こんにちは。Shikokuレールノート運営者の「よんてつ」です。
高松・松山・高知・徳島を高速バスで周遊するなら、四国内の高速バスに繰り返し乗れる「四国ハイウェイバスフリーパス」が候補になります。2日券・3日券・5日券があり、2026年10月現在も発売が継続されています。
ただし、名前の印象だけで購入すると失敗しかねません。高速バスが何でも乗り放題になるわけではなく、対象は決められた7路線です。また購入したフリーパスとは別に、乗る便の座席予約が必要という大切な条件があります。
今回は運行会社と専用販売サイトの発表をもとに、料金、有効期間、対象路線、WEBでの購入・予約方法、どの券種がお得になりやすいかを解説します。購入期限の案内には公式サイト間で相違もあるので、その点も確認しましょう。
- 2日券10,000円・3日券11,000円・5日券12,000円の違い
- 高松・松山・高知・徳島を結ぶ対象高速バス7路線
- 専用WEBサイトでの購入方法と0円で座席予約する手順
- 買う前に確認したい利用日・払い戻し・満席時の注意点
四国ハイウェイバスフリーパスの料金
まず知っておきたいのは、金額だけでなく「何日間のうち何日乗れるか」という違いです。すべて大人用で、対象となる利用日は乗車回数に制限がありません。

| 種類 | 販売価格 | 利用できる日 | 有効期間の考え方 |
|---|---|---|---|
| 2day | 10,000円 | 連続する2日間 | 2日間すべて利用日 |
| 3day | 11,000円 | 5日間のうち3日 | 連続5日間の枠内で3日を選ぶ |
| 5day | 12,000円 | 7日間のうち5日 | 連続7日間の枠内で5日を選ぶ |
2日券は連続2日間で使う
2dayフリーパスは10,000円。使用開始日から続く2日間に、対象の高速バスを利用できます。例えば土曜日に高松から松山へ向かい、日曜日に松山から高知を経由して別の都市へ移動するような短期の周遊に適しています。
土曜日だけ乗車して次の月曜日に残り1日を使うということはできません。「週末旅行で移動が集中する2日間」に使いやすい券種です。
3日券は5日間の中から3日を選べる
3dayフリーパスは11,000円。2日券に1,000円を足すだけですが、連続5日間のうち3日を利用日に設定できるのが特徴です。毎日バスに乗らず、都市ごとに観光する日を挟む旅程に合います。
例えば初日に高松から松山へ移動し、2日目は松山に滞在。3日目に高知へ向かい、4日目は高知観光、5日目に徳島へ移動するという組み方ができます。利用日として選ぶのは1日目・3日目・5日目の3日間です。
5日券は7日間のうち5日を使える
5dayフリーパスは12,000円。3日券からさらに1,000円追加するだけで、7日間の枠内に5日間の利用日を設定できます。四国4県を一度に巡る長期旅行や、都市間を何度も移動する旅行で魅力が出てきます。
ただし「5日券だから7日間ずっと乗り放題」ではありません。7日間のうち実際に高速バスを使えるのは設定した5日です。利用しない日までバス乗車可能になるわけではないので、購入前に日程を並べてみましょう。
有効期限と販売終了日の確認
フリーパスの有効期間は、2027年3月31日(水)までと案内されています。旅行が年度末に近い場合は、使いたい日数を最後まで確保できるか確かめる必要があります。
ここで注意したいのが発売終了日です。専用販売サイトでは2日券が2027年3月30日、3日券が3月27日、5日券が3月25日までと表示されています。一方、2026年3月25日付の四国高速バスとジェイアール四国バスの告知では、2日券3月30日、3日券3月29日、5日券3月27日と案内されています。
3日券・5日券について公式案内同士で日付が一致しません。この記事では差異を隠さずに記載し、最終的には実際に購入するフリーパス専用販売サイトに表示される販売可否と利用日を確認することをおすすめします。
乗り放題の対象路線は7路線
対象は、四国内の県庁所在地を中心に結ぶ都市間高速バス7路線です。「四国の高速バスなら何でも使える」という商品ではありません。列車・路線バス・本州連絡便とは区別して確認しましょう。

