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秋の乗り放題パス東京発モデルコース|3日で高松・岡山を巡る旅

秋の乗り放題パス東京発モデルコース|3日で高松・岡山を巡る旅

こんにちは、Shikokuレールノート運営者の「よんてつ」です。

秋の乗り放題パスを見ていると、「東京や横浜から3日間あれば四国まで行けるのでは?」と考えたくなります。実際、普通・快速列車をつないで高松まで到達すること自体はできます。ただ、東京から高松までは普通列車中心だと片道だけでおおむね13時間前後。往復とも同じ方法にすると、3日間のうち2日がほぼ移動で終わります。

そこで今回は、東京・横浜から秋の乗り放題パスで四国へ行くなら、どこまでなら3日間で楽しめるのかを、私なりに現実的な旅程へ落とし込みました。目的地は高松と岡山。四国の入口まで行き、瀬戸大橋も楽しみ、無理に松山や高知まで広げないコースです。

「乗り放題だから遠くまで行く」より、「乗り放題でも行き先を絞る」ほうが3日旅は満足しやすい。ここが、このモデルコースのいちばん大事な考え方ですよ。

この記事でわかること
  • 東京発と横浜発で組める3日間の現実的な行程
  • 高松と岡山に目的地を絞る理由
  • 新幹線や特急を追加利用するときの注意点
  • 片道を別交通にして観光時間を増やす方法
目次

東京発3日旅の結論

東京・横浜から秋の乗り放題パスで四国を目指す場合、まず「どこまで行くか」を決める必要があります。パスは全国のJR線で使えますが、3日間という時間そのものは増えません。高松・岡山で折り返すくらいが、普通列車旅と観光を両立しやすい境目です。

東京から高松と岡山を巡る秋の乗り放題パス3日間モデルコースの全体像をまとめたスライド
1日目と3日目は移動、2日目を観光に使う東京発3日旅の全体像

普通列車往復は移動中心

東京から高松まで、東海道本線・山陽本線・瀬戸大橋線を普通・快速列車でつなぐと、接続が良い日でもおおむね13時間前後を見ておきたいところです。横浜からなら東京発より少し短くできますが、それでも長丁場なのは変わりません。

つまり、1日目に東京から高松、3日目に岡山から東京へ戻ると考えると、初日と最終日はほぼ鉄道移動。観光に使えるのは実質的に2日目と、到着後・出発前の短い時間になります。

3日旅の基本ライン

3日間で現実的なのは「高松1泊+岡山1泊」です。松山・高知・徳島まで全部入れようとすると、四国内でも普通列車の乗車時間が増え、旅の中心が完全に「乗ること」へ寄っていきます。

もちろん、それが目的なら大いにアリです。私も鉄道に長く乗る旅そのものは好きです。ただ、「高松でうどんを食べたい」「岡山後楽園も歩きたい」という観光目的まで入るなら、欲張りすぎないほうがいいかなと思います。

高松と岡山に絞る理由

高松は、東京方面から普通列車で四国へ入るときに狙いやすい県都です。岡山からは快速マリンライナーが瀬戸大橋を渡り、高松まで直通します。マリンライナーは快速なので、普通車自由席なら秋の乗り放題パスだけで利用可能です。

高松と岡山の間は、日中ならマリンライナーがおおむね30分間隔を中心に走っています。高松から松山や高知へ普通列車でさらに何時間も進むのとは違い、2日目に高松観光をしてから岡山へ移動する流れを作りやすいんですね。

しかも、瀬戸大橋を普通列車系統で渡る体験そのものが、この旅の見どころになります。高松だけで終わらず、本州側の岡山を2泊目に置けば、3日目の東京方面への距離も少し短くできます。

2026年版の基本ルール

モデルコースを見る前に、2026年版の条件だけは外せません。ここを勘違いすると、途中で新幹線へ変更したときに予想外の出費が出ます。秋の乗り放題パスは「JRなら何でも乗り放題」ではなく、普通・快速列車を中心に使うきっぷです。

