こんにちは。Shikokuレールノート運営者の「よんてつ」です。
2026年10月16日、JR東海とJR西日本が、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金などを2027年に改定すると発表しました。東京や名古屋、新大阪などから岡山駅まで新幹線を利用し、そこから四国へ向かう旅行にも関係するニュースです。
例えば東京~岡山の「のぞみ」普通車指定席は、通常期の大人片道で17,770円から18,530円へ760円値上げされます。一方、新大阪~岡山の値上げ幅は160円です。出発地によって負担はかなり違います。
ただし、これは岡山までの新幹線に関する改定です。マリンライナーや特急「しおかぜ」「南風」の運賃・料金まで一律に760円上がるわけではありません。四国へ旅行するときの計算方法、2027年春の在来線特急の全席指定席化、予約で気を付けたい点まで、順を追って見ていきます。
- のぞみ・みずほの指定席料金は2027年7月1日購入分から改定
- 東京~岡山は760円増、新大阪~岡山は160円増
- 四国方面の列車まで今回一律に値上げされるわけではない
- しおかぜ・南風は別途2027年春に全席指定席化の予定
2027年のぞみ・みずほ値上げの概要
まずは「いつから」「どの座席が」値上げになるのかを確認しましょう。乗車日と購入日で基準が異なる点が重要です。

指定席は2027年7月1日購入分から
JR東海・JR西日本が発表したのは、東海道・山陽新幹線における「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金の改定です。普通車指定席のほか、グリーン車を利用する際に適用される指定席特急料金も対象となります。
適用は2027年7月1日(木)購入分から。これは「7月1日に乗車する列車から」という意味ではありません。前売り予約や変更の取り扱いは購入商品ごとに条件が異なるので、旅行日だけで判断せず、実際の発売額を予約画面で確認してください。
グリーン料金は12月15日乗車分から
普通車指定席より後に変更されるのがグリーン料金です。こちらは2027年12月15日(水)乗車分から、東海道・山陽新幹線のグリーン車料金が見直されます。「のぞみ」「みずほ」だけではなく、同区間の他の列車のグリーン車も対象です。
したがって、2027年後半にグリーン車を使う場合は、7月からの指定席特急料金の改定と、12月からのグリーン料金の改定という二つの変更を分けて考える必要があります。
普通車自由席の特急料金は据え置き
今回の公式発表では、「のぞみ」「みずほ」の普通車自由席に適用する特急料金は改定しないと明記されています。ただし、これは今回発表された新幹線の特急料金についての話。今後別の運賃改定が発表される可能性まで否定するものではありません。
また「のぞみ」は多客期に全席指定席で運行する期間があります。自由席料金が据え置かれることと、希望する日に自由席が利用できることは別です。
改定の詳細は、JR西日本・JR東海の2026年10月16日公式発表で確認できます。
岡山までの料金はいくら上がる?
四国へ向かう旅行者にとって、重要なのは岡山駅までの値上げ幅です。JRが公表した通常期の指定席特急料金の改定表から、主な出発駅を抜き出しました。

東京・名古屋・関西からの差額
| 利用区間 | 値上げ額(片道) | 往復した場合の増加額 |
|---|---|---|
| 東京~岡山 | +760円 | +1,520円 |
| 名古屋~岡山 | +330円 | +660円 |
| 京都~岡山 | +280円 | +560円 |
| 新大阪~岡山 | +160円 | +320円 |
| 新神戸~岡山 | +160円 | +320円 |
同じ「2027年のぞみ値上げ」でも、東京発と関西発では増える金額が違います。東京から岡山経由で四国へ往復すれば、新幹線部分だけで現行より1,520円増える計算です。反対に、新大阪から岡山へ往復するなら320円増です。
表の金額は一般の指定席特急料金の差額です。EXサービスの早特商品や、旅行会社のパッケージ商品などに、そのまま同じ増加額を当てはめられるとは限りません。
東京~岡山は17,770円から18,530円
公式資料には、普通乗車券と「のぞみ」普通車指定席特急券を合わせた通常期の発売額も掲載されています。東京~岡山は現行17,770円、改定後18,530円で、差額は760円です。
これは大人1人・片道の一般的な料金例であり、スマートEXなどのネット専用商品の発売額とは異なります。また繁忙期などは指定席特急料金に季節差があるため、実際に支払う金額は乗車日・商品・条件を基に確認します。
みずほも岡山発着で影響を受ける
「みずほ」は主に山陽・九州新幹線を直通する列車です。今回の改定は東海道・山陽新幹線区間の指定席特急料金に関するものなので、岡山から広島・博多方面に「みずほ」の指定席で移動するときも影響があります。
ただし、区間によって改定額は違います。東京~岡山の760円を、岡山~博多や新大阪~九州方面へ一律に加算するものではありません。特に九州新幹線をまたぐ予約では、乗車区間全体の発売額を確認しましょう。
岡山経由で四国へ行く総額への影響
続いて、新幹線の値上げが四国旅行の支払いにどう反映されるかを見ていきます。出発地が同じでも、岡山から先の列車や切符の買い方によって合計は変わります。