| 対象区間 | 路線名 | 主な運行会社 |
|---|---|---|
| 高松~松山 | 坊っちゃんエクスプレス | 四国高速バス・伊予鉄バス・ジェイアール四国バス |
| 松山~徳島 | 吉野川エクスプレス | 伊予鉄バス・徳島バス・ジェイアール四国バス |
| 松山~高知 | ホエールエクスプレス | 伊予鉄バス・とさでん交通 |
| 松山~高知 | なんごくエクスプレス | ジェイアール四国バス |
| 高松~高知 | 黒潮エクスプレス | 四国高速バス・とさでん交通・ジェイアール四国バス |
| 高松~徳島 | 高徳エクスプレス | 四国高速バス・大川バス・徳島バス |
| 高知~徳島 | 高知徳島エクスプレス | とさでん交通・徳島バス・ジェイアール四国バス |

松山~高知には2つの対象路線がある
7路線なのに都市間の組み合わせが6区間に見えるのは、松山~高知をホエールエクスプレスとなんごくエクスプレスの両方が走っているためです。運行会社、時刻、経由地、停車するバス停が異なる場合があるので、同じ区間でも乗りたい便を選べます。
松山~高知の移動そのものを詳しく知りたい方には、当サイトの松山駅から高知駅への行き方|高速バスとJRの料金・時間比較も参考になると思います。
大阪・神戸方面の高速バスは対象外
このフリーパスは四国島内を対象とする商品です。四国から大阪・神戸・京都・東京へ向かう本州連絡高速バスや、四国内の一般路線バスまで同じきっぷで乗り放題になるものではありません。
また、市街地のホテルから高速バス乗り場まで乗る路面電車、一般路線バス、JRの普通列車などの交通費も別途かかります。フリーパスの対象路線に限って予算を計算し、現地で必要な交通費は分けて準備しましょう。
乗るバス停は都市名だけで判断しない
例えば「松山」はJR松山駅、松山市駅、大街道など複数の停留所が候補になる場合があります。高松も高松駅高速バスターミナルだけでなく、便によって停留所が異なります。予約の際は「どの駅の、どのバス停か」まで確認してください。
高松駅で列車から高速バスへ乗り継ぐ方は、当サイトの高松駅での乗り換えガイドも役立ちます。
2・3・5日券はどれを選ぶ?
金額差は最大でも2,000円なので、券種選びは少し悩ましいところです。「旅行が何泊か」ではなく、高速バスに実際に乗車する日が何日あるかを数えると、判断しやすくなります。

1泊2日で3区間以上移動するなら2日券
連続する2日間で何度も対象バスに乗る場合、2日券が候補です。たとえば初日に高松→松山→高知、翌日に高知→徳島と移動するような、移動を集中的に楽しむ旅行です。ただし、1日で複数区間を回れるかはダイヤと接続に左右されます。
一方、同じ都市間を単純往復するだけでは、10,000円のフリーパスより通常の往復乗車券が安いこともあります。購入前に、区間ごとの普通運賃・割引運賃の合計と比べましょう。
観光日を挟むなら3日券
5日間ほどの旅行で、都市間を動く日を3日に絞れる場合は3日券が使いやすいでしょう。高松→松山、松山→高知、高知→徳島の3移動を別々の日に設定し、その間に観光日や温泉宿泊を挟むイメージです。
ただし3回乗れば必ず11,000円より安くなるわけではありません。路線ごとの普通運賃を3区間分合計し、それが11,000円を超えるかを確認してください。
四国全県を巡りたいなら5日券
四国4県をゆっくり巡るなら5日券が有力です。途中で気になる街に1日滞在し、移動日を分散できるため、乗り継ぎを詰め込みすぎずに済みます。
5日券は3日券との価格差が1,000円しかありませんが、7日間すべてをバス乗車日にはできません。また、高速バスは鉄道のように数分おきに走るわけではありません。観光地からの帰りが遅くなる場合は、最終便や停留所から宿までの移動にも気を付けましょう。
専用WEBサイトでの購入方法
四国ハイウェイバスフリーパスは、WEB限定のモバイルチケットです。通常の高速バス窓口でフリーパスを購入する商品ではありません。公式案内では、会員登録とクレジットカードによる決済が案内されています。