秋の乗り放題パスで乗れる普通・快速列車と乗れない新幹線・特急をまとめたスライド
普通・快速列車が基本。新幹線・特急は別途きっぷが必要

期間と価格

2026年版の秋の乗り放題パスは、9月18日から10月16日まで発売され、利用期間は10月3日から10月18日までです。購入時に利用開始日を指定し、その日から連続する3日間が有効期間になります。

項目2026年版
発売期間2026年9月18日~10月16日
利用期間2026年10月3日~10月18日
有効期間利用開始日から連続3日間
おとな7,850円
こども3,920円
利用人数1枚につき1人

3日間7,850円なので、単純に3で割れば1日あたり約2,617円です。東京から高松まで長距離を移動する使い方なら、きっぷ代そのものよりも「13時間前後の移動に耐えられるか」が判断材料になってきます。

詳しい利用条件は、JR西日本「秋の乗り放題パス」公式案内で最終確認してください。旅行日直前には、運休・工事・臨時ダイヤも合わせて見ておくのが安心です。

基本ルールを先に確認したい方は、サイト内の秋の乗り放題パス2026完全ガイドも合わせてどうぞ。購入場所や券売機での操作が気になる場合は、秋の乗り放題パス2026の買い方で詳しく解説しています。

乗れる列車と乗れない列車

秋の乗り放題パスだけで利用できる中心は、JR線の普通列車・快速列車の普通車自由席です。東京から西へ向かう東海道本線、関西圏の新快速、山陽本線、岡山から高松へ渡る快速マリンライナーの普通車自由席は、今回の旅程で活用できます。

一方、新幹線、在来線特急、急行は原則として対象外です。四国でいえば、しおかぜ・いしづち・南風・うずしお・宇和海などの特急に、秋の乗り放題パスを乗車券代わりとして使うことはできません。

普通・快速列車の普通車指定席は、別に指定席券を用意すれば利用できます。ただし、快速マリンライナーのグリーン車指定席は扱いが異なり、秋の乗り放題パスをそのまま乗車券部分に使うことはできません。高松~岡山をパスだけで移動したいなら、普通車自由席がいちばん分かりやすい選択です。

新幹線の追加料金に注意

東京発の旅でいちばん注意したいのが、「途中で疲れたら新幹線の特急券だけ買えばいい」という考え方です。原則として、それはできません。

新幹線へ変更するときの注意

秋の乗り放題パス+新幹線特急券という組み合わせでは、東海道・山陽新幹線に乗れません。途中から新幹線を使う場合は、その新幹線に乗る区間について乗車券と新幹線特急券の両方を別に購入します。

例えば、1日目に静岡付近で「もう普通列車はきつい」と感じ、新大阪や岡山まで新幹線へ切り替えるなら、その区間は秋の乗り放題パスとは切り離して考えてください。パスが無効になるわけではありませんが、新幹線区間の運賃・料金は別払いです。

東京発モデルコース

ここからは、東京を朝早く出発し、1日目に高松まで到達、2日目に高松と岡山を観光、3日目に岡山から東京へ戻る流れで見ていきます。時刻は乗車日によって変わるので、固定の分単位ではなく「どの時間帯までに、どこへ着いていたいか」を目安にしています。

1日目は東京から高松へ

東京を早朝に出発して普通列車を乗り継ぎ高松を目指す1日目のスライド
1日目は東京から高松まで約13時間をかけて西へ進む

1日目は、この3日間で最も長い移動日です。東京駅を早朝に出て東海道本線を西へ進み、熱海、浜松、豊橋、大垣、米原、姫路、岡山などを経由して高松を目指します。

時間帯の目安主な区間ポイント
5時台東京→熱海方面できるだけ早い列車で西へ
7~10時台熱海→浜松静岡県内は乗車時間が長い
10~13時台浜松→豊橋→大垣→米原名古屋圏で快速を活用
13~16時台米原→姫路新快速を使える区間が便利
16~19時台姫路→岡山相生などで乗換になる場合あり
夕方~夜岡山→高松マリンライナー普通車自由席