基本は新幹線と在来線の組み合わせ
東京・名古屋・新大阪などから鉄道で四国へ向かう場合、多くの方は山陽新幹線で岡山駅まで行き、そこからJR四国方面の在来線へ乗り継ぎます。岡山~高松なら快速マリンライナー、岡山~松山なら特急しおかぜ、岡山~高知なら特急南風が代表的です。
今回の発表で値上がりするのは、主にその岡山までの新幹線指定席特急料金。岡山から先の在来線運賃や特急料金を、同じ額だけ値上げするという発表ではありません。
四国行きの増額は原則岡山までの差額
例えば、2027年7月1日以降に東京から岡山まで「のぞみ」普通車指定席を通常料金で購入し、岡山から先を別途在来線で手配するとします。在来線側の発売額が現行から変わらないと仮定すれば、東京から高松・松山・高知のいずれへ行く場合も、新幹線分の値上げとして片道760円が加わる考え方になります。
新大阪発なら同じ考え方で片道160円増です。ただしこれは「在来線側の価格や商品条件が変わらない」場合の差額の見方であり、2027年時点の旅行全体の確定運賃を保証するものではありません。
通しの乗車券とEX購入では総額が違う
意外と見落としやすいのが、運賃の計算方法です。JRの通常のきっぷでは、条件により新幹線と在来線を通した乗車券として発売される場合があります。このとき、単純に「東京~岡山の総額」と「岡山~四国の総額」を足した金額とは一致しないことがあります。
一方、スマートEXなどで新幹線を購入し、岡山から先を別のきっぷで乗る場合は、区間を分けて計算する必要があります。スマートEXの商品には「都市内」「都区内」などの運賃制度が適用されない違いもあるため、合計金額で比較するのが大切です。
なお、公式資料にある東京~岡山18,530円という例は、岡山から高松・松山・高知までの運賃を含んだ価格ではありません。
岡山から四国各地への乗り継ぎ方
四国の目的地によって乗り継ぐ列車が違います。新幹線の増額だけでなく、在来線の座席予約や乗り換え時間も一緒に確認しておくと安心です。
高松へは快速マリンライナー

岡山~高松は瀬戸大橋線の快速マリンライナーが便利です。2026年10月時点の普通車自由席は大人片道1,660円で、特別な座席料金はかかりません。座って移動したければ、普通車指定席やグリーン車も選べます。
マリンライナーの普通車自由席は、今回発表された「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金改定とは無関係です。つまり、東京から新幹線で岡山へ来てマリンライナー自由席に乗り換える場合は、新幹線部分と在来線部分を区別して考えます。
マリンライナーの指定席・グリーン料金と予約方法は、高松~岡山のマリンライナー予約・料金ガイドでも詳しく解説しています。
松山へは特急しおかぜ

岡山から松山まで直通する特急が「しおかぜ」です。岡山~松山は移動時間が長いため、自由席・指定席の違いだけでなく、使える割引きっぷまで比較すると総額が大きく変わることがあります。
2026年10月時点では、e5489で「トク割WEBきっぷ」などの設定があり、通常のきっぷと価格を比較できます。ただし、これらの割引商品が2027年の旅行日にも同じ発売額・同じ条件で使えるとは限りません。
もう一つ重要なのが、特急しおかぜは2027年春から岡山~松山間で全席指定席となる予定だという点です。新幹線の自由席が今回の料金改定対象外であっても、しおかぜの自由席がそのまま残るという意味ではありません。
詳しい買い方や最新の割引商品は、特急しおかぜの予約方法と割引料金を参考にしてください。
高知へは特急南風
岡山から高知へは特急「南風」が直通します。2026年10月時点で、岡山~高知の通常期の普通車指定席は大人片道6,470円です。また、条件に合えばe5489専用の割引商品を利用できる場合があります。
ただし南風も2027年春から全席指定席になる予定です。これまで自由席を使っていた方は、2027年の旅行では予約の前提が変わる点に気を付けてください。
南風の料金、当日予約、トク割WEBきっぷの条件については、特急南風の予約方法・料金ガイドにまとめています。
徳島へは高松経由などのルート
岡山から徳島方面へ鉄道で向かう場合、高松駅までマリンライナーで移動し、そこから特急うずしおなどに乗り継ぐルートが候補になります。列車によっては接続時間が長くなるため、岡山駅での新幹線乗り換えに加えて、高松駅での接続も確認しましょう。
大阪・神戸方面から徳島へ向かう場合には、淡路島経由の高速バスも比較対象です。鉄道で岡山を経由するのが必ず最短・最安というわけではありません。旅の出発地と荷物、目的地に合わせて選ぶのがよいと思います。
2027年の予約で注意したいこと
ここからは実際のきっぷ購入に関する注意点です。新幹線と四国の特急では、予約サービスもチケットレスの範囲も異なります。
スマートEXなども価格改定
2026年10月16日の発表では、エクスプレス予約、スマートEX、LINEからEXについても、主要な商品を同額改定する方針が示されています。2027年7月1日購入分から「のぞみ」「みずほ」利用時の発売額が変わり、グリーン車商品は12月15日乗車分からの変更があります。
ただし、EX早特などの割引商品は詳細が決まり次第案内されるとされています。現時点の割引価格に760円や160円を足して「2027年の確定料金」とするのは避けましょう。
新幹線と四国特急は予約を分けて確認