券種選択から購入完了まで
- 四国ハイウェイバスフリーパス専用サイトを開き、会員登録またはログインする
- 2day・3day・5dayから利用日程に合う券種を選ぶ
- 使用開始日と利用条件を確認する
- クレジットカード情報を入力して決済する
- マイページの「チケット」から購入したフリーパスを確認する
購入前に利用したい便が運行しているかを調べ、交通費が本当にお得になるかを比較することをおすすめします。先にフリーパスだけ購入すると、その後で希望日の便が満席だったり、日程変更が必要になったりしても、原則として払い戻しできません。
四国ハイウェイバスフリーパス公式サイトで料金・購入条件を確認する →
購入後の座席予約と使い方
一番の注意点は、フリーパスの購入だけでは乗るバスの座席を確保できないことです。対象の7路線は全路線座席予約制なので、乗車する便を専用WEBサイトで指定してください。

持っているパスを使って0円で予約する
マイページの「チケット」から購入済みフリーパスを開いたら、乗車券の販売ページへ移動します。希望する路線、乗車日、便、乗降停留所、座席を選び、申込内容を確認しましょう。
決済方法の選択画面では「お手持ちのチケットで引き換える」を選びます。フリーパスが適用されると支払金額が0円になるので、内容を確認して予約を確定します。ここまで終わって初めて、その便の座席が押さえられます。
予約後は「チケット」タブに乗車券が表示されます。乗りたい便・時刻・バス停・座席が合っているか、出発前に見直しておくと安心です。
予約変更・取消は始発駅出発の1時間前まで
公式の専用サイトでは、予約便の変更・取り消しはそのバスの始発駅出発時刻の1時間前までと案内されています。自分が途中停留所から乗る場合、その停留所の出発1時間前と同じではないので注意が必要です。
旅先で観光時間が伸び、予定したバスに乗れなくなりそうなときは、早めにマイページを開いて変更可能か確認しましょう。
締切後でも空席があれば乗れる場合がある
「予約なしで利用できる」という説明を見かけることもありますが、基本は全路線座席予約制です。ただし専用サイトには、予約締切後でも空席がある場合に限って乗車できる手順が案内されています。これを通常の座席予約と混同しないことが大切です。
予約締切後の乗車では、事前に乗務員へ乗車可能か確認したうえで、フリーパス券面の「利用開始」「改札」などの操作を行い、目視確認用の表示を提示します。満席のときは乗れません。さらに、改札ボタンを押した日は利用日数に数えられ、操作後1時間は次の改札操作ができない制限もあります。
旅程の中心となる便は、できる限り先に座席を予約しておくのが確実です。
購入前に知りたい注意点
払い戻しの制限や大人用のみという条件は、予約のしやすさ以上に重要かもしれません。利用予定を組んでから購入してください。