接続が良ければ東京から高松まで13時間前後がひとつの目安ですが、乗換待ちや列車の遅れで前後します。特に姫路~岡山は、関西圏までのように新快速がそのまま長距離を走り続ける区間ではありません。一本逃したときの待ち時間も考えて、到着予定を詰めすぎないほうがいいでしょう。

東海道を西へ進む

東京から熱海まではJR東日本、熱海から先はJR東海の区間へ入ります。静岡県内は普通列車での乗車時間が長く感じやすい区間です。朝食を東京で確保しておき、熱海や浜松など乗換時間を取りやすい駅で飲み物や軽食を補給するとラクですよ。

豊橋から名古屋方面は快速系統をうまく使い、大垣から米原へ抜けます。米原から先は関西圏の新快速が使えるので、普通列車旅でも一気に距離を稼ぎやすくなります。秋の乗り放題パスで「快速」が使える恩恵を感じやすい区間ですね。

岡山から瀬戸大橋へ

岡山まで来れば、四国はもう目前です。岡山からは快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、高松へ向かいます。普通車自由席なら追加料金は不要。日が残っている時間帯なら、児島を過ぎて瀬戸内海へ出る景色も楽しめます。

マリンライナーの停車駅や列車ごとの違いは、マリンライナー停車駅ガイドで確認できます。高松着が夜になったら、1日目は無理に観光を入れず、駅周辺で夕食を取って休むくらいで十分です。

13時間前後の移動では、乗換検索や地図確認でスマホを何度も使います。コンセントが確実に使える旅ではないので、途中で残量を気にしたくないなら20,000mAh級のモバイルバッテリーを1台入れておくと安心です。


2日目は高松から岡山へ

高松で讃岐うどんと港町を楽しみマリンライナーで岡山へ移動する2日目のスライド
2日目は高松観光を楽しみ、午後にマリンライナーで岡山へ移動

2日目が、この3日旅でいちばん観光らしい1日です。午前から昼過ぎまで高松を歩き、午後にマリンライナーで岡山へ移動。岡山で夕方の観光と食事を楽しみ、駅周辺に泊まります。

午前は高松を楽しむ

高松駅周辺だけでも、港の雰囲気や玉藻公園周辺を歩けます。もう少し足を延ばすなら栗林公園が定番ですが、高松駅からの移動にJR以外の交通機関を使う場合、その運賃は秋の乗り放題パスとは別になります。

朝は駅周辺でうどんを食べ、午前中に観光、昼過ぎにもう一軒うどん店へ寄ってから岡山へ向かうくらいがちょうどいいでしょう。高松で半日確保できるだけでも、1日目を移動だけに使った意味が出てきます。

ここで琴平まで入れたくなるかもしれません。JR土讃線の普通列車で琴平へ行くこと自体はパスの範囲ですが、往復と参拝を入れると高松観光の時間はかなり削られます。3日間で高松・岡山を巡るというテーマなら、琴平は次回に回すほうが旅程に余白を残せます。

午後は岡山へ移動

高松から岡山までは、再び快速マリンライナーを使います。普通車自由席なら秋の乗り放題パスのみで乗車できるので、追加料金を抑えたい旅と相性がいい区間です。

瀬戸大橋を渡る時間は約1時間が目安。午後早めに高松を出れば、岡山到着後に後楽園や岡山城周辺へ向かう時間を取れます。夕方まで観光し、夜は岡山駅周辺へ戻る流れなら、翌朝の東京行きにもつなげやすいでしょう。

マリンライナーの座席を事前に確認したい場合は、高松駅から岡山駅のマリンライナー予約ガイドも参考になります。普通車指定席を使う場合は別に座席指定券が必要なので、自由席で行くか、座席を確保するかを先に決めておくと迷いません。

この旅は列車を降りてそのまま観光する時間が多いので、大きなスーツケースより25L前後のリュックのほうが動きやすいです。両手が空けば、ホームの階段や高松・岡山の徒歩移動もかなりラクになります。


