3列配置となっており、普通車よりも広い空間が確保されています。

8000系リニューアル車および8600系車両には、すべての座席に電動式のレッグレストと読書灯が完備されており、リクライニングや読書に集中できます。また、可動式の枕も付いているため、首への負担を軽減しながら快適に過ごすことが可能です。テーブルは背面テーブルと、肘掛けに内蔵されたインアームテーブルの2種類が用意されており、パソコン作業や食事など、さまざまな用途に合わせて使い分けられます。

このように、グリーン車は長時間移動でもリラックスできるよう、多くの配慮がなされた設計と言えます。

普通車の座席設備を解説

普通車の座席設備を解説
8000系普通車指定席車両:Shikokuレールノート

普通車は、グリーン車よりも座席間隔は狭くなりますが、リクライニング機能やテーブルなど、快適に過ごせる基本的な設備が整っています。

8000系のリニューアル前の車両では、レバーを引いて背もたれを倒す一般的なリクライニング方式が採用されていました。また、簡易的なフットレストも備わっています。一方、新型の8600系やリニューアル後の8000系では、肘掛けにあるボタンでリクライニング操作をします。背もたれを倒すと連動して座面が前方にスライドする機構が採用されており、より深くリクライニングできます。さらに、8600系には可動式枕やフットレストも備わっているため、旧型車両に比べて快適性が向上しています。

コンセントやWi-Fi環境について

コンセントやWi-Fi環境について
8600系:Shikokuレールノート

現代の列車旅では、スマートフォンやパソコンの充電、インターネット接続は欠かせない要素です。

すべての特急しおかぜでは、無料で利用できるWi-Fiサービスが提供されています。これにより、移動中でもインターネットで情報収集をしたり、動画を視聴したりできます。

コンセントの設置状況は、車両形式によって大きな違いがあります。リニューアル前の8000系では、コンセントは一部の限られた座席にしかありませんでした。特に指定席の最前列と最後列にのみ設置されているため、電源確保をしたい場合は、これらの座席を狙って予約する必要がありました。一方で8600系は、すべての座席(通路側を含む)にコンセントが完備されています。そのため、どの座席に座っても気軽に充電できます。

また、現在進められている8000系の大規模リニューアルでは、このコンセント設備が8600系の水準に近づけられます。グリーン席と指定席は全席に、そして自由席は窓側の座席にコンセントが新設される予定です。このように、古い車両でも電源環境が大幅に改善されるため、どの編成に乗車しても同様の利便性が期待できるでしょう。

荷物置き場と収納スペースは?

特急列車での移動では、大きな荷物をどうするかは重要な問題です。特急しおかぜでは、主に荷物棚スペースを利用できます。

荷物棚は、飛行機の機内持ち込み手荷物を考慮した設計となっており、大きめのカバンも置くことができます。また、座席の下にも一定の空間があり、比較的コンパクトな手荷物であれば収納が可能です。

大型のスーツケースなど、荷物棚や座席下に入らないサイズの荷物については、車両の端にある多目的室や、空きスペースに置くことになります。ただし、多目的室は特定の利用者が優先されるため、常に利用できるわけではありません。また、混雑時には荷物を置くスペースが確保できない可能性も考えられます。事前に荷物のサイズを考慮して、適切な車両を選び、早めに乗車することが推奨されます。

?me id=1&me adv id=2794858&t=pict

快適な特急しおかぜの車内での過ごし方

  • トイレや洗面所の設備
  • 車内販売やサービスについて
  • 車内アナウンスと案内について
  • 車内から見える景色を楽しむ
  • 車内の雰囲気と快適さを探る

ここでは、特急しおかぜでの移動時間をより豊かに過ごすためのヒントをいくつかご紹介します。車内の設備やサービスを事前に把握しておくことで、旅の満足度は大きく変わります。

トイレや洗面所の設備

トイレや洗面所の設備
8600系のバリアフリートイレ:Shikokuレールノート

長時間の乗車でも安心して過ごせるよう、特急しおかぜにはトイレと洗面台が完備されています。

8000系と8600系の両車両に、車いす対応のバリアフリートイレが設置されています。多機能トイレは、手すりが付いているだけでなく、十分な広さが確保されており、車いすの方も安心して利用できます。リニューアル前の8000系では、一部の和式トイレも残っていましたが、現在進行中のリニューアル工事ではすべての和式トイレを洋式化することが計画されており、利便性がさらに向上します。