子ども用のフリーパスは発売されていない
販売されているのは大人用のみで、子ども用は設定されていません。家族で乗る場合は、子どもの乗車券を各路線の通常の商品で購入する必要があるか、予約前に確認してください。大人のパスを子どもに流用することもできません。
利用開始前の払戻しは購入後2日以内が条件
専用サイトによると、購入後の払い戻しは原則できません。ただし利用開始前で、購入日を含む2日間以内なら、専用WEBサイトから無手数料で払い戻しができる例外があります。
利用を開始した後は、予約していた一部の便が運休した場合や、全路線で運休が発生した場合も、払い戻しや使用期間延長の対象にならないと案内されています。天候や交通規制の影響を受けやすい時期には、特に慎重に旅程を組みたいところです。
券面表示できるスマートフォンが必要
モバイルチケットはスマートフォンの画面から表示する方式です。移動中にバッテリーが切れたり、ログイン情報が分からなくなったりしないように備えておきましょう。あらかじめ登録メールアドレス、パスワード、購入したチケットが表示できるかを確認すると安心です。
満席・運休・道路渋滞への備え
対象路線に何度でも乗れるといっても、希望する便の空席が確保されるとは限りません。特に利用日を3日や5日だけに指定するタイプでは、乗れなかった分を好きな日に繰り越せると考えない方が安全です。
また、都市間高速バスは道路状況に左右されます。飛行機、フェリー、観光列車など時刻が決まっている移動へ乗り継ぐ場合は、余裕を持った行程にしてください。
通常運賃と比べて本当にお得?
結局、フリーパスを買う価値があるかどうかは、「何日旅行するか」よりも対象区間の高速バスへ何回乗り、その通常運賃の合計がいくらになるかで判断できます。
元を取る目安は各券種の販売価格
例えば2日券10,000円なら、乗る予定の高速バスの通常運賃や利用可能な割引乗車券の合計が10,000円より高いときに、価格面で有利になります。3日券は11,000円、5日券は12,000円が比較基準です。
| 券種 | 比較する金額 | おすすめの検討対象 |
|---|---|---|
| 2日券 | 2日間の移動費合計が10,000円を超えるか | 短期間に複数区間を移動する旅 |
| 3日券 | 利用3日間の移動費合計が11,000円を超えるか | 観光日を挟む3回以上の移動 |
| 5日券 | 利用5日間の移動費合計が12,000円を超えるか | 四国4県を巡る中長期の旅行 |
単純に高松~徳島の往復だけ、あるいは松山~高知の往復だけといった旅行では、通常運賃や往復割引で手配した方が安くなる可能性があります。フリーパスだから必ず得だと決めつけず、実際に乗車する便を先に組むのがコツです。
JR四国のフリーきっぷとも比較したい
高速バス中心で四国の主要都市を巡るなら、このフリーパスは使いやすい商品です。ただ、都市と都市の間にある駅や観光地へ途中下車したいときは、JRのフリーきっぷが向く場合もあります。
JRのフリーきっぷは商品ごとに利用対象・座席・有効期間が違います。高速バスフリーパスでJR線は利用できないので、バスと鉄道のそれぞれで行きたい場所に停まるかを確認してください。
泊まりながら巡る四国バス旅行
3日券・5日券は、移動しない日に街歩きや観光を楽しむ予定と相性がよい商品です。高松、松山、高知、徳島を巡るなら、到着後の移動が簡単なバスターミナル周辺や市街地のホテルを中心に検討すると無理のない行程になります。
四国ハイウェイバスフリーパスのFAQ
予約や有効日数について、最後に迷いやすいポイントをまとめます。
まとめ|予約する便を決めてから買おう
四国ハイウェイバスフリーパス2026は、大人2日券10,000円・3日券11,000円・5日券12,000円。四国内の主要4都市を結ぶ7路線を、指定した利用日に繰り返し使える便利なモバイルチケットです。
ただし、2日券は連続2日、3日券は5日間のうち3日、5日券は7日間のうち5日という違いがあります。さらに、乗り放題でも各便の座席予約は原則必要です。
利用開始後の払い戻しはできないため、まず対象路線の時刻表と通常運賃を調べ、日程と料金が合うと分かってから購入するのがよいと思います。2027年3月末に利用する場合は、専用販売サイトと運行会社の告知で発売終了日に違いがある点にも気を付けてください。
最新の空席・購入条件は、四国ハイウェイバスフリーパス公式サイトで確認してください。