3日目は岡山から東京へ

岡山を朝に出発し普通列車を乗り継いで東京へ戻る3日目のスライド
3日目は岡山から東京まで余裕を持って帰路に専念

最終日は岡山から東海道本線経由で東京へ戻ります。岡山から東京まで普通列車中心なら、おおむね12時間前後を見ておきたい区間です。そのため、午前中に岡山観光を追加して昼から出発、という組み方はおすすめしにくいです。

朝早く岡山を出発

岡山は朝から動き、姫路、米原、大垣、豊橋、浜松、熱海を目安に東へ進みます。途中で列車を一本逃すと、東京到着がそのまま後ろへずれることがあります。特に「最終列車に間に合えばいい」という旅程は、遅延が出たときに逃げ道がなくなるので避けたいところです。

岡山駅の駅弁や飲み物を出発前に用意しておくと、乗換駅で毎回売店を探す必要がありません。ただし、長時間座り続けるので、乗換時にはホームを少し歩くなどして体を動かすほうが楽です。

余裕を残して東海道へ

3日目は、東京に着くことが最大の目的。観光を増やすより、2~3本後の列車でも帰れる時間帯で移動するのが安全です。もし大きな遅れや運休が出た場合は、在来線だけに固執せず、新幹線や宿泊への変更も候補にしてください。

なお、秋の乗り放題パスは利用開始後に列車の運休や遅延があっても、有効期間の延長はありません。旅行費用に関わる部分なので、利用前にはJR各社の公式運行情報を確認し、最終的な判断はご自身で行ってください。

最終日は12時間前後座ることになるので、荷物に余裕があるならネッククッションも候補です。とくに眠くなったとき、頭が左右へ大きく傾くのを抑えやすく、休憩用として使えます。


横浜発モデルコースの違い

横浜発も基本ルートは東京発と同じです。東海道本線を西へ進み、熱海から静岡県内へ入ります。東京駅まで戻ってからスタートする必要はなく、横浜からそのまま東海道線へ乗るほうが自然です。

横浜は少し時間に余裕

横浜は東京より西にあるため、同じ高松を目指すならスタート時点で少し有利です。列車の接続次第ですが、東京発より30分前後短く考えられることが多く、朝の出発もわずかに余裕を持てます。

ただし、「30分短いから高松の先まで行ける」と考えるほどの差ではありません。高松に着いた後、さらに松山や高知方面へ普通列車で進めば一気に数時間単位の移動が増えます。横浜発でも、3日旅なら高松・岡山までに絞る考え方は変わらないですね。

新横浜の新幹線は別扱い

横浜在住だと、新横浜駅から東海道新幹線に乗りたくなる場面があるかもしれません。しかし、新横浜から新幹線へ乗る場合も、秋の乗り放題パスに特急料金を足すだけでは利用できません。

新幹線を使う区間は、乗車券と新幹線特急券を別に用意します。体力や帰宅時間を優先して新幹線へ変更するのは有効ですが、「パスを持っているから乗車券分は不要」と思い込まないようにしてください。

高松と岡山の楽しみ方

このモデルコースでは、観光できる時間が限られます。そこで、高松も岡山も「駅から遠い場所を何か所も回る」のではなく、半日で満足しやすい場所に絞るのがコツです。

高松は駅周辺を中心に

高松駅は港に近く、駅前から海側へ歩くだけでも四国の玄関口らしい景色を楽しめます。玉藻公園も駅から近いため、長距離移動の翌日に組み込みやすい観光地です。

栗林公園まで足を延ばすなら、午前の早い時間から動くのがいいでしょう。高松駅へ戻って昼食を取り、午後早めのマリンライナーへ乗れば、岡山側にも観光時間を残せます。

高松での食事は、やはり讃岐うどんを入れたいところ。ただし人気店を何軒も巡ると、移動と行列で予定が崩れます。駅周辺や次の目的地へ向かいやすい店を1~2軒に決めておくと、鉄道旅との相性がいいですよ。

岡山は後楽園周辺へ

岡山では、後楽園と岡山城を同じエリアで見る流れが組みやすいです。高松を昼過ぎに出れば、岡山到着後に路面電車やバスなどを使って向かえます。これらJR以外の交通費は別途必要です。