車内販売やサービスについて

車内販売やサービスについて
8000系の自動販売機:Shikokuレールノート

現在、特急しおかぜでは車内販売は原則として行われていません。そのため、飲み物や軽食は乗車前に購入しておく必要があります。

ただし、車内には飲料の自動販売機が設置されている車両もあります。どのような商品が販売されているかは車両や時期によって異なりますので、事前に駅の売店などで必要なものを揃えておくと良いでしょう。

その他アメニティとして、携帯電話での通話に使用できる通話スペースもデッキ部分に設置されています。これはかつて喫煙室だった場所を利用したもので、他の乗客に迷惑をかけることなく、電話での会話を済ませられます。

車内アナウンスと案内について

特急しおかぜでは、主要な駅に到着する前や、乗り換えの案内などが車内アナウンスで流れます。

車内アナウンスは日本語だけでなく、英語でも案内されることが多いため、外国人観光客も安心して利用できます。さらに、特急しおかぜは宇多津駅で高松行きの特急いしづちと併結運転を行うため、この駅で車両の切り離しが行われます。その際には、どちらの車両が岡山行き、高松行きかを知らせる詳細なアナウンスが流れます。誤った車両に乗車しないよう、アナウンスをよく聞いておくことが重要です。

車内から見える景色を楽しむ

瀬戸内海を横断する特急しおかぜの旅は、車窓から見える景色も魅力の一つです。

特に、瀬戸大橋を渡る区間では、美しい瀬戸内海の多島美を一望できます。リクライニングを倒して座席に深く座りながら、のんびりと景色を眺める時間は、列車旅ならではの醍醐味です。また、四国に入ると、のどかな田園風景や山間部を走り抜け、都市部の景色から地方の風景へと移り変わる様子を楽しめます。

車内の雰囲気と快適さを探る

車内の雰囲気と快適さを探る
8000系リニューアル車:Shikokuレールノート

特急しおかぜの車内は、コンセプトに基づいたデザインによって、乗客に快適な空間を提供しています。

8600系とリニューアル後の8000系は、外装・内装ともに共通のカラーパレットとデザインコンセプトを共有しています。例えば、外装のオレンジ色は瀬戸内海の温暖な気候や愛媛県特産の柑橘類を、窓下のグリーンラインは香川県のオリーブをイメージしてデザインされています。これらの色彩は、車内にも反映されており、リニューアル後の8000系の指定席モケットには、光り輝く「柑橘」をモチーフにしたデザインが採用されています。

さらに、8600系の車内は木目調のパネルや床で統一されており、LED照明による間接照明が開放的で温かみのある空間を演出しています。このように、単なる移動手段としての機能だけでなく、地域の風土や文化を感じさせるデザインが、乗客の旅をより豊かなものにしていると考えられます。

新旧車両で進化する特急しおかぜの車内の快適度まとめ

この記事では、特急しおかぜの車内について、旧来の8000系と新型の8600系を中心に解説しました。

  • 特急しおかぜは8000系と8600系の2つの異なる車両形式で運行されている
  • リニューアル後の8000系は、8600系の設備水準に近づけられている
  • 車内のデザインコンセプトは、地域に根ざした統一された美学に基づいている
  • グリーン車は「1-2」配列、普通車は「2-2」配列が基本である
  • 新型車両やリニューアル後の車両では、座面がスライドするリクライニング機能が採用されている
  • 全ての車両で無料Wi-Fiが利用できる
  • コンセントは新型車両では全席に、リニューアル後の旧型車両ではグリーン席・指定席全席と自由席窓側に設置されている
  • 荷物棚は飛行機の機内持ち込み手荷物を考慮した設計である
  • 車内販売は原則行われていないため、飲み物や軽食は乗車前に購入する必要がある
  • トイレは車いす対応のものが設置されており、旧型車両の和式トイレは洋式化される予定である
  • 宇多津駅で特急いしづちと切り離しがあるため、車内アナウンスをよく聞くことが大切である
  • 瀬戸大橋を渡る区間では、車窓から美しい景色を眺められる
  • 携帯電話での通話はデッキの専用スペースで行うことができる
  • 車内は木のぬくもりや間接照明で、落ち着いた雰囲気が演出されている
  • 座席のリクライニング機能やテーブルの配置など、快適性を高める工夫が随所に見られる

?me id=1&me adv id=1564608&t=pict

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次