新幹線をスマートEXで購入しても、その予約だけで岡山~松山・高知の特急指定席が確保されるわけではありません。四国側はe5489などで予約できる商品があるので、往路・復路それぞれの列車と座席を確認します。
また、e5489で申し込んだ商品でも、チケットレスでそのまま乗れるものと、出発前に紙のきっぷを発券する必要があるものがあります。岡山駅に着いてから受け取ればよいと思い込まず、受取可能な駅と営業時間も旅行前に確かめてください。
しおかぜ・南風は2027年春から全席指定席

JR四国とJR西日本は2026年3月19日、岡山~松山の「しおかぜ」と岡山~高知の「南風」を2027年春から全席指定席化すると発表しました。実施日は別途案内される予定で、2026年10月26日時点では春のどの日からかという具体的な実施日をここでは確定できません。
しおかぜに併結する特急「いしづち」には、自由席設定を継続するとの案内もあります。列車名・乗車区間・座席種別を分けて確認することが大切です。新幹線の「普通車自由席は料金据え置き」という情報と混同しないようにしてください。
対象列車と実施時期の詳細は、JR四国・JR西日本の全席指定席化に関する公式発表をご覧ください。
新幹線の値上げを抑えるには
値上げを理由に四国旅行そのものを諦める必要はありません。列車の選び方と購入方法によって、総額が変わる余地はあります。
ひかり・こだまも比較する
今回の指定席特急料金改定の対象は「のぞみ」「みずほ」です。したがって、目的地や時間帯によっては「ひかり」「こだま」の普通車指定席を組み合わせた方が、料金差を抑えられる場合があります。
ただし、岡山までの所要時間や乗り換え回数が変わり、列車間の接続も重要になります。旅程を大きく変えてまで数百円を節約するのが得かどうかは、旅行の目的と使える時間次第です。
EX早特・e5489の発売額を確認
旅行日が決まっているなら、まずEXサービスの割引商品や在来線のe5489専用商品を検索してみましょう。ただし、EX早特の2027年改定後価格は商品別の案内を確認する必要があります。「早特なら必ず以前と同じ価格で買える」と思い込まないことが大切です。
また、割引商品には発売期限、列車の変更条件、払い戻し条件、きっぷの受け取り条件などがあります。価格だけを比べず、予定が変更になる可能性も合わせて判断したいところです。
宿泊を伴うなら総旅行費で比較
一泊二日以上なら、列車代の値上げ幅だけでなく、ホテル代や現地の移動費まで含めて比較してみましょう。宿泊料金の違いで、新幹線の値上げ額を上回る差が出ることもあります。
宿泊施設の表示料金は利用日や人数によって変わります。予約サイトの価格と、列車の予約画面に出る最新の発売額を合わせて比べてください。
出発前に確認するチェックポイント
2027年は新幹線の料金改定だけでなく、四国側の特急の座席制度も変わる予定です。予約が確定する前に、次の内容を確認してください。
- 乗車日だけでなく、新幹線のきっぷの購入日も確認する
- 新幹線と岡山から先の在来線の合計料金で比較する
- スマートEXとe5489では商品・受け取り方法が違う点を確認する
- 2027年春以降のしおかぜ・南風は指定席を確保する
- 割引商品は発売期限と変更・払い戻し条件まで確認する
私はこのような旅行なら、まず岡山までの新幹線を検索し、次に岡山から四国方面への接続列車と割引きっぷを調べます。そのうえで全体の合計を比べる方法が、料金の見落としを減らしやすいと考えています。
のぞみ・みずほ値上げのFAQ
最後に、岡山経由で四国へ向かう方から特に出てきそうな疑問をまとめます。
まとめ|四国旅行は岡山までの差額に注目
2027年の新幹線料金改定では、「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金が見直されます。東京~岡山なら通常期の大人片道で760円、新大阪~岡山なら160円の増額です。岡山から先のマリンライナーや在来線特急まで、一律に同じ金額が値上げされるわけではありません。
また、2027年春には「しおかぜ」「南風」の全席指定席化も予定されています。これらは新幹線料金改定とは別のニュースですが、岡山で乗り継いで四国へ行く方にとっては、むしろ予約方法に直接関係する変更です。
旅行日が決まったら、新幹線の購入日・座席種別・岡山から先の指定席予約・割引商品の条件を順番に確認し、総額で比較してください。新しい料金でも、列車の選び方と旅程の組み方次第で納得できる四国旅行にできるはずです。