2日目の岡山は「翌朝も観光できる」と考えないほうが無難。3日目は普通列車で東京へ戻るため、朝から移動を始める必要があります。つまり岡山観光の本番は2日目の夕方までです。

ホテルも岡山駅から徒歩圏にすると、翌朝の出発がかなり楽になります。駅から離れた宿が安くても、朝のバスや路面電車を一本逃すと、その後の普通列車接続に影響することがあります。

片道を別交通にする案

ここまでの基本コースは、秋の乗り放題パスを3日間フルに使う代わりに、初日と最終日の移動時間が長くなります。「せっかく四国まで行くなら、もう少し観光したい」という場合は、片道だけ別の交通手段に置き換えるほうが現実的です。

夜行バスや新幹線を片道だけ組み合わせて観光時間を増やす方法をまとめたスライド
観光時間を増やすなら片道だけ夜行バスや新幹線へ切り替える方法もある

夜行バスで高松入り

観光時間を増やす方法として分かりやすいのは、旅行前夜に東京・横浜方面から夜行バスで移動し、朝から高松を楽しむ形です。バス代は秋の乗り放題パスとは別ですが、1日目の昼間を丸ごと移動に使わずに済みます。

その場合、秋の乗り放題パスは高松到着日を1日目として使い始め、高松周辺、岡山への移動、3日目の東京方面への帰路に使えます。普通列車だけで往復するより交通費は上がりますが、観光時間との交換だと考えると分かりやすいでしょう。

フェリーで徳島を経由

東京港と徳島港を結ぶフェリーを使い、徳島からJR高徳線で高松へ向かう方法もあります。ただし、これは高速化する方法ではありません。船で一晩をまたいで移動することで、普通列車の長時間乗車とは違う旅にできる選択肢です。

フェリーは秋の乗り放題パスの対象外なので、船の運賃は別払いです。また、徳島港からJR徳島駅までの移動も確認が必要になります。運航日や時刻は変わるため、利用するなら予約前にフェリー会社の公式情報を必ず確認してください。

フェリーを使う意味

フェリー案は「早く四国へ着く方法」ではなく、移動そのものを旅として楽しみ、普通列車13時間を片道だけ避ける方法と考えるとしっくりきます。

新幹線を片道だけ使う

時間を最優先するなら、片道だけ東海道・山陽新幹線を使う方法もあります。例えば往路を新幹線で岡山まで移動してマリンライナーで高松へ入り、復路を秋の乗り放題パスで岡山から東京まで普通列車で戻る形です。

ただし、新幹線区間は乗車券と特急券が別途必要です。秋の乗り放題パスの「元を取る」ことだけを目的にすると割高に感じますが、旅行でいちばん貴重なのは時間でもあります。観光を優先したいなら、パスを全部の区間で無理に使い切る必要はありません。

旅程を崩さないコツ

東京・横浜から高松まで普通列車でつなぐ旅は、一本の列車に長く乗るというより、乗換を何度も重ねて完成します。だからこそ、時刻表どおりに全て進む前提ではなく、途中でずれても立て直せる旅程にしておくことが大切です。

乗換は一本逃す前提

普通列車旅では、数分接続が続く行程ほど見た目より不安定です。ホームが変わる、トイレへ寄る、飲み物を買う、それだけで一本見送ることがあります。

特に初めて通る駅では、「3分あれば乗り換えられる」と決めつけないほうがいいでしょう。検索結果で最速の一本だけを見るのではなく、その次の列車でも目的地へ着けるかを確認しておくと安心です。

食事は乗換駅で短時間

13時間前後の移動で食事を完全に車内持ち込みだけにすると、後半がしんどくなります。一方で、途中駅で1時間の昼食を入れると、その後の接続が大きく変わる場合があります。

おすすめは、乗換待ちが少し長くなる駅で軽食を取るか、次の列車へ持ち込めるものを買う方法です。浜松、名古屋周辺、米原、姫路、岡山など、行程の節目になる駅をいくつか決めておくと動きやすくなります。

宿は駅から近い場所へ

1日目の高松、2日目の岡山とも、できれば駅徒歩圏の宿が便利です。長時間の普通列車旅では、駅到着後の「ホテルまでさらに30分」が意外と負担になります。

特に高松は1日目の到着が夜になる可能性があります。翌朝すぐ観光へ動けることも考えると、高松駅周辺に泊まるメリットは大きいですね。岡山も同じで、3日目の朝に駅へすぐ入れるだけで行程がかなり楽になります。

運休時の予算も用意する

長距離を普通列車でつなぐ旅は、どこか一か所の遅れが後半の接続へ影響します。秋は台風シーズンの終盤でもあり、大雨や設備トラブルなどで運転見合わせが起きる可能性もゼロではありません。

そのため、パス代7,850円だけで旅行費用を考えず、必要なら新幹線・特急・宿泊へ切り替えられる予備費を用意しておくのがおすすめです。費用や列車の扱いは状況によって変わるため、正確な情報はJR各社の公式サイトで確認し、最終的な判断は駅係員などにも相談してください。

秋の乗り放題パスの疑問

東京・横浜から高松を目指すときに、特に迷いやすい点をまとめます。3日間という限られた時間で使うきっぷなので、乗れる列車と日程のルールは出発前に確認しておきたいところです。

東京発モデルコースのよくある質問

東京から秋の乗り放題パスだけで高松まで行けますか?

はい。東海道本線、山陽本線、瀬戸大橋線などの普通・快速列車を乗り継げば、高松まで行けます。岡山から高松の快速マリンライナーも普通車自由席なら対象です。ただし、東京からは片道13時間前後が目安になるため、朝早い出発を考えてください。

秋の乗り放題パスに特急券を足せば新幹線に乗れますか?

原則として乗れません。東海道・山陽新幹線を使う場合は、その乗車区間の普通乗車券と新幹線特急券の両方が別途必要です。「パスが乗車券代わりになる」と考えないよう注意してください。

横浜発なら松山まで3日間で行けますか?

行くこと自体は可能ですが、普通列車だけで松山まで広げると移動時間がさらに増えます。3日間で観光も楽しむなら、高松・岡山までに絞るか、片道を新幹線や夜行バスなど別交通にするほうが現実的です。

マリンライナーの指定席は秋の乗り放題パスで使えますか?

普通車指定席は、秋の乗り放題パスに加えて指定席券を用意すれば利用できます。一方、グリーン車指定席は扱いが異なり、パスを乗車券部分として使えません。追加料金を抑えるなら普通車自由席が分かりやすいです。

3日間のうち1日だけ使わない日を入れられますか?

できません。2026年版は購入時に指定した利用開始日から連続する3日間が有効です。例えば10月10日開始なら10日・11日・12日の3日間となり、途中の1日を飛ばして13日へ回す使い方はできません。

東京発3日旅のまとめ

秋の乗り放題パスで東京・横浜から四国へ行く旅は、安さだけを見るとかなり魅力があります。ただし、普通列車だけで高松まで向かうと、片道だけで13時間前後。往復すれば、3日間のかなりの部分を列車内で過ごします。

だからこそ、3日間で観光もしたいなら、高松・岡山までに目的地を絞るのが現実的です。1日目に高松へ入り、2日目に高松観光とマリンライナーでの瀬戸大橋越え、岡山観光を楽しみ、3日目に東京・横浜へ戻る。このくらいなら「普通列車の旅をした」という満足感と、「四国まで来た」という実感の両方を残せます。

  • 東京発は高松まで片道13時間前後を見込む
  • 1日目は高松到着を最優先にする
  • 2日目に高松と岡山を観光する
  • 3日目は朝から岡山を出て東へ戻る
  • 新幹線は特急券だけの追加では利用できない
  • 観光優先なら片道を別交通にする

秋の乗り放題パスは「どこまで行けるか」を競うきっぷではありません。3日間でどんな時間を過ごしたいかを決めて、その範囲で普通列車を楽しむほうが満足しやすいと思います。高松の夜、瀬戸大橋の景色、岡山での半日。全部を詰め込まず、この3つをゆっくり味わう旅もいいですよ。

